大人の聞く力 【叱る編】
Ｙｅｓの意味
おはようございます。
子育てコーチ辻井靖人です。
前回に引続き、大人の聞く力をお送りしたいと思います。
前回は【褒める編】でしたが、今回のテーマは
【叱る編】です。
あなたは子供を叱った時、こんな言葉を要求していませんか？
その言葉とは
『Ｙｅｓ』
このＹｅｓの言葉とは、子供が叱られている時に放つ
『ごめんなさい』『分かりました』『はい。頑張ります』
と言った言葉です。
この言葉を言い換えると
『謝罪』『同意』『呼応』
と言う言葉になります。
しかも大人は叱った後、直ぐにこれらの言葉が出てくるのを待っています。
それは何故なのか？
自己満足を得たいだけ
それは、大人が子供を叱ることで自己満足を得たいからなのです。
一見すると子供の方は従順で理解したように見えますが、
殆どの場合、これらの言葉は頭で考えてから出てきた言葉ではなく、
反射的に口から出た言葉で、一刻も早くその場を逃げ出しただけなのです。
こんな叱り方だと子供はどうなっていくでしょうか？
本当は何もわかっていないのに、『分かりました』と言うような子供は、
その後もなかなか成長することが出来ませんよね。
Ｎｏの意味
それでは逆に子供が口にする『Ｎｏ』の言葉を
大切に聞いてあげるとどうなるでしょうか？
この『Ｎｏ』の言葉とは、叱った内容に対しての
反論・疑問・言い訳などが含まれます。
子供の口から『Ｎｏ』の言葉が出るという事は、
叱られたない内容に子供があれこれ考えている証拠と言えるのです。
例え稚拙な反論や疑問であったとしても、
それらの言葉から大人は叱った内容に対しての
子供の考え方や理解度を読み取ることが出来るのです。
言い訳は、子供が自分の間違いを内心しっかりと認めているから出てくるのです。
言い訳はあまり追求せず、言い訳が出た時点で
子供を1人にして考えさせると良いでしょう。
『Ｎｏ』には、子供の心の中のシグナルが表現されていることも多いので
見逃さないようにしましょう。
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