鉄剤投与にて完治したパニック障害の女性(典型例)~毎日このような症例多数

症例:40代女性

H26.7、時々息苦しくなる、動悸がする、予期不安強く些細なことが気になる、喉が詰まる
BUN12.6、RBC430、Hgb11.3、MCV84.9↓、フェリチン<4
ジェイゾロフト25mg+フェルム1T
糖質を控え、毎日卵肉魚チーズを食べるよう指導

H26.8、元気になった、喉の詰まりも良くなった、以前より動ける糖になった
卵肉魚チーズをしっかり食べていると

H26.11、すっかり元気、ジェイゾロフト中止、フェルムのみ継続
BUN17.8、RBC430、Hgb13.5、MCV91.7、フェリチン39

解説:鉄不足によりパニック障害を呈した症例。高タンパク食と鉄剤投与で改善。抗うつ薬ジェイゾロフトは4ヶ月で中止できた。BUNがしっかり上昇しており、しっかりタンパク質摂取ができている。MCV、フェリチンともに上昇しているが、鉄剤は当分飲み続ける必要性がある。目標100。
このような症例は非常に多い。栄養療法の効果が出てくるまでには月単位の時間がかかるので、当面の症状を軽減するための抗うつ薬は欠かせない。抗うつ薬の終了時期は、血液データの改善具合と患者本人の意向で判断する。一刻も早く薬を止めたい人もいるが、再発が怖いのでもう少し継続したいという人もいる。抗うつ薬を中止して症状が再燃するようならもう数ヶ月継続する。

鉄不足を改善させなければ長期に抗うつ薬投与が必要となり、治療のゴールが見えなくなる。下手な治療者だと、抗不安薬(マイナートランキライザー、ベンゾジアゼピン)のソラナックスやデパスなどを大量に投与し、薬物依存を作ってしまう。実際、当院に転院してきた患者にはそのような症例が非常に多い。

やはり現在の精神科治療パラダイムは間違っている。本来であれば、このような症例を学会で報告し、論文を作れば良いのだが、このことが専門医に浸透するのには10年は掛かる。以前、別の研究をしていた頃、何度も何度も発表し、何10本も論文を書いて、10年掛かってやっと認められた。
今の私にはそのように悠長に待つ時間はない。開業してからは、FBを書く10分の時間はあるが、論文を書く連続した1時間の時間が取れない。

本にして出版した方が早く世の中に広まるだろう。タイトルは”女性のうつ、パニックは鉄タンパク不足が原因だった”。今までのFBへの投稿をコピー&ペーストすればできそう。


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