中級文法指導の工夫~【サタラボVol.33】に参加して | つなぐ・ことば&ひと

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日曜日、勉強してきました。

 


『中級文法指導の工夫~教室活動のバリエーション』と題して、岡本智美先生と松浦みゆき

先生のワークショップ。

 

 まずは、従来の総合教科書で文法はどう扱われているかを見てみました。 

そこから経験として浮かび上がる問題は、導入から練習までの橋渡し的な練習が少ないこと。学習者に任せて例文作りなどをさせると、どんでもない誤用が出てきてしまいます。 

 

『国際交流基金 日本語教授法シリーズ4 文法を教える』p.46に指摘してあるように、練習は 

①インプット理解の練習 

②アウトプット練習 

に分けられます。 

 

今回は①のインプット理解の練習に焦点を当てて、両先生方がやってこられた6つのタイプの練習をご紹介いただきました。 

 

その後、各グループで実際に練習を考えるワークを行いました。 

2つの文法が各グループに割り当てられ、6グループ中2グループずつ同じ文法で練習を作りました。 

 

発表では、同じ文法を扱っても2つのグループでそれぞれ異なるタイプの練習が作られていたり、例文も個性に富んでいたり、質疑応答を通して練習を作成する際に気を付けることを確認したりと、濃い学びの時間を過ごすことができました。 

 

自宅にもどり、今日担当した文法の練習をもう1つ考えてみました。 

 

「~あまり」 

タイプA 

《こんな経験がありますか?》 

1.喜びのあまり踊りだしてしまった。 (はい・いいえ) 

2.悲しみのあまり3日間何も食べられなかった。 (はい・いいえ) 

3.怒りのあまり物を壊してしまった。          (はい・いいえ) 

4.驚きのあまり飛び上がってしまった。         (はい・いいえ) 

私は1と4は、あるかな~ 。4は壊した後の片づけを考えて躊躇しちゃうだろうな~などと考えるのもまた楽しいです。

 

国際交流基金(2010)『国際交流基金 日本語教授法シリーズ4 文法を教える』ひつじ書房 

 

以下のサイトで練習を公開してくださっています。 

岡本智美・松浦みゆき・角田亮子『中級日本語クラスのためのアイデア集』 

http://classroom-activities.hatenablog.com/