ローマ紀行 2月19日(月)最終日~聖テレジアの法悦 | 子育てミュージシャン・ロンドン日記

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 必ずしも体調には皆が恵まれなかった今回のローマ滞在だったが、大事もなくいよいよ終了を迎えている。出発までの時間を利用して、もう一箇所。「聖テレジアの法悦」を見に行く。

 

 

 今回世話になったホテルに別れを告げる。部屋はこの上なく狭かったが、テルミニ駅からも近くこの上なく便利かつ廉価だった。屋内の小エレベーターにはびっきーと二人で一度閉じ込められたこともあり、なかなかスリリングな経験も味わった。

 

 

 徒歩で共和国広場へ。もともとはディオクレティアヌス帝(在位284-305年)が298年から305年にかけて作らせた浴場であった。ローマ帝国内では先のカラカラ浴場と並ぶほどのもので、敷地面積14万㎡、建物の面積が45000㎡で、収容人数3000。

 

 

 こちらが博物館にもなっている浴場跡。

 

 

 そしてすぐに最後の訪問地サンタ・マリア・デッラ・ヴィットーリア教会へ。1605年に始まる比較的新しい?教会である。

 

 

 外観の幾分地味な印象とは異なり、なんと豪華な。

 そして今回のお目当ての「聖テレジアの法悦」。このレポートにもこれまで何度も登場したベルニーニの作品で、天使の槍で心臓を突き刺されて激しい苦痛すら伴う体験を幾度もしたという、後に聖人に列せられたアビラのテレサの自叙伝からの場面。心理学の本などでもたびたび採り上げられる作品である。

 

 

 天井の見事な装飾とフレスコ画。ボローニャ生まれのバロック期の画家ジョバンニ・ドメニコ・チェッリーニ(1609-1681)による作品は「勝利(ヴィットーリア)」を表現している。

 

 

 さて、すべて終了。これより帰英。先ほどまであんなに晴れ上がっていた天気もいつのまにやらどんよりと。

 

 

 外の風景を撮るよう、カメラをびっきーに預けていたら、すっかり仲良しになったローマ君ばかりを写していた。

 

 

 今回のツアー中にびっきーはルービック・ピラミッドには習熟し、こんなことも自由にできるようになった。

 この「ローマ紀行」はここまで書き上げるのにほぼ1ヶ月もかかってしまった。この間もいくつか小さなこともあったが、ただいまびっきーとあさプリンセスは日本滞在中。あさっての金曜日(本日は4月18日水曜)に帰ってくる。またいろいろ日常の雑事に追われて時間がなかなか取れなくなるところだったが、なんとか間に合った。これにて終了。