うずまき | 紅い実と小鳥

紅い実と小鳥

浮かんだ思考を 言の葉で。

白い線が絶望的な群で迫る

逃げる先を知っていた筈なのに恐怖で地面に足がはりついたように動けない


逃げなくちゃどうなるかわかっているから逃げなくちゃ

白い線がそこまできた

間際でわたしは醒めたけど
あそこへはんぶん置き去りのわたしたちは
線に呑まれて粉々になったのだろうか
それを思うと心が重い