予防 | 寿建設 社長ブログ

寿建設 社長ブログ

福島県福島市にある建設会社です。
会社や現場の取り組み、
日々の仕事や取り組みの中での
エピソードや思うことを綴ります。

コロナウイルス対策については、国の基本方針が出た2月25日にまず社内に基本的な注意事項と対応のポイントなどを1枚にまとめた当社の防止策を全社員に送付し、さらに学校の休校要請などを受けて29日にはより具体的な内容を記した2度目の防止策を策定し送り周知したところだ。

その他、現場も含め出来ることはやっているつもりである。

●本社玄関

福島県は、3月1日の今現在で感染確認はないが、栃木、宮城、新潟で出たので周りを囲まれた状況にある。

まさに水際である。

やるべきことはやる、やってはいけないことはしない、しかないと思っている。

工事の安全管理で、リスクに対するアプローチや思考の仕方はそれなりに理解しているつもりだ。

 

非常時にどんな対応をして、どんな情報発信をするか、いつ注視しているのが私より年下の福岡市長さんである。

以前博多の道路陥没事故の対応を見て感心し、今もなにかあるとブログをチェックしている。

何をすべきか明確に示しているので大いに参考になる。

https://ameblo.jp/so-takashima/

 

また昨日ネットで、現状を一枚にまとめた分かりとてもやすい画像を見つけたのでこれもダウンロードした。

早々に社内でも活用したい。

 

で、最後に今私が個人的に一番思っていることを書く。

 

先週前半、東京に行ったのである。お客さんや仲介している人などもあって断るのが難しく、近くまでは車で行って駐車場に止め、都内で何本か地下鉄に乗って移動したのだ。

マスクをして、吊り革やポールにつかまらず、消毒液を携帯し、移動のたびに手洗い、うがいをしながらである。

だが、乗った車内にマスクをしていない方がいるのである。

多い時には一車両に5~6人見かけたほどである。両隣をマスクなしの方に挟まれることもあって怖かった。

さらに驚いたのは、小学生、中学生もしないで乗っていたのである。

一度はベビーカーに赤ちゃん(口を覆うものなし)を押しながら入っているご夫婦もいた。

私が見た限りでは特段何の対策もせず、車両は運行していた。

 

マスクが手に入らないからなのだろうが、これを放置していたら、何にもならないと思う。

感染確認のない地域の田舎の学校を休校したりイベントを中止するより、万単位の不特定多数が狭い車両の中で一駅毎に出たり入ったりすることのほうが何千倍もリスクが高いのでないか。

 

開札でマスクをチェックして、ない方には配布とか(別なトラブルが起きそうだが)、消毒液での手洗いを強制するとか、出来ることはいろいろあると思う。

少なくとも先週26日の時点では、私が乗った駅や車両では何のチェックもなしに出入り出来ていたのだ。

 

どうしてその部分がスルーで、全国一律に学校休校なのかが私には理解できない。

そして報道などで問題にしないのも分からない。

 

国の基本方針にこう書いてある。

 

「閉鎖空間において近距離で多くの人と会話する等の一定の環境下であれば、咳やくしゃみ等がなくても感染を拡大させるリスクがある。」

 

その通りの環境で不特定多数が入れ替わりする(都会の鉄道は各駅毎にいろんな線が接続する)リスクが、最大のリスクではなかろうか。