昨日、就活ガラミの記事を書いたら、前から思ってたことをふと思い出しました。
だいぶ前、業務内容や権限、責任、給与や福利厚生などの待遇含めすべてが正規職員と同じという数年間の期限付きの仕事をしていました。そこは期限付きから正規に採用されれば期限付きの期間も正規の職歴として加算されるというところでした。実際そうなった人もいました。今思えば(当時も薄々は感じてたけど)、そこは非正規の中ではかなり「良心的」だったんだなあと思います。
正規と同じでしたから大変は大変でしたけどね。仕事が遅れがちなときは真夏の炎天下の土日に屋外で作業したり、真冬の小雪がちらつく土日に自腹で宿泊して屋外で作業したり。もちろん残業や休日出勤、まして自腹切ることがいいこととは思いませんが「正規と同じ待遇なんだから頑張らなきゃ」という思いがあったのは確かです。
その次にどうしても仕事がみつからなくて、月15日勤務だったかの嘱託の仕事をしたこともありました。給料も私の業界の一般的な嘱託の給与と比べたら「月15日分」の金額。そのときは「この待遇だと残業なんか絶対するもんか」と思い、しませんでしたね。「給料分の仕事しかしない」と思ってて、実際にそうしたし。当時、そのように考えたとき、自分の気持ちの変わり方に自分で驚いたし、やっぱ待遇って大事なんだなと痛感しました。
どうなんだろ、経営者にとって非正規は目先のことを安く上げるにはいいけど、中長期的に見たらマンパワーを100%引き出せるわけじゃないんじゃないかと思うのですが、世の中非正規だらけというのはどういうことなんだろ。目先のことでいっぱいのところが多いのか、経営者から見たら中長期的にも非正規の方がいいのか。よく分かりません。
このことでちょっと思うところがあるんですが、自分の業界のことにある程度詳しく触れないといけなくなるんでやめときます。
あ、そう言えば日本の組織って、企業も行政も残業することが前提の人員配置や職掌分担、もしかしたら残業代もらうことが前提の給与体制も? に、なってませんかね? 今まで私が経験したり見聞したりしたところだけ? もしそうなら、いつからそうなったんだろ? 近代以降? それとも江戸時代のお役人も残業や休日出勤してたの? スケさん、カクさんには出張旅費の実費支給はもちろん、出張手当、乱闘時には危険手当、夜間には夜間分の割り増し残業代、休日なさそうだから休日の買い取りとかあるんですかね? 悪人を捕縛したら歩合給とか。まさか月に何人捕縛するというノルマ制だったりして・・・ あんなにずっと旅してると出会いもなくて結婚もできないだろうし、職場が人生の面倒みるべきですよね。水戸(江戸)に戻ったら二階級特進とか。あの業務内容を思うと、水戸(江戸)のお城に勤務して文官としての事務仕事やってるときと同じ待遇だと言われたら労組に訴えるしかないですよね。労組もなさそうだけど。労基も「前(さき)の副将軍」には何も言えないんですかね? 労基もなさそうだけど。