本日は重陽の節句です。

 

少し長くなりますが、

重陽の節句には

たくさんの素敵な意味がありますので

最後まで読んでいただけたら幸せです。

 

数字には陰数と陽数があるのをご存知でしょうか?

奇数は陽数

偶数は陰数です。

「陰陽の道」と書いて「あめのみち」とも読みます。

 

今日は一年の中で、一の位の中で最高の数字九が重なる日

九月九日、重陽の節句です。

ひぃ、ふぅ、みぃ、よ、、、、、と読んでいくと

九という文字は「ココノ」と発音します。

九は「ココノ」、そして十は「ナリ」です。

 

ココノ節句、九九の節句=重陽です。

(なんかダジャレのようですね 笑)

重陽は菊の節句でもあります。

 

菊という花は

「ここ」「きく」「ここな」「ここなし」などと

表記もされることがあります。

「きくり姫」または「ここり姫」という名前を

聞いたことがあるでしょうか?

日本書紀にも登場する女神様です。

(このお話は長くなるのでまたいずれ(笑))

 

九という数字は人間の命にも通じる大切な数字

呼吸数、体温、脈数、血圧など、

九の倍数の数字が人間の体の基本を創っています。

 

ホツマツタエという

古事記より古い時代を描いた書物の中に

宇宙に最初に姿をあらわした

「アメノミオヤ」という神様と

「ト・ホ・カ・ミ・エ・ヒ・タ・メ(一字でひと柱の神様)」という

合わせて九柱の神様が出てきます。

九柱の神様は

「天常立神(あまのとこたち)」と呼ばれ、

宇宙の中心軸であり、

万物の源、日本の心の柱として大切に敬われていた神々です。

しかも「ホツマツタエ」では

単なる神話ではなく、

実在した人物として描かれています。

ですから「九」という数字は神様の意味も含んでいるのです。

奥が深いですね。

 

重陽の節句は中国から伝わった慣習だと言う説もありますが

私は縄文の時代から日本古来の風習だと信じています。

 

様々な意味を知り、

天皇家の家紋が「菊」であることも鑑みて

私達の先人が祈りを込めて語り

伝えてくれたのだと感じるのです。

 

物語には書く人の祈りや想いが込められています。

 

ものがたり…

「もの」という音は霊性という意味がありますね。

「もののけ」の「もの」です。

遠い遠い私達の祖先が

後の世にも幸あれと

魂を込めて伝え残してくれたお話

それも「もの かたり」です。

 

何が真実なのかは誰にもわかりません。

沢山の説があっていいのだと思っています。

 

自分自身がどう考え、何を選択し、どう生きるか

それが大切なのだと思いませんか。

 

ホツマツタエの15綾に

『菊 日月の 霊種ゆえ 食えば目の玉 明らかに 合ひ求むなり 

陽陰の道 為す人 神に 合ひ求む 故に菊 愛つむ これかな』

と書いてあります。

 

少し難しいですが

日月(ひつき)というのは

陰陽であり、天地であり、魂魄であり、かみ(神)でもあります。

 

菊を食すると目がはっきり見えるようになり、

万物に寄り添っていけるようになる。

陰陽の道を為す人は、

神様に寄り添って生きることが出来る。

だから菊を愛でて心を合わせ

神と心を合わせて生きていきましょう。

そんな意味だと思います。

 

菊は香りの強い花

朽ちた後も芳香を放ちます。

自らの生命(いのち)を全うした後にも心地よい香りを残していく。

花として生命を受けて咲き

朽ちるまで真っすぐに生命を大切にし

天寿を全うしたからこそ

香りを残すことが出来るのだという教えが含まれています。

魂が抜けても芳香を残すということは

美しく生きた証でもありますね。

 

これが重陽と菊に重ねた「やまと人」としての生き方です。

「菊のご紋」の意味の一端がここに表れているように感じませんか?

何気なく使っていた「九」という数字

ただ物ではありません。(笑)

 

重陽の節句、いかがでしょうか?

やまとの民として、

菊を愛で

本日は菊を浮かべた菊酒で

先人に想いを馳せつつ一献。

 

私達もまた

次世代へと

語り継いでいきたい大切な慣習です。