こんばんは。会津素子です。

 

成田市議会では、議場に飲み物を持ち込むことができません。

これもどうかと思うのですが、今回は触れずにおきます。

 

委員会室では飲み物は可能となっており、私は以前からマイボトルを持ち込んでいました

これが禁止となりました。

委員会室の机の上に用意されたペットボトルのお茶を飲むか、自分でペットボトルを持ち込むか、のみ許されるということです。

 

ペットボトルはOKで、マイボトルはNG。・・・どういうことでしょう?

 

このことが決まったのは議会運営委員会です。

各議員グループから選出される議員で構成されています。

私は当委員会のメンバーではないので、代わりに共産党の荒川さくら市議が、

 

「環境面から考えればマイボトルが推奨されるべきなのに、これが禁止されるのはおかしい。成田市だってペットボトルの削減を呼びかけているのに。」

とお話ししてくださったのですが、荒川市議以外の委員は全員ペットボトル派だったようです。

 

ペットボトルにしなければならない理由は、

「マイボトルは目立つからダメ。見た目を揃えるためにもペットボトルでなければならない。」

ということです。

 

小泉進次郎環境相は、

「環境を守るためのアクションは、見た目も大切キラキラ

という立場ですが、

成田市議会はもっとすごい!

「環境を守るためのアクションより、見た目が大切キラキラ

なのですから。

クールでセクシーすぎる!

 

 

ちなみに私のマイボトルはこれ。

これを机に置いて、何か問題が生じるのでしょうか?

逆に、派手な色の炭酸ジュースのペットボトルを持ち込んでも、「見た目が揃ってる」とOKなのでしょうか?

 

 

まあ、本当は別に理由があるのでしょう。

だって、マイボトルを持ち込んでいるのは議員の中で私1人なのですから。

他の議員は、委員会室の机上に用意されたペットボトルのお茶を飲んでいます。

 

ちなみに、市の職員は自由に委員会室にマイボトルを持ち込むことができます。

そして、市民と専門家などから構成される成田市環境審議会では、環境への配慮から10年以上前に会議室でのペットボトルを廃止しています。湯呑みに入ったお茶が用意されています。

 

マイボトルについて考える時に、私一人を問題に取り上げるのではなく、

子どもたちのこと、自分たちの健康のこと、生物多様性のこと節税のことに目を向けていただきたかったです。

マイクロプラスチックが大問題になっています。他の生き物も私たち人間もプラスチックを体内に取り込んでいます。

ペットボトルの処理手数料は税金です。

ペットボトルのお茶代は、私たち議員の報酬から引かれます。

こんなことを考えれば、マイボトルを禁止するなんて、あり得ないです。

成田市議会はガラパゴス化しています。

 

 

 

ガラパゴスといえば、もう一つ。

成田市議会では、市長はじめ職員との懇親会にコンパニオンさんを呼び、お酌してもらっています。

 

このことについては私もメンバーになっている議員団幹事会で決まるので、私は何度も何度も、何年間も訴え続けています。

 

「どうしてミニスカートを履いたコンパニオンさんにお酌してもらう必要があるのですか?」

「女性だけが男性にお酌するという構図が、男女共同参画を推進する成田市には合わないと思います。」

「お酒は自分たちで注ぎ合えば良いのではないですか?」

千葉県内でコンパニオンさん呼ぶ議会って、他にほとんどありませんよ。なぜ、成田だけ呼ぶのですか。」

「そんなに女性にお酌してもらいたいのなら、懇親会とは別に、女性が接待してくれるお店に行けば良いのでは?」

 

 

しかし、他の幹事からは、

「自分で注ぐとゆっくり話せないんだよ。」

「ホテルからも『配膳スタッフだけでは足りない』と言われているんだ。」

「君はあの人たちの職を奪うのか?」

「コンパニオンだって立派な仕事だ!」

 

と、意見すら噛み合わず、毎回私の意見は却下され続けています。

幹事会で私の意見に賛同してくれる議員はいません。

 

これが、「国際都市」と呼ばれる成田市の議会の現実です。

 

でも、国際都市らしいことも行っています。

海外視察です。(私は行きませんが。)

海外視察を行う市議会は、全国でも珍しいです。
10月に約半数の議員がヨーロッパ方面を訪れるようです
約800万円の税金が使われます。
(再来年にはもう半数の議員が海外視察します。計1,600万円の税金が使われることになります。)

有意義な視察のためにも、ぜひ環境先進国・ジェンダー先進国の議員や自治体職員
①マイボトルの不必要性
②女性にお酌される意義

について、議論してきていただきたいです。