甑岩町(隣地)開発地の磐座について | 越木岩神社ブログ

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兵庫県西宮市にある「越木岩神社」の日々をブログでお伝えします。


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先ずは、多くの方々が当社及び隣地に鎮座する磐座(イワクラ)について、ご心配を頂いておりますことに感謝申し上げます。

その中で誤報や少し違った情報などもあり若干情報が錯綜しておりますので、越木岩神社としてご説明させて頂きます。


1.破壊されようとする磐座(イワクラ)について。
破壊(中には爆破と記載される方もいらっしゃるようですが爆破は不適切な表現だと思います)されようとする磐座は、旧夙川学院短期大学跡地に鎮座する3体の磐座です。
当社境内地内に鎮座するご神体「甑岩」をはじめとする磐座ではございません。


2.何故、マンション開発予定地内に磐座が残っていて、その磐座を守ろうとするのか。
マンション開発予定地(旧夙川学院短期大学跡地)や夙川を越えた北山にかけての一部は、地域の方々に保護されていました。地域の方々は越木岩神社の宮山として扱われ大切に保護しており、その森の中に3体の磐座、また北山には多くの磐座があったわけです。
明治から戦後にかけて全国の神社が厳しい状況におかれる中、現マンション開発予定地となる土地も手放さなくてはならない状況でしたが、地域の方々が分割所有することによって宮山として守られました。
その中で、約50年前に夙川学院より短期大学建設のために売却して欲しいと要請がありました。地域の方々と神社は話し合い、①社叢林保護を考慮した校舎建設(配置や高さを制限する)、②磐座の保全(全てがそのままの状態で保存されてはいません)、③遥拝所に配慮した建物の建設(遥拝所が向く東側のラインを空けて校舎を建てる)という要望を行い、夙川学院と施工:竹中工務店が受け入れて頂き、地域の所有者が売却をすることとなりました。以降、夙川学院と越木岩神社は良好な関係を保ちながら、約50年間共生しておりました。
一部ではその時に売却をするから悪いと指摘される方もいらっしゃいます。その通りです。しかし、現存する境内地や短大跡地の磐座、そして環境を守るためには仕方がなかったようです。当時の宮司は最後まで反対をしたそうですが、地域の方々の多数決により
最終的には地域の文化振興のためになると売却を決断したそうです。当時の方々は学校は恒久的に続くと思われていたようです。まさか短期大学が無くなってしまうとは思ってもいなかったでしょう。


3.嘆願書について。
現在、イワクラ学会様のHPにて署名活動をお進め頂いております。現時点では西宮市長様・教育委員会様・創建様と当社宛にイワクラ学会様から嘆願書を提出頂く様式となっております。当社も提出する側であるかと存じますが、現在各所と調整中でありますので、ご関心をお持ち頂ける方は是非イワクラ学会HPの署名活動にご協力下さい。


4.その他
・5月2日(土)16時から説明会を開催するという告知があるようですが、特に神社や関係団体としては企画しておりませんのでご注意下さい。
・今後の情報(勉強会や署名活動等)については当ブログでご報告をさせて頂きます。


旧夙川学院短期大学跡地に残る磐座


写真はイワクラ学会HPよりhttp://iwakura.main.jp/news/20150419_news/newst_20150419.html


法律・建築基準的には、残念ながら望みが叶うことは厳しいでしょう。磐座が破壊され、社叢林への影響が危惧される大規模開発ではありますが、基準内の工事であるならば開発業者次第です。

しかし、現行の法律・建築基準だけで判断し、文化・歴史・宗教的に貴重な資産を失う、また失われる可能性がある工事を進めることは、これもまた今を生きる私たちの怠慢や傲りであるのかもしれません。何が正しいのかを人が推しはかり決めること自体が間違っているのかもしれません。


現在に至るまで代理人からの話のみですので、開発業者・事業主の真意は分かりません。
社叢林・磐座の保全、遥拝所に対して、開発業者が配慮した建設を進めて頂けることを祈るばかりです。


最後にお願いがあります。

①磐座(イワクラ)が‘爆破される’という表現は使用しないで下さい。爆破されるかは分かりません。

②祟りがあるという断定的な表現も出来れば止めて頂きたいです。あるかも知れないという感想を書かれるのは自由ですが、事実ではありません。越木岩神社に関わる神様は祟りを起こす神様ではなく、皆さんを見守り、幸せを与えて頂ける神様だからです。

③事実と感想・想像は分けて、分かりやすく表記して下さい。


筆者である私は、神社で生まれ育ちました。越木岩神社が大好きですし、越木岩の地域も大好きです。越木岩の神様はいつも側で私を見守ってくれていました。

実は昔甑岩の上に登ったことがあります。父からは大変怒られましたが、岩の上は光が差し込み温かい空間であったと記憶しています。(今は畏み・恐れ多くて登れませんが)神様は怒ることなく、まるで母のように包み込んでくれていたような感覚を覚えています。いつまでもここに居たいと思っていました。だから、祟るような神様ではないと思います。(ですが、決して登らないで下さいね!)


越木岩の神様は、地域の方々や参拝者が賑やかに、そして幸せそうな笑顔でいることが好きなようです。だからこそ、地域は明るく、そして人が寄って来ているのだと思います。


皆さんも越木岩神社に参拝頂くと、気持ちが爽やかになりませんか?暗く・重苦しくなることはないと思います。


だからこそ、守らないといけないものは守りますが、事実と違うような表現で人を怖がらせたり間違った情報や思いを抱かせることもしたくはありません。神社も地域の方も関心をお持ち頂いた方も開発業者の方々も、全ての方々がお互いを思いやり、また幸せになることを神様は望んでいるはずです。


皆様ご協力をお願い申し上げます。

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