グルコースと脂肪酸、ATPで考える

1.グルコースとATP
嫌気性解糖
グルコース→ピルビン酸→乳酸、ATP2個
しかし、コリ回路の乳酸→グルコース、ATPマイナス6個
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AA%E5%9B%9E%E8%B7%AF

好気性解糖
グルコース→ピルビン酸→アセチルCoA→ミトコンドリア(クエン酸回路+電子伝達系)
ATP=2+36=38個

2.脂肪酸とATP
C16パルミチン酸(長鎖脂肪酸、飽和脂肪酸)を例にして考える
中性脂肪(トリグリセリド)=グリセロール1個+パルミチン酸3個

グリセロールは糖新生によってグルコースになる
グルコースからは、嫌気性解糖系で2個、ミトコンドリアで36個の合計38個のATPが作り出される
糖新生には6個のATPを投入しなければならないので、グリセロールからは正味32個のATPが作り出される

一方、パルミチン酸1個からは、ミトコンドリアで129個のATPが作り出される
中性脂肪はパルミチン酸が3個くっついているので、3倍の387個のATP産生量となる
従って、1つの中性脂肪から作り出されるATPの合計は419
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
脂肪酸は効率の良い燃料ですね
グルコースはミトコンドリアで完全燃焼(好気性解糖)させる必要があります
そのための条件として、
A)電子伝達系に必須の鉄不足があってはならない
B)クエン酸回路の補酵素の、B群、Zn、Mg不足があってはならない

1)燃料としての糖質、脂肪酸がないと生きていけない
伝説のボディービルダー、マッスル北村
http://matome.naver.jp/odai/2133329196905496801
糖質、体脂肪を極限まで減らして飢餓死
つまり、タンパク質のみでは生きていくための十分なATPを産生できない
(タンパク質からの糖新生だけのATPでは生きてゆけない)
糖質を減らすなら脂肪酸を十分量摂取することが必要

2)嫌気性解糖だけではATP不足で生きてゆけない
B1不足の脚気ではピルビン酸をアセチルCoAに変換できない
好気性解糖に入れないため、米を食べれば食べるほどマイナスATPとなる
ATP作成のため体内の脂肪酸と筋肉を燃焼させるが、それが尽きれば痩せ細って死亡する

ガンも同じ、ガンは嫌気性解糖のみを行うためマイナスATPとなる
体内の脂肪酸と筋肉を燃焼させるが、それが尽きれば痩せ細って死亡する
やはり、脂肪酸を十分量摂取することが必要