私は

人生とは“生成発展”

つまり“日々新た”の姿であると考えています

人間が生まれ死んでいくという一つの事象は

人間の生成発展の姿なのです

 

生も発展なら死も発展です

 

人間は

今まで

ただ本能的に死をおそれ

忌みきらい

これに耐えがたい恐怖心を抱いてきました

 

人情としては無理もないことだと思います
しかし

われわれは生成発展の原理にめざめ

死はおそれるべきことでも

悲しむべきことでも

つらいことでもなく

むしろ生成発展の一過程にすぎないこと

万事が生長する一つの姿であることを知って

死にも厳粛な喜びを見出したいと思います