おにたは、きのいい おにでした。
・・・まめまきの おとを ききながら、
おにたは おもいました。
(にんげんって おかしいな。
おには わるいって、きめているんだから。
おににも、いろいろ あるのにな。
にんげんも、いろいろ いるみたいに。)
今日ご紹介する絵本は、こちら↓
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おにたのぼうし (おはなし名作絵本 2)
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発行は、1969年。
いわさきちひろさんが絵を書いています。
節分の夜のことです。
「ふくはー うち。 おにはー そと。」
どの家からも、豆をまく声がして、
鬼の子のおにたは、行くところがありません。
ツノを隠すため、麦わら帽子をかぶり、町を歩いていくと・・・という話です。
年少・年中さんくらいのお子さんでしたら、
読み聞かせできるかと思います。
節分の日の夜、
鬼の子どもと少女とのやり取りを通して、
優しさや切なさ、寂しさ、人を思いやる気持ち 等、
様々な気付き・感情を体験できるかもしれません。
私は毎年、この時期になると、
この絵本を読みます。
何回読んでも、何十回読んでも・・・、
その時々で、受ける印象や感じ方が異なります。
節分の時期に、こういった絵本を通して、
豆まきを楽しんだり、節分や鬼について話してみてもいいかもしれません。
親子で一緒に、オススメです☆