その6「和楽器職人による箏・三絃・尺八の話」 | 箏の波 Kotonoha

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箏の波です。

 

埼玉県三曲協会さまの研修会レポート、つづきですキラキラ

 

三味線の皮のお話しです。

メインは犬と猫。

皮は、中国、台湾、ラオスから輸入されています。

現地でなめすと輸入品、国内でなめすと国産、と呼ばれるそうです。

なので、「国産の皮です」と言われても、日本の犬猫ではないとのことです。

へ~。

 

猫はお腹の皮なので、背開き汗

犬は脇から背中の皮なので、腹開き汗

最近は、丈夫なカンガルーの皮も登場しています。

こちらは大きい動物なので、1頭で13枚取れるとのこと。

スタッフさんのお背中をお借りして、首下と、肩と背中と腰と、と13枚の取り方をご紹介いただきました。

 

この皮を胴に張ります。

棹は紅木でしたが、胴はカリン。

高級三味線の場合は、内側にお箏同じ綾杉彫りが掘られていますビックリマーク

 

お箏の綾杉彫りは裏の穴からチラ見できて、「ふふん」と、ステイタスを味わえますが、三味線の場合は、皮を張ってしまうと完全に見えません。

貴族の楽器ではなく、江戸っ子の楽器だなあ、と思いました。

 

三味線、お写真がなくてスミマセン。

レポートはまだまだ続きますウシシ

 

 

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