いよいよ夏休み。
夏休みと言えば、アレです。
読書感想文。
毎年、親子で四苦八苦しながら
仕上げていたり
もはや何のためにしているのかわからない
親子喧嘩を繰り広げることになっていたり・・
そのような光景は
全国津々浦々でみられているように思います
読書感想文を宿題にして
全員に強制的に課すということの弊害は
文章を書くことが嫌いになってしまうこと。
課題図書がある場合もあり
内容がいいから・教育上良い本だからといって
興味の湧かない本を手に取り
時間をかけてそれを読み
感想を人に読まれる文章に仕上げる。
大人でも、ちょっとやだなぁ・・
って思いますね。
職場の研修などでも
休日など時間外に
興味のない内容だった場合・・
私なら殺意を覚えます・・
そこはオトナですから、黙ってやりますけどね。
本来、文章を書くという行為は
自分を表現するためのツール。
人にあれこれ評価されたりするものではないはずだし、
強制されて書くものでもありません。
なにか表現したい思いや
伝えたいことが先にあり
書きたいから書くもの。
思いや伝えたいことを表現するための
手段でしかないんですよね。
それに、今の時代、
他にも表現の手段はた~くさんあります。
YouTubeでの発信も
今や当たり前にみんなやっているし、
SNSならもっと気軽に短い文で書けます。
今どきは音声入力もありますしね・・!めっちゃ便利
文章書けなくても、
たいしたことはない。
まずは、こんなふうに
肩の力をぬいてほしいなと思います
課題図書がなく
自由に本を選定できる場合は、
お子さん本人が興味を持てる内容のもので、
ページ数が多くないものを選びます。
これはほんとうに何でもよくて、
いわゆる小説っぽいものや
児童文学っぽいものでなくても大丈夫。
うちの例でいえば、
科学雑誌のようなもので書いたこともあるし、
もっと小さい子が読むような絵本で
書いたこともあります。
読書感想文のコンクールに出したい!
とかでなければ、
案外学校からは何も言われません。
私の経験上
友達と見せ合ったりすることもそうありませんので、
ストレスなく
読書感想文を乗り切るために!
お子さんが無理なく読めるものを
えらんでくださいね
一気に全部読むのはハードルが高いので、
1章ずつ読んでいきます。
読むことに困難さがある場合。
うちでやっていたのは、
私と交代で1文ずつ読んでいく、という謎の遊び。
本の中には長い文章と短い文章があるので、
「ぎゃ!長いのにあたった!」
「ラッキー♪短い!」
と無駄に盛り上がります
よろしければお試しください・・
あとは、無理に読まなくとも
便利なツールを使えばいいと思います。
Amazonでも
本を読み上げてくれるサービスがありますし、
他にも【読み上げアプリ】
で検索すれば出てきます。
自分で読み聞かせたい!
という場合はそれでもいいと思います
お子さんにとって良い思い出になりそうですね!
あの手この手を使って
1章分の内容を読めたら、メモを用意。
今、読み終えたまさにこの時に、
インタビューしておきます。
時間がたつと忘れちゃうので・・
見栄えのよい作文にするための
インタビューのコツは、
好きな場面は?
なんでその場面が好き?
自分だったらどうする?
どんな気持ちになった?
など、本人の思いが出てくるような項目を
聞いておくことです。
聞いた内容は、
メモにわかりやすく書いておきます。
このメモはあとで使うので、
なくさないでくださいね
この作業を、1章ごとにやっていきます。
章の数分、メモができるはずです。
ちなみに課題図書があり、
それが興味の持てないものである場合。
最初の章と、
最後の章だけなんとか読めたら、
だいたい内容が分かります。
あとは、前書きとあとがきも
大事なところが書かれていることが多いです。
全部読めそうにないときは、
そのあたりを読んでみてください。
それも無理なとき、最終手段としては、
Amazonのレビューを読みましょう。
皆さん上手にまとめてくれてますので
内容がよくわかります・・!!
章の数分できたメモを並べて、
構成を考えます。
「いいこと言ってるジャン」
というメモを最後に持ってくると、
内容が締まりやすいです。
いらないかな~というものは、省いてもOK。
高学年のお子さんであれば、
一緒に構成を考えるのも面白いです。
低学年のお子さんや
なかなか本人が乗り気でない場合は、
無理強いせず
さりげなく見栄えの良さそうな感じに
並べてあげてください。
たかが読書感想文ですから。
これで人生決まりません。大丈夫
並べたら、あとは、
そのまま、お子さんに書いていってもらうだけです。
原稿用紙に、
メモを見ながら
順番通りに書いていくだけで、
読書感想文が完成します
文章を書くということは、
本来は自分を表現するためのツールです。
うまいとか、下手とかは二の次。
特に子ども時代には、好きに書き、
表現することの楽しさを味わう
ことが大切だと思います。
私は文章を書くのが好きですが、
それはやはり、
子ども時代に好きに思うままに書いていたからです。
書くことが嫌いでなければ、
大人になるにつれて、
だんだんと整った文章が書けるようになります。
読書感想文の宿題は、
「な~んだ!こんな簡単に書けちゃうんだ!」ということを
教えるための機会として利用してください
便利なツールは何でも利用し、
苦手なところはさっとカバーして、
とにかく「書けた!」を提供してあげること。
書けたら、一緒に喜んでくださいね
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元精神科看護師で、現在は大阪の公立小中学校でスクールカウンセラーをしています。
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