ここから軽井沢編です。

片山廣子のことを書きたい、そのための取材を始めよう・・と思った私は、まずノートを作りました。

平成13年となっていますから、いまから16年前。私が初めての小説「エイク」を講談社から出版して小説デビュー・・そんな華々しいものではありませんでしたが・・した翌年ですね。

まっ白なノートが埋まっていくとは思えませんでした。

取材先の手掛かりはなにもなかったのですから。

ノートが5冊になり、小説となり、本になって世の中に出るとは夢にも思いませんでした。

 

軽井沢編ではこのノートに沿って取材過程を綴り、後半は資料からの発見を紹介していきます。