摂食障害の女子大生、半年間治療でほぼ完治

症例は10代後半の女子大生。
H26、ダイエットを始めて、おう吐するようになった。
H28.1からは、過食するようになり、その後は過食、おう吐を繰り返している。

H29.7母親と伴に来院。
母親がFBの記事を見たそうだ。
ジャンクフードやパンを過食する。
痩せ願望が強く太りたくないと言う。
過食、おう吐が出現後は、判断力が落ち、言葉も荒くイライラが強い。
体力がなく疲れやすい。
160cm、50kg、血圧92/58。
BUN14.1、フェリチン19。

高タンパク/低糖質食を指示。
特に、卵、肉、プロテインを十分量。
フェルム処方。
サプリは、Nowアイアン36mg+B50+C+E。

H29.10、食事は母親が管理して高タンパク/低糖質食+プロテインを継続している。
過食おう吐はなくなった。
イライラが減り、体が元気になった。
BUN16.7、フェリチン26。

H30.1、すっかり普通になぅた。
過食、おう吐は全くない。
体の動きも俊敏となり、疲れにくくなった(改善を本人も自覚している)。
気分も安定している。
高タンパク/低糖質食+プロテインも継続している。
フェルム、サプリは継続。
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解説;
摂食障害は典型的な「質的な栄養失調」。
つまり、糖質過多+タンパク不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足。
摂食障害発症時のダイエットは、動物性タンパクと動物性脂肪摂取を極端に減らしており、その結果、好気性解糖機能が低下して嫌気性解糖主導となる。
つまり、ATP不足を生じ、手っ取り早くATPを補う(しかし、得られるATP量は少ない)糖質の過食を生じる。
初診時の低血圧は、典型的なタンパク不足の症状。
高タンパク/低糖質食に、プロテインを加えると回復が早い。
そして、鉄+B50+C+EのATPセット、これが盤石。
BUNは15以上をキープしつつ、フェリチン100が目標。
この方法、きちんと実行できれば全員完治する。

基本量:
卵3個+肉200g+プロテイン(体重の1/2g)。
お菓子、ジュースは止める。
米、小麦は1/2~1/3にする。
Nowアイアン36mg、2~3錠、夕。
B50、2錠、朝夕。
C1000、3錠、朝昼夕。
E400、1~2錠、朝。

元記事はこちら

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