「「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方」(岩田松雄)
3冊の中では、個人的にはこの本が一番好きだ。読後に、気持ちが引き締まる感じ。
※参照
「スターバックスCEOだった私が社員に贈り続けた31の言葉」
「ミッション 元スターバックスCEOが教える働く理由」
「「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方」(2020年7月)
以下、備忘
もしリーダーとして組織を率いることになったら、真っ先に考えるべきは、自分たちの存在理由(ミッション)は何か、ということだ。それが崇高なものであればあるほど、多くの人に響くものになる。
スターバックスでは、「100年後も光り輝くブランド」という言葉を掲げた。外資系にありがちな、四半期ごとに売り上げ云々など、短期的、業績的な打ち出し方はしたくなかった。
目先のことではなく未来も見ていこう、100年後にも光り輝くブランドにするにはどうすればいいのか、それをみんなで語り合いたかったし、それが可能なブランドだと心底思っていた。
大事なことは何度でも繰り返す。何十回と私の同じ話を聞いたという社員も少なくない。しかし、大事なこと、言わなければいけないことは、何回、何十回言ってもいい。
持つべきは、妙なプライドではなく、リーダーとしての使命感。
「みんなを幸せにしたい」という思い。これこそが、リーダーの最大の原動力でなければならない。
CEOになる前に部長クラス50人に「直感だが、2000億円くらいまで大きくなることができると思うが、どう思うか?」と聞いたところ、全員がいけると思うと言ってくれた。
理屈はまったくなかった。すばらしい企業文化を持っている、2000億円にふさわしいブランドだと思ったから、出てきた数字。
細かい理屈は措いておいて、中長期的な目標は、直感でいい。
組織では、ポジションが上に行くほど、求められる能力は「スキル系」の能力よりも「人格系(徳)」の能力が大きくなっていく。
以下、余談(追記)
タリーズにて、仕事前に本日のコーヒー、昼休みに水出しアイスコーヒー(ワンモアコーヒーサービスで)。
タリーズのカップもなかなか高級感があって、コーヒーが美味しく感じる。ちょっとした贅沢感、満足感あり。
「すべては一杯のコーヒーから」もいい本だった。