トランプ、ネタニヤフ危険な関係

 

 

トランプが、米議会におけるネタニヤフの演説を欠席したハリスを批判した。

 

訳

トランプがカマラ・ハリスについて
「彼女はイスラエルから逃げている。」

カマラ・ハリスは完全に反ユダヤ人だ。

 

 

 

そして、ネタニヤフはトランプにすり寄る姿勢を鮮明にした。

 

ネタニヤフ氏、米議会でトランプ氏称賛「してくれたこと全てに感謝」 

2024年7月25日 12:15 

発信地：ワシントンD.C./米国 AFP

 

 

 

Photo Politico

 

 

動画を見ると、トランプの発言に対して会場ではブーイングも起きている。

 

またSNSでの米国人の反応も、否定的なものが多いようだ。

 

この親ネタニヤフの姿勢の継続は、大統領選でプラスに働かない可能性が高い。特に無党派層の票の動向に関しては。

 

しかし、事はそう単純ではなく、共和党の岩盤の中核支持層、キリスト教福音派はガチのイスラエル支持だ。また、ややこしいことにカマラ・ハリスの夫はユダヤ人だ。彼女を反ユダヤと決めつけるのは難しい。　

 

はっきりしていることは、ウクライナ和平はともかく、中東の安定化はトンランプ政権誕生でも望めそうもないということだ。　

 

なぜ、ここまでイスラエル支持なのか？　一つの仮説は、米国にとってイスラエルは中東における橋頭保であり、覇権の足場だということだろう。

 

しかし、イスラエルと米国の軍事力の威信が中東で日々低下している今、そして米国民の過半数がイスラエルの残虐行為に反感を持っている今日、イスラエル支持、特にネタニヤフ支持をいつまで継続できるのか疑問ではある。

 

私は、10年後にイスラエルが存在しているという確信を持っていない。