癇癪が目立つ6歳児

症例;6歳、男性。
幼稚園年長。
癇癪が目立ち、落ち着きがない。
体幹がグニャグニャで座ると背もたれにもたれかかる。

母親がYoutubeを観て、R5.2当院受診。
他院で採血、BUN16.8、フェリチン30。
2週間前から、プロテイン(ベリー味)5g*3を飲ませている。
食欲はあり、卵、肉は食べることができる。
→インクレミン10ml処方。
ナイアシンアミド、Mg100開始。

一週後再診、
プロテイン5g*3、ナイアシンアミド*2、Mg100*2飲めている。
お腹は緩くない。
6歳児なのにカプセルが飲めている、凄い!
卵、肉をしっかり食べている。

R5.4、
小学校に入学したが、問題なく大人しく過ごせ、癇癪がなくなった。
体幹はまだグニャグニャしている。
間違って酸化Mg入りのMg500を買い飲ませたら、お腹が緩くなった。
→再度Mg100に変更。

R5.6、
とても調子が良く、何も問題がなくなり、困ることがなくなった。
C、Dも追加して飲ませている。
癇癪なし。
体幹もしっかりしてきた。
顔色が良くなった。
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6歳なのでナイアシンアミドは2~3錠。
当院のMg100はクエン酸Mgで、酸化Mgは含まれていない。
間違ってLife Extension, マグネシウムカプセル500mgを買われる方がとても多い。
当院でも10人以上、間違って買っている。
これは酸化Mg主体なので、お腹が緩くなるが体内に吸収されず、臨床効果が乏しい。
Mgは必ず当院で購入したものと同じものを購入するよう伝えている。


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