灯籠流しお盆も過ぎた夕方、川辺では灯籠流しの準備が始まっています。雅楽が流れて河原の一画では死者と一体になる為に顔を隠した踊り手による踊りが奉納されています。水面近くに降りる階段が設置された場所には灯籠が集められています。暗くなると祭壇の蝋燭に火が灯り、灯籠流しの祈りが始まりました。緩やかな川の流れに乗った灯籠は一塊になって流れて行きます。流れる灯籠の一つ一つにはどんな思いが宿っているのでしょう。一塊になっていた灯籠も流れるにつれて一つまた一つと離れて行きます。大きな固まりから離れても小さな固まりになって流れて行く灯籠がありました。身を寄せる様にして流れて行くこの灯籠は 家族なのでしょうか・・・