生体のタンパク需要が増大する状態を考察する

質的な栄養失調=糖質過多+タンパク質不足+脂肪酸不足+ビタミン不足+ミネラル不足
栄養=タンパク質+脂肪酸+ビタミン+ミネラル

タンパク質の必要量は、健常成人で1.0~1.2g*体重、アスリートで1.5~2.0*体重
つまり、バランス良く食事をしている人は、ほぼ全員タンパク不足(=質的な栄養失調)
そのような人が、下記の状況になると栄養状態が急激に悪化し、深刻な栄養失調状態となります
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生理的な状況下にて、
A)発達期、特に第二次性徴期にはタンパク需要が増大
中高生の鉄タンパク不足は深刻です
成人の1.5倍位のタンパク質は必要と思われます

B)妊娠、出産、授乳
妊婦、産後の鉄タンパク不足は極めて深刻です
成人の2倍位(=アスリート並み)のタンパク質が必要と思われます
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病的な状況下では、
1)発熱、炎症
通常の成人の2倍位のタンパク質が必要
食事だけでは追いつかないことが判明しました
まあ、短期間のことだから余り深刻に考えなくても良いかも知れません

2)熱傷、火傷
傷の修復に通常の成人の2倍位のタンパク質が、月単位必要でしょう

3)外傷、手術
これも傷の修復に通常の成人の2倍位のタンパク質が、月単位必要でしょう

4)慢性炎症を伴う疾患~膠原病、アトピー性皮膚炎、その他
通常の成人の2倍位のタンパク質が、年単位必要でしょう
治らないのはタンパク不足(=質的な栄養失調)のはず

5)がん
がん患者では嫌気性解糖(グルコース→ピルビン酸→乳酸)で2ATPを得る
しかし、乳酸→グルコースのコリ回路で6ATPを失う
ATP不足を解消するため、脂肪、筋肉をエネルギーとして使い、ガリガリに痩せてしまう
がん患者の大多数は栄養失調状態となり感染症で亡くなる
通常の成人の3倍位のタンパク質が、5~10年単位必要

2)~5)の状況下では、食事だけで必要栄養量を売るのは物理的に不可能と思います
頻回のプロテイン、生クリーム、バター、マルチビタミン、ミネラル処方、小魚、ぬちまーす、すべてが必要でしょう
これだけ摂取しても追いつかないかも知れません
しかし、これ以上の方法は思いつきません