社会不安障害+本態性振戦症例

症例;40代後半、女性。
夫、中学生と小学生の息子の4人家族。
H23頃から、イベントや講座の時に振戦が出て思うように動けず、書字ができない。
発表会で不安が高まり、動悸、息苦しさあり。
振戦のため、お茶出しができない。
元々あがり症だが年々エスカレートしている。

FBを見てH30.10当院受診。
少し前からプロテインを開始した。
→高タンパク/低糖質食+プロテイン2回。
ジェイゾロフト25mg+ドグマチール50mg処方。

一週後再診、
初診時のBUN15.6、フェリチン8。
プロテイン2回飲んでいる。
→1回のみフェジン2A静注。
フェルム処方、C1000開始。

H30.11、
フェルム飲める。
喉の詰まりが困る。
→B50、E400開始。

H30.12、
かなり元気になり、薬を飲み忘れるようになった。
→ジェイゾロフト、ドグマチールは1日毎、隔日で服用。
フェルムは毎日忘れずに服用を。

H31.1、
BUN20.4、フェリチン36。
→ナイアシンアミド開始。

R1.7、
かなり元気になった。
ジェイゾロフトなどはイベントの前のみ服用している。
BUN14.6、フェリチン103。

R1.10,
とても落ち着いており、発表会も大丈夫だった。
1年前とは大違い。
ジェイゾロフトなどは全く飲んでいない。
→Mg開始。

R2.4、
かなり元気になり、普段は何ともない。
処方薬はフェルムのみ。
プロテイン20g*2。
B50、C1000、E400、Mg。
ナイアシンアミド500mg*6+ナイアシン500mg*1。
→次回採血。
フェリチン200程度あれば鉄剤も終了予定。
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産後の鉄タンパク不足により社会不安障害+本態性振戦を来した症例。
最初は抗うつ薬も併用しつつ、プロテイン+ATPセット。
不安、恐怖、パニック、抑うつにはやはりナイアシンが最強。
ナイアシンアミドを十分量継続しつつ、ナイアシンを追加する。


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