「茶の味」

アクの強いキャラ、斬新な映像、独特なユーモアを交えた作品。

石井克人監督が「鮫肌男と桃尻女」でみせてくれたようなスピード感はないが、

ホノボノとした優しい気持ちにさせてくれる。

万人ウケするタイプではないと思いますが、私的にはツボです。


田舎の小さな町に住む春野一家、

家族それぞれモヤモヤした気持ちを抱えている。

ときどき自分の巨大な分身を見る長女・幸子(坂野真弥)、

転校生のアオイ(土屋アンナ)に片想い中の長男・一(佐藤貴広)、

アニメーター復帰を目指す母(手塚理美)、その弟(浅野忠信)、

催眠療法士の父(三浦友和)、祖父(我修院達也)をメインに、

平凡な日常と妄想が描かれている。

幸子を演じる坂野真弥の表情がカワイイ。

 

最初は、小ネタが多く、ショートコント集かと思ったが、

観終わると、これは新しいタイプのホームドラマなんだと確信した。

爆笑系ではなく、クスッと笑わせてくれるながら、

祖父が残してくれた画を四人で眺めるシーンはウルッとくる。

 

143分の上映時間はちっょと長いが、

本作の世界観に浸れれば、心地よい時間を過ごせます。


レントラックジャパン
茶の味 グッドテイスト・エディション
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鮫肌男と桃尻女