公園の池でカモと一緒にキンクロハジロが浮いています。

水鳥_1

水鳥_2

キンクロハジロ(金黒羽白)はカモ目カモ科ハジロ属に分類される鳥で、目の黄色・体の黒・羽根上面の白い斑紋と云う見た目から金黒羽白と名前がついたと云うことです。

水鳥_3

キンクロハジロは水中に潜って餌をとる潜水系のカモですが、水の中にいる方が長いのではと思う程に良く潜っているカイツブリとは違ってノンビリと水面に浮いていることが多い様です。

水鳥_4

水鳥_5

朝早めの時間だったせいか羽づくろいをして羽ばたいている姿を水面のあちこちで見かけました。

水鳥_6

水鳥_7

水鳥_8

水鳥_9

羽づくろいを終えたキンクロハジロは潜るでも無く岸近くの棒の上で休んでいて、やはりノンビリ屋さんなのでしょうか。

水鳥_10

水鳥_11

こちらは少し離れた場所で見かけたバンです。

水鳥_12

バン(鷭)とは、ツル目クイナ科に分類されるハトくらいの大きさの鳥で、羽毛は黒いのですがくちばしが延長したような「額板」が額にあって色が鮮やかなので作り物の様にも見えます。

水鳥_13

泳いでいるのを良く見かける鳥ですが足に水かきは無く、陸に上がって草等を食べている事もありますが水上の方が落ち着くのか食べ終わると池に戻って行きました。

水鳥_14

水鳥_15

水鳥_16

水鳥_17

水鳥_18

水鳥_19

バンに似てはいますがこちらはオオバンです。

水鳥_20

オオバン(大鷭)はツル目クイナ科オオバン属に分類される鳥で黒~灰色の羽毛で上嘴から額にかけて白い額板で覆われていて、バンに似ているのですがバンよりやや大きいことからオオバンと云う名前がついたとのことです。

水鳥_21

水鳥_22

オオバンの足には水かきがありますがカモ等の様な蹼足(ぼくそく)と呼ばれる足のゆびとゆびの間に膜がはった水かきでは無く、弁足(べんそく)と呼ばれる足の指の先が木の葉状に広がった様な水かきになっていると云う事です。

水鳥_23

いま浮かんでいる冬鳥達も暖かくなれば故郷へ帰って行きますが次の冬寒くなればまたこの池に戻って来るでしょう。

水鳥_24

それが 世代を越えて繰り返されて来た自然の営みなのです・・・