荒通しをしましたよ【佐藤瑞姫】 | †Pandæmonium†劇団TremendousCircus公式ブログ

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私達は、ゴスロリ衣装を着て、暗黒童話・怪奇幻想などを題材に、耽美派で頽廃的・中性的で熱い芝居を創る、東京の劇団です。

Привет☃️みーじゃです。


雪を踏みしめていると色々な魔法のifが思い浮かびます。すごく寒くてお腹が空いている中進む戦場の前線や、おつかいで通る暗い森、札幌旅行中の浮かれポンチ など

今日はみんなでダンスをしました。今回も素敵な振り付けを教えてもらいました!たまえちゃんはるちゃんが考えてくれた振りと、その表象を伝えられるように一生懸命踊ります🫶🏻

「雪白」らしく、今日のような雪を踏みしめる質感を感じる振り付けもあるなぁと思った、私だけかもしれないけど!🌨



ご存知の通り『白雪姫』は「雪のように白い肌を持ち」「唇や頬は血のように赤く」「黒檀のような黒い瞳」を特徴として持っています。


19世紀のイギリスではペストや結核が流行っていました。

「美人薄命」と今でも言うように、健康的でなく、贅沢をして太っておらず痩せていて青白い肌をした人が美人の条件でした。

19世紀初頭のロマン主義において、感受性が強く才能のある者は病弱で繊細だと言われており、そういう者が美しいとされていたからです。


だから貴族たちはこぞってペストや結核患者の真似をして、過度なダイエットをし青白い顔で、点眼薬で瞳孔を広げ、頬や唇を赤く塗っていました。

宮廷の女性たちは不健康で機能性が低く、おぼつかない足どりで歩いていました。


現代日本の女性たちも、社会に、男に不健康で機能性の低い体でいろと刷り込まれていると思います。インスタやYouTubeの広告、美人だと持ち上げられる極端に痩せた人、天気より変わるメイクの流行。


「雪白」の好きな台詞があります。

「体を売ることなく、簡単に福祉につながることができて、子を産めるとか、外見の美しさとか関係なく、その人の心の美しさで評価される国を作ろう」

この作品は、ヒールを脱いで機能性の低い体から卒業して、戦える体で自立する物語でもあると思います。


益々寒い日が続きますが、皆さんもあたたかくして健康に日々をお過ごしくださいね🧘