「わからない」って言ってくれますか? ※続き
【 質問力は、才能じゃない。あなたが育てられる力。】
私は中学受験を終えた今、「質問する力こそ、生きる力だ」と実感しています。

わからないときに、誰かに聞ける。
納得するまで、自分の疑問に向き合える。
——これは、生まれつきの資質ではなく、
家庭で育てられる環境の力だと思うのです。
そして、その環境をつくれるのは、
お母さん、あなたなんです。
【「聞いていいんだよ」と伝える】

質問力は、技術ではありません。
それは、
「聞いても怒られない」
「聞くことは恥ずかしくない」
そういう空気の中で、自然と育っていくものだと思っています。
だから私は、当時こんな言葉を意識するようになりました。
(できない時も、ありましたよ(笑))
⭕ 「それ、よく気づいたね」
→ 子どもの疑問を、"才能"として認める
⭕ 「聞いてくれてありがとう。ママもうれしいよ」
→ 質問してくれたこと自体を、喜ぶ
子どもが"わからない"と言った瞬間に、
その声を肯定する一言を届けられるように。
※これはあくまで私の場合のやり方です。
お子さんの性格やご家庭のコミュニケーションスタイルによって、
ベストな声かけは違うと思います。
【 あなたがつくった"安心の空気"は
子どもの一生の財産になる】
子どもたちは、学校でも塾でも、
"正しく答えること"を求められる場にいます。

だからこそ、家だけは、
・間違えてもいい
・わからなくてもいい
・聞き直してもいい
——そんな空気が流れる場所であってほしいと思うのです。
そして、その空気をつくれるのは、
あなたしかいません。

もしかしたら、
「私、ちゃんとできてるかな?」
「こんなんで、大丈夫かな?」
って不安になることもあるかもしれません。
でも、あなたがそうやって悩んでいること自体が、
あなたがいい母親である証拠だと私は思います。
だって、本当に無関心な親は、悩まないから。(私の感想です)
【最後に】
「わからない」が言える子は、
その先で「わかりたい」「学びたい」を育てていけると
思っています。
ママだって人間ですから、感情があります。
喜怒哀楽があって当然です。

あなたは、よくやっています。
あなたの感覚は、間違っていません。
あなたが大切にしてきたこと、ちゃんと子どもに届いています。
まずは、あなたがつくる空気から。
その一言が、子どもにとっての"安心の合図"になります。
そしてそれはあなたが毎日、小さな積み重ねで育ててきたものなんです。
大丈夫。自信を持ってくださいね。
※この記事の内容は、私個人の体験や考えに基づいています。
子育てのやり方は、それぞれのご家庭やお子さんの状況によって異なります。
ひとつの参考として、読んでいただけたら嬉しいです。
今日も、あなたの子育てを応援しています。