『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 始動編 | 手当たり次第の本棚
2007-01-15 21:57:37

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』 始動編

テーマ:日本SF・ファンタジイ


ガンダム。
それも、特に、最初の、無印の、いわゆるファースト・ガンダム。
これは、日本のアニメ史上、記念碑的な作品であるのは、間違いないと思う。

第一次アニメブームを創り出したのが「宇宙戦艦ヤマト」であるなら、第二次アニメブームに火を付け、かつ、その層をとことん分厚くしたのが、ガンダムだからだ。
しかも、ガンダムは、それ以前のアニメーション作品と、ひと味もふた味も違った。
たとえば、作品が狙った対象年齢層が、上がっている。
従来の、大型で強力なタイプの、カスタムメイドのロボットではなく、兵器として量産されているロボットが登場する。
世界征服を狙う悪の秘密組織と正義の味方が戦うのではなく、互いの欲や野望にまみれた、ふたつの陣営が「戦争」を行う。
主人公は、使命感にその血を燃やしているわけではなく、戦いから逃避したりもする。

それは、従来のテレビアニメの枠から大きく逸脱し、より「リアルな」世界を描き出してくれた。
また、その衝撃ゆえに、当時の子供~青年の心に強く焼き付けられ、20年以上にわたり、熱烈に支持されてきたわけだ。

実際、つい先日ファンの間で話題になったガンダムポッキー。
これ、ポッキーにガンプラがついていて、かつそのガンプラが、ビームサーベルがわりにポッキーを持てるパーツもついているという代物だったのだが、私の周辺では、主人公が搭乗するガンダムより、敵役のシャアが搭乗するシャア専用ザク、そしてシャア専用ザクより、まったく普通の、名もないザクが、人気だったのだ!(そしてそれが一番品薄だった)。

ザクというのは「雑魚」から命名されたなんて話があり、実際、物語の中でも、雑魚キャラ扱いだ。
戦争で言えば文字通り、歩兵。
チェスでいうところの、ポーン。
おそらく、最も量産され、戦場で広く使われたモビルスーツと思われる。

しかし、それは、見方を変えれば、名機だという事にもなるのだろうな。

実際、物語の冒頭で搭乗するザクは、実にかっこいいのだ。


安彦 良和, 矢立 肇, 富野 由悠季
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (1) カドカワコミックA
機動戦士ガンダム THE ORIGIN (2) カドカワコミックA

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