卒業~始まり~

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卒業式。
2年前の娘の卒業式を思い出す。
 
大きくなった
成長した
 
そんな思いもありながら、
 
どうしてこうなった
 
がこの後に待ち受けることになるとは思うことなく、娘の晴れの姿が嬉しくて、自慢で、この娘の気持ちなんて何も考えてない、親のエゴでエゴ目線で子供を見てたのを思い出す。
 
2016年5月
中学生になった娘が、小学校4年生からやり始めた自傷行為。
その行為に拍車がかかったように毎日傷だらけになっていく腕。
気づいたら足にまで及び、それでも(うちの子は大丈夫)とたかを括っていた。
 
6月に入り、娘の口から「精神病院に行きたい」という言葉が出てきて、単なる興味本意なんだと思ってた。
 
相手にしない日々と毎日忙しさにかまけて、3歳から料理が好きで何でも出来る娘に甘えて自分の出来ることをやらせ、そのくせ、自由にする事を【守ってる】という名目で奪い、親の監視下の下に置き言いたいことを言いのけ、娘の変化から目を背けていた。
 
そのうち感情の乱れが如実に出てきて、狂っているのかと思うような行動と言動が多くなり、泣きながら病院に行きたいと訴えだし、それでも面倒くさい自分がいて、子供のくせに大人を動かそう使おうとする気持ちが鬱陶しく、生意気な子供だとバカにして、罵声を浴びせる日々が続いた。
 
そのうち、毎日泣いていた子が毎日笑い、一見楽しそうに見えるが目がイッてる。
 
家では、
 
何も無いのに今の中をクルクル回転しながら笑い、その姿に脅威を覚える。
 
ここまできてやっと「病院行こうか?」と声をかける。
 
病院というキーワードでスイッチが入ったのか、満面の笑みで「うん!」と答える娘を連れて病院へ。
正直、狂ってるとしか見えなかった。
 
病院に出向き、今の世の中の現実を知る。
 
自傷行為や精神的に病んでる子が多い。
行くところ行くところで拒まれる。
 
「思春期外来のある病院に行ってください」
「うちでは自傷行為は受け付けてません」
「親御さんから見ておかしくないなら、まずは内科へ」
「見た目で判断して適当に病院を選ぶよりも、学校のカウセリングを受けて、そこで精神科が必要と判断されたら来てください」
 
どこに行けばいいかわからない。
てか、どうやったら適当な病院に行けるのか。
 
行くところ行くところで見る、親に連れられて傍らで不安そうに座っている子供たち。
 
ここでやっと、うちの子にも有り得る姿を目の当たりにした。
 
ある病院で、そこは満員で受け入れが不可能ということで紹介された病院に電話。
でも、そこもいっぱいで診察は一ヶ月後ということ。
自傷行為の件も言ったが、今はそんな子が沢山いて無理とのこと。
 
仕方ないと腹をくくり、1ヶ月後の話をしたら、安心したのか「予約取れたならそれでいい」という娘。
 
ホントに?
疑問しか出てこない。
 
疑心暗鬼のまま、不安を抱えながらも元に戻ったかに見える娘の様子に安堵しながら帰宅。
 
翌日から、また何も無いかのように振る舞う娘。
友達に会いたいから行く学校。
でも、お風呂に入らなくなり、毎日ツイッターやチャットを見て部屋から出てこず、彼女の部屋からは笑い声しか聞こえない。
本気で楽しんでるならいいけど…。
不安しか出てこない。
 
親に逆らうことはないけど、声をかけたら返事もするし用事も済ます。
その後部屋に戻ると、必ずと言っていいほど聞こえるのは親の悪口。
 
「病院に連れて行ってくれるって言ってるから、それまでの辛抱」
そんな言葉を何度も聞かされた。
 
なめんな!と思いながらも刺激することに恐怖を感じる日々。
 
続く...