”Escher. Behind the Paradox"のパラドックスに引き寄せられて初めてのエシャー展に行ってきました。

 

マウリッツ・エッシャー「1898,6,17 - 1972,3,27」は、木版画。リトグラフ。メトテントなどの版画制作で知られたオランダ人版画家…

無限を有限の中に閉じ込めたもの 平面を次々と変化するパターン… そのバリエーションは「だまし絵」のような錯覚を利用したものから。緻密な計算された数学的・工学的なものまで…

 

ポスター画とパラドックスという言葉が刺さりましたね~ 

 

デビューとイタリア

天地創造の1日目 1925年 木版

これって 木版画? 想像を超えた細密版画 我 目撃の瞬間です 

 

地下聖堂での行列 1927年 木版

スペイン・コルドバのモスク大聖堂(聖マリア大聖堂)内部の復活祭の行列

聖職者の白装束はどこかで見覚えが…

 

キリギリスでしょうか? 信州で拝見した翠ヒスイのキリギリスを思い出したりして…

 

ゴリアーノ・シコリ アブルッツィ地方 1929年 リトグラフ

 

 

イベリア半島最後のイスラム王朝の宮殿

 

イスラムの幾何学文様との出会い、新たな世界へ…

メタモルフォーゼ(変容)、空間の構造ets、造形と背景の法則 幾何学的なパラドックス(逆説)

エッシャーの作品にインスパイヤーされた「鏡の部屋」とか「立つ位置によって大きさが変わる部屋」

 

 

円の極限Ⅳ 「天国と地獄」 1960年 木版

昼と夜 1938年 木版

 

試してみませんか? 2つ同時には見ることは出来ない?

それは錯覚?それともトリック? 

 

写像球体を持つ手(写っているのはエッシャー本人) 1935年 リトグラフ

 

三つの世界(水中と水面と反射光) 1955年 リトグラフ

 

 

婚姻の絆 1956年 リトグラフ

 

波紋 1950年 リノカット

 

二次元から三次元への移行

錯視が追及されおり、理にかなっているように思われるが、ありえないものを作り上げている。

 

挿絵で見覚えある騙し絵 ありえない構造物とありえない行動

それが あたかも日常の風景に見えてしまうは自分だけか?

 

富岩運河・環水公園 見終わってこの風景に接したら「現実の戻った!!」って感じ

 

緻密で美しい版画絵に圧倒されて、徐々に錯覚・騙しの世界へ、気持ちよくエッシャー・ワールドに浸ってきましたが、少々疲れたかな?

追伸

最近は撮影OKが多く成りなしたね~