X(旧Twitte)でこちらのyahoo!ニュースが
話題になっていました。
気になって読んでみましたが・・
うーーーん・・・
まず、
「社会から要請される当たり前」ができない人たちに
「精神疾患」というラベルを貼って
「できないあなたたちは病気です」という形で
解決するのをいい加減やめませんか。
いつも疑問に思うのですが
これだけ多くの子どもたちが
学校の環境にNOを訴えていても
行けなくなる子どもの方に問題があるとされ
「不安症」「適応障害」とか言われる。
学校の環境の方に
その問題点を表現するような
名前をつけることをしませんよね。
マンボウがにらむぞ!
パワハラも、受けた側が
そのつらさを訴えて受診すれば
「うつ病」だの「適応障害」だのと言われますよね。
パワハラが横行する環境には名前はつけない。
いじめだって同じです。
家庭でも同じことが起こっていますよね。
虐待を受けたお子さんに対して
PTSDでこんな症状が出るとか
被虐待児はこんな特徴が~とか言いますが
虐待を生んでしまうような環境や社会の構図には
「そこに問題がある」という名前を
どうしてつけないんでしょうね。
不登校のお子さんの中にはもちろん、
精神疾患を発症しているお子さんもいますし
治療を要する子もいます。
不登校になったことによって
二次的にうつ病を抱えることになる子もいます。
そういうお子さんには専門医のもと
適切な治療が必要ですが
不登校の子をひとくくりに「精神疾患」とするのは
控えめに言って見当違いであり
「学校に行けないのは子ども本人の責任だ」という
まったく救いにならない、
古くさい見解に加担してしまっていることを
この方はわかっていないです。
環境がそもそも問題をはらんでいて
社会の仕組み、構図、そのあたりから
不登校にならざるを得ない側面があるにもかかわらず
多様な背景をもつ子たちをひとくくりにするのは
非常に乱暴ですね。
発信力をお持ちなのであれば
社会の構図をもっと訴えればよいのでは。
不登校になった子どもだけに責任を負わせるような言い方は
断固反対です。
もっと広くとらえて
子どもたちの人生や社会で起こっていることを
考えていきたいです。
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