糖質の問題についての2つの視点~糖尿病の糖質制限と統合失調症の糖質制限の違いについて~

イモなどの非精製糖質では糖質とビタミン、ミネラルのバランスは保たれている
(糖質を完全代謝するためのビタミン、ミネラルが含まれている)
砂糖、小麦、白米などの精製糖質では糖質のみ含まれ、ビタミン、ミネラルは削ぎ落とされている

糖尿病治療においては糖質の絶対量が問題となるため、非精製糖質、精製糖質を問わずに糖質量を減らす必要がある
江部先生もイモなどの根菜類は控えるべきと言っている
糖質の許容量は、各自の追加インスリン分泌能力とインスリン抵抗性により規定される
一食糖質20gまで許容できる人もいれば、5gまで制限しないといけない人もいる
ガン患者でも絶対糖質量を制限する必要がある

一方、統合失調症などのエネルギー代謝障害では、非精製糖質はあまり問題にならないように感じている
グルコースはB群やZn、Mg等のミネラルを補酵素として代謝される
補酵素が十分あればピルビン酸→アセチルCoA→クエン酸回路→電子伝達系と代謝される
補酵素が不十分ならピルビン酸→乳酸となり、ATP不足、酸性化、低体温化となる
エネルギー代謝を正常化するためには精製糖質を排除すれば良い

統合失調症患者に対しての食事指導では、非精製糖質については言及せず、精製糖質をとにかく減らすよう指導している
エネルギー代謝面から考えると治療的にはこれで問題ないはず

もっともイモなどの根菜類を過剰摂取すれば追加インスリンが分泌されて体脂肪が増加するので、体脂肪を減らしたい人はあまり摂取しない方が良いのは確か


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