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今日はいいお話をシェアさせて頂きます。



『幸福』の反対は、『不幸』だということになりますが、この2つの距離は、どれだけ離れているのでしょうか。


ここに、ひとりの「不幸の国」の住人がいるとします。


彼は、自分が住んでいるところがイヤでイヤで溜まりません。


太陽が昇るとまぶしいし、夜は暗くなって怖いのです。


晴れの日は、暑くて汗をかいて不快だし、雨が降れば降ったで、濡れるのがうっとうしく思えます。


夏はうんざりするほど暑いし、冬が来れば寒くてやりきれない。


春と秋の、ちょうどいい気候の頃なんて、すぐに過ぎていってしまいます。


それに、仕事は忙しくて疲れるし、家に帰れば、狭いところに家族がひしめいていて、うるさくて心の休まるときもありません。


一生懸命に仕事をしても誰も認めてくれないし、家族のためにがんばっても、感謝のひとつもされたことがない。


彼は、自分がこんな国に生まれてきてしまったことを嘆いています。


これは自分ではどうすることもできないのだとあきらめ、ただツイていないことを恨んでいるのです。

こんなところに住んでいるから、いつまでたっても不幸なんだと思っています。


さて今度は、「幸福の国」に住んでいる人をご紹介しましょう。


彼は、自分が、この国に生まれてきたことに感謝しています。

だって、毎日太陽が昇ってすべてを照らしてくれるし、夜には美しい星を見せてくれます。


晴れの日は身体を温めてくれるし、ときおり雨が降って大地を潤し、心を洗い流す時間をプレゼントしてくれるのです。


暑い夏には、泳ぎに行ったり、夕涼みをして楽しむことができますし、冬は、スキーをしたり、温かい料理に心が和んだりします。


おまけに、春や秋の、心地よい季節だってあるのです。


ありがたいことに忙しく仕事をさせていただいているし、家には家族が大勢いて賑やかです。


仕事では、うまくいくときばかりではありませんが、自分なりに努力しています。


それに、愛する家族がいるから幸せなんだと感謝してがんばっています。


本当に、今、こんな幸せな国にいることに満足しているのです。


このふたりは、ずいぶん違う国に暮らしているようにも思えますが、実は同じ家に住んでいるのだと言ったら信じられますか。



そう、「幸福の国」と「不幸の国」の距離は、

本当はゼロなのです。


『幸福』と『不幸』は、コインの裏表のように、違っているように見えて、実は同じもののようですね。



「不幸の国」に飽きたら、いつでも「幸福の国」に引っ越すことができるのですよ。





どう捉えて、どう考えるか?
捉え方、考え方ひとつで人生が変わるのかもしれませんね。


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路上詩人 yoshi