子育て絵本アドバイザー 前田ちひろのブログ

子どもと一緒に過ごす時間は短くても、
「絵本」があれば、密度の濃い時間を過ごせます。
「絵本」のある子育て、してみませんか?


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「戦争がおわったら、
あたらしいオーバーを買ってあげようね」

 

去年の冬、お母さんがいった。

 

アンナの古いオーバーは、すりきれてしまったし、
もう小さくなっていたから。

 

でも、戦争が終わっても、お店はからっぽだ。

 

・・・それに、お金を持っている人もいなかった。


今日ご紹介する絵本は、こちら↓クリスマスツリー

 

 

発行は、1990年。
ハリエット・ジィーフェルトさんが文章を、
アニタ・ローベルさんが絵を描いています。

 
第二次世界大戦後の、
実際にあった話をもとにして作られた作品です。

 

お母さんは、娘のアンナへ、新しいオーバーを作るために、
知恵を絞り、工夫をします。

 

そして、おじいさんの金時計と引き換えに、羊の毛をもらえないか、
お百姓さんに頼みました。

 
「そりゃ、いい考えだ!
でも、春になって羊の冬毛をかるまで、まってもらわなくちゃ。」

 
アンナとお母さんは、春になるのを待ちました。

 

お百姓さんから、羊の毛をもらった、アンナとお母さん。

今度は、ランプと引き換えに、羊毛を紡いでくれないか、
糸つむぎのおばあさんに、頼みました。


「ランプだって。ちょうどほしかったとこだ。
でも、わたしゃ、はやくつむげない。サクランボがじゅくすころ、おいで、つむいどくよ。」

 
アンナとお母さんは、夏になるのを待ちました。

 

糸つむぎのおばあさんから、毛糸をもらった、アンナとお母さん。
赤いオーバーを作るため、コケモモをつみ、毛糸を赤く染めました。

そして・・・というお話です。


絵本に慣れてきた年中・年長さんくらいのお子様でしたら、
読み聞かせできるかと思います。


あるいは、私たち母親が読むと、・・・

 

戦後の物資が少ない状況において、
娘にオーバーを作ってあげたい、という母親の愛情、人々の関りや優しさ、

モノが作られていく過程や大切さ・・・等、様々な気付きがあるかもしれません。


私は特に、

約1年かけて出来上がった、赤いオーバーを着て、とても嬉しそうにしているアンナと、
娘を見つめるお母さんの表情が、印象的でした。

 
クリスマスのこの時期に、
親子で一緒に、オススメの一冊です☆

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