東日本唯一の本丸御殿遺構だと言う川越城本丸御殿

 

 

 

 

外からは石庭や塀が見られて、江戸初期にあった本丸御殿は将軍のための「御成御殿」であったと考えられていて、玄関上の屋根にある鬼瓦には葵の紋があります。

 

 

 

 

本丸御殿の入り口

 

 

現在残っている本丸御殿館内案内図

 

 

玄関脇にある使番詰所と物頭詰所

 

 

 

その裏には廊下が続いていて

 

 

渡り廊下の手前にある坊主当番詰の壁には「本城住居絵図」が掲げられて

 

 

 

室内で柱と柱をつなぐ「長押(なげし)」に打たれた釘の頭を隠すためにつけられた装飾金具「釘隠し」が展示されていて、御殿内の各所で使われています。

 

 

 

平成20年10月から2年半かけて行われた川越本丸御殿保存修理工事の資料

 

 

鬼瓦

 

 

 

建築当初の屋根下地

 

 

痛んだ木材の修理と交換した「谷樋」

 

 

 

渡り廊下の左右には庭園があって

 

 

 

 

その先にある家老詰所では江戸時代後期に外国船が現れる様になったために幕府は各藩に沿岸警備うを命じ、相模国(現在の神奈川県)の三浦半島に領地を持っていた川越藩は相模国の沿岸警備を命じられましたが嘉永6年(1853年)にペリーが浦賀に来航したために江戸湾周辺の警備が強化されることになって川越藩は新たに建設された品川台場に警備の変更を命じられたためにその相談をしている場面が再現されています。

 
 
 
 
 
 

家老詰所から戻って来た廊下の広くなった場所には空から見た川越城跡のパネルがあって

 

 

 

玄関前にある広間には鎧や槍鞘が飾られています。

 

 

 

 

 

紫裾濃威鎧(むらさきごおどしよろい)

 

 

新作 紫裾濃威鎧(むらさきごおどしよろい)

 

 

日本三名槍の一つ結城松平家の「お手杵の槍」の槍鞘「杵黒熊毛槍鞘(きねくろくまげやりざや)」

 

熊三十頭ほどの黒毛を植え付けた 長さ 約1.52m・直径 約0.42m・重さ 約26.3kg