ゴルフにおける幸福三説 | 越谷ゴルフリンクスのブログ

ゴルフにおける幸福三説

越谷ゴルフです。


さて、幸田露伴の「努力論」から

ゴルフ幸福論を考察し続けていますが、


幸田露伴によると、幸福には三説ある、といいます。


それは、

惜福、分福、植福、の三つ。


まず、惜福ですが、

「幸運に恵まれた時に調子に乗りすぎるな」ということ。

うれしがるのを控えめにして福を取りつくさないのが「惜福」


これをわかりやすくいうと、

ゴルフでたまたまナイスショットしたからといって

調子に乗りすぎるな、謙虚でいろ、ということですね。(笑)


欲張りすぎてスコアを落とすのは、

幸田露伴に言わせると、惜福が足りない

というわけです。


幸田露伴曰く、


福分の大なること平清盛のようなのはめったにいないが、

ただ、彼は惜福の工夫に欠けたため病中に憤死し、

一族滅んで、よい最後を得られなかった。

木曽義仲も、源義経も惜福せぬため終りを全うできなかった


ということ。


ゴルフも、人より多少上手いとしても、

あまり威張り過ぎないほうがよさそうですね。


・・・


次に、分福。


分福とは、自分が得た福を他人にも分け与えること。


つまり、ホールインワンしたら、周りにきちんとお祝いを配ること、

とまでは言い切りませんが(笑)、


例えばお酒を飲むとしたら、普通は、

一人で飲むよりも仲間と盛り上がるほうが楽しいと思います。


これについても幸田露伴曰く、


平清盛は惜福の人ではなかったが、

分福において大度であったので、一族の繁栄を得た。

家康は、惜福の工夫では秀吉に勝っていたが、

分福の工夫では、秀吉のほうがはるかに勝っていた。


ということで、ゴルフは一人でプレーするものですが、

同伴する仲間やキャディー、プロであればギャラリーもいますが、

みんなで楽しく盛り上がることも楽しく、幸福のカタチと言えます。


・・・


そして最後は、植福。


幸福とはあくまでも一個人の心に関わることですが、


幸田露伴によると、最終的な、理想の幸福とは、

自分の幸福は関わる人達全てにも幸福を

もたらすものでなければならない。


ということ。


これは、ある意味、ゴルフ社会全体の発展のために、

一人のゴルファーとして、あるいはゴルフ業界関係者が、

何をどうするべきか


を、問題提起しているように思います。


確かに、どんなに自分がゴルフが上手くなったとしても、

もし、ゴルフというものが世の中に認められず消滅してしまった

としたら、何にもなりませんからね。


現在、自分がゴルフを楽しめるのも実は、

今までゴルフに関わってきた諸先輩方々のおかげでもある

ということを忘れないようにしたいものです。


そして、次の世代のためには自分たちに何ができるか


そういうことも考えなければいけない

と思います。


植福の大切さを露伴は、

一株の林檎の樹を植える行為に託して

「努力論」の中で、教えてくれている


というわけです。



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http://www.koshigayagolf.com


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