良く行く公園には「バードサンクチュアリ」と呼ばれる場所があります。

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樹木や下草の生い茂った、野鳥が安心して生息出来る聖域として指定されたこの場所は柵に囲まれて人が入る事は出来ません。

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それでも柵の一部には野鳥を観察するための覗き窓が設けられていて中にいる野鳥達の様子を見る事が出来ます。

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サンクチュアリの隣には人が自然に近い中を散策出来る自然観察園があって、樹木が多く残されたこの場所でも多くの野鳥達を見る事が出来ます。

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さらに周囲にはサンクチュアリの何十倍もの広場・遊び場・グラウンド・駐車場などがある、僅かな樹木を残して整備された公園が広がっています。

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公園の樹木は定期的に剪定され、古木は切り倒されその後に新しい苗が植えられます。

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そして、整備が進められる程に樹木は少なくなって行く様にて見えます。

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野鳥達にとって必要なのは狭い保護された区域では無くて、人の手が入ってはいても樹木の多い広大な雑木林の様な場所のはずです。

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多くの木を切り倒した後に何本かの木を植えるのは自然を残した事になるのでしょうか。

広い雑木林が伐採されてマンションが立ち並んでその一部は公園として整備され木が残されていますが、多くの野鳥達は生活の場を失って何処かに移動して行きます。

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より自然の残された郊外や山の方に行く野鳥達もいるのでしょう。

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郊外に行かない野鳥達は狭いサンクチュアリに避難するのでしょうか。

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でも、近くに新たな生活の場が無ければ此処から出て行くことは出来ません。

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バードサンクチュアリは聖域でも避難所でも無く、都会で生活する野鳥達が行き着く 終焉の地なのでしょうか・・・