久しぶりに列車旅を楽しんで来ました。時刻表の検索も久しぶりで、とても目が
悪くなっているのが実感できて、愕然としました。
朝早く出て、名古屋まで普通列車、そこから松本までは『特急しなの』でした。
この列車、このルートは何度も使っているので、懐かしいです。季節柄、緑が濃く
気持ち良い乗り心地で、乗客は少なくマスク着用の方はかなり減りました。
『特急しなの』間もなく発車です。ホーム上の乗客もまばらです。
『そうだ!朝食まだや』、おにぎりとお茶を仕入れて、出発準備完了です。
心地よい揺れで、『千種駅』をアッと言う間に、到着・出発でした。
此処は以前、木曽路を目指して歩い所で、『あ、あの道や。直ぐトンネルやぜ』と
激しい揺れで歩くのは大変。カーブが多くスピード確保の為、『振り子電車』と
呼ばれる構造です。緑の濃い木が線路わき迄迫っており、視界が遮られます。
『上松』付近で、木曽川の綺麗な景色が見えて、特急が徐行しシャッターチャンスを
くれたのですが、今回は木の間隠れに見えた程度で、写真も見難いです。
でもこんなデッカイ岩石を押し流す、木曽川の力って凄いですね。今でも年間
数ミリの移動が続いているのかな?と考えながら揺れを楽しんでいました。
『雨に煙った御嶽山を、一人見上げる女が一人‥』まさしく『木曽路の女』の
世界でした。木曽福島を越えて、国道19号を左折すると、『木曽御嶽山』ですね。
今日は雨で見えなく残念でした。ついつい歌いながらの列車旅でした。
やがて『塩尻』です。この手前に『奈良井』と言う宿場がありますね。良い所です。
この駅の近くから塩尻の時計工場に通う、同年の女性と伊豆大島で出会い、写真や
近況を手紙でやり取りした『元カノ』がいましたが、今は塩尻に嫁ぎ、曾孫さんが
居るでしょう。そんな思い出も旅の楽しみの一つですね。間もなく『松本』です。
此処で1時間程度の待ち時間を利用し、市内見物です。お城はバックの北アルプスが
見えないのでパスして、市内の旧街道を散策しよう。でもとても寒い!それに雨が!
通りのお店に飛び込み、『私が着られそうな上着はないかな?』と店員さんに。
女性の着る上等の物を扱うお店で、オジン向けの物はなく、安くて良い店教えて!
と厚かましくお願いしました。『ユニクロさんより安いお店がすぐそこに…』と
飛んで行きました。雨に寒さも大丈夫な物があり、早速買い暖かく過ごせました。
モザイクが上手く行かん!! マァええやぁ。これで辛抱して。
雨にもめげず、寒さにもめげず、松本市内をウロウロ。綺麗な街ですねぇ。
人々も上品そうや。お城は以前来た時はコロナで、閉館でした。常念岳をバックに
悠然と立つお城を、前から後ろから眺めていました。今回はパスです。
こんな井戸、ポンプも風情ありますね。子供の頃『ガっちゃんポンプ』と呼んで
いました。時間があれば半日位ウロウロしたい街でした。兎に角寒い!!
無事に帰る『蛙』をお祭りも、街の人の気持ちかな?
『縞の合羽に三度笠』・・橋幸夫の世界ですねぇ。カラオケやりたいよぉ。
さて、松本駅に戻り、『篠ノ井線』下り、『姨捨』を目指します。
珍しいトンネルが続きます。輸送量を多く見積もり、複線仕様のトンネルを掘ったの
ですが、輸送量が増えず、単線がトンネルを潜ります。何か良い使い道ははないかな?
やがて『姨捨』駅です。・・・その②に続く。