北朝鮮が侮蔑する“プーチンの犬”安倍晋三 ──“金正恩の操り人形”に成り下がった“外交白痴”安倍 | 日本人の進路

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左翼全体主義(共産主義)国家化が進む日本。マスコミはどこを向いても左翼ばかり。これでは日本国民が洗脳されてしまうのはくやしいけどどうしようもない。ただあきらめてしまったら日本の明日はない。日本の中、露、朝への属国化が現実のものとなってくる。

北朝鮮が侮蔑する“プーチンの犬”安倍晋三 ──“金正恩の操り人形”に成り下がった“外交白痴”安倍により、拉致被害者の救出は無くなった

 









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中川八洋掲示板より
http://nakagawayatsuhiro.hatenablog.com/entry/2014/09/27/183859




北朝鮮が侮蔑する“プーチンの犬”安倍晋三 ──“金正恩の操り人形”に成り下がった“外交白痴”安倍に、拉致被害者を返還する妥協の必要無し!

2014.09.27

カテゴリ:対北朝鮮政策



筑波大学名誉教授  中 川 八 洋




 国際問題や外交が全くわからなくなった“重症の対外全盲症民族”日本人は、安倍晋三が対北朝鮮外交で噴飯物のトンデモ外交をしているのがわからない。

 二〇一四年五月の時点、すなわち北朝鮮が調査委員会を設置すると日本側に「同意した」時点で、拉致被害者を一人も還さないことが北朝鮮の規定路線なのが明々白々となった。ところが日本人の多くは、特に民族系の団体や産経新聞などは、この“茶番劇”日朝合意をもって、拉致被害者が返還されると錯覚。今や世界が失笑し侮蔑する“際だつ暗愚宰相”安倍を逆さにも高く評価し、妄想よろしく拉致被害者を奪還できると小躍りした。

 首相も馬鹿なら国民もそれに輪をかけて馬鹿。日本は国家の末期症状を呈している。気の毒なのは、お祭り騒ぎの材料となって新聞やテレビの購読数・視聴率伸ばしに使われるだけの拉致被害者とその家族である。
 







朝鮮人・飯島勲を派遣したり、制裁解除のバーゲンセールに精を出す安倍晋三


 安倍は、北朝鮮・ロシア・中共の三ヶ国に対しては、相手国に揉み手をする売国奴を使えば、うまく閉鎖トンネルが開き、相手国から妥協を導き出せると思い込んでいる。「お母さんの言うことを聞けば、おいしいご褒美やおやつをもらえる」と考える三歳の幼児と同レベルの発想。安倍晋三とは、頭にオムツを載せた幼児。だから、国際的には真っ当な政治家とは看做されていない。

 北朝鮮は、安倍晋三に対しては、「拉致被害者を還す」という毛鉤をたらしておけば無制限に制裁が解除されて、最終的には日本から一兆円ぐらいはせしめられると確信している。安倍が日本国の首相で在る限り、北朝鮮が拉致被害者を一人として還すことなど万が一にもない。

 安倍が独裁者(独裁体制の国家)にとって簡単に騙せる極度な幼児人間・未熟人間なのは、安倍が、北方領土返還を万が一にもしない、むしろ北海道への軍事侵攻の準備に余念のない“血塗られた侵略者”プーチン大統領に首ったけの“ゲイ情況”を一瞥するだけで十分ではないか。安倍晋三はIKKOやマツコ・デラックスと同種のゲイでないとすれば、いったい安倍のプーチン狂いはどこから発生したのか。
 


 ともかく、安倍は米国が「独断専行は、北朝鮮に利用されるだけ」と猛反対するのをフンとせせら笑って無視し、長野県生まれの政治ゴロに過ぎない朝鮮人二世・飯島を北朝鮮に派遣した。安倍の親書をもった飯島を詮索して北朝鮮は、“安倍とは御するに容易なバカ首相”との、日本国の最重要国家機密を入手した。二〇一三年五月だった。

 飯島勲とは、仁川出身の朝鮮人四世の小泉純一郎に永年仕えたその筆頭秘書。小泉の電撃訪朝にも随行した。政治的地位も頭もない“脳内空洞の下級政治屋”飯島勲に会見したのは、金正恩に次ぐ、金永南(最高人民会議常任委員長)。北朝鮮が、飯島勲を使って安倍晋三を北朝鮮の操り人形に改造しようとしていることが明らかになった。それから一年、実際に安倍は、北朝鮮の思わくどおりの“北朝鮮の操り人形”になった。

 なお、金永南の脇には、朝鮮総連の幹部が同席していた。結果としてだが、安倍を“朝鮮総連の犬”に改造する秘策をピョンヤンに提供したのは飯島勲ということである。

 

  “朝鮮総連の犬”となった安倍は、まず、最高裁判所に圧力をかけて、朝鮮総連ビルが競売で買主が定まっているのに、競売手続無期限停止にさせた(2014年6月19日)。安倍は、「拉致被害者を奪還することに比すれば、司法の正義などクソ喰らえ」とばかり、三権分立の破壊行為をしたのである。だが、拉致被害者は、 “朝鮮総連の犬”安倍のこの暴走で永久に還ってこない。安倍は、拉致被害者の奪還もしない上に、三権分立を破壊することで、自由社会における自由の基本柱を大きく損傷した。二重の犯罪を犯したのである。

 安倍の心底に潜む信条「俺の人気は、国益より優先する」「拉致被害者を奪還すれば、人気絶頂で俺様の長期政権が定まる」「俺が総理を辞めた後の日本がどうなろうと俺の知ったことか」が、実は北朝鮮に筒抜けに透視されて逆利用されているのである。







高額の代金を品物が渡されない前に支払った安倍を糾弾しない日本の異常

 伊原純一・外務省アジア大洋州局局長と宗日昊・朝日国交正常化交渉担当大使との間で二〇一四年五月下旬に開かれた日朝協議(ストックホルム)は、北朝鮮の言い分をそのまま日本側が丸呑みしたしたもの。それは、北朝鮮側が「在北朝鮮の日本人の包括調査をする特別調査委員会を設置する」見返りに、日本側が制裁を一部解除するというものであった。

 つまり、実態のない空洞の「特別調査委員会」の設置とは、言うまでもなく、拉致被害者を還すそぶりの演技をしてあげるが、還さないというもの。要は、人気を焦る“吉本興業の滑舌芸人”安倍晋三は、金正恩の空手形に対して高額の現金を渡したのである。安倍は、正真正銘、金正恩の操り人形として行動している。


 具体的には七月四日の閣議で、北朝鮮に騙されたとつゆほども悟ることのない“外交白痴”安倍は、いそいそと制裁の一部解除を行った。総連幹部の北朝鮮との往来もOK、送金もOKとなった。その前には、朝鮮総連本部の競売手続き永久延期というお土産まで、金正恩に渡していた。安倍は、まさに売国奴。それ以上に、安倍は、拉致被害者を愚弄する非人間性を剥き出した“人間のクズ”なのも露呈した。

 “外交白痴”安倍晋三の御蔭で、北朝鮮としては、総連本部がそのまま使える上に、送金も往来も自由になった。これほどの見返りを無償で先にもらった以上、もはや拉致被害者を返還する必要などどこにあろうか。かくして九月十二日、北朝鮮は、「調査は初期段階にあって、後一年はかかる」、つまり「拉致被害者を返還しない」と日本に通告したのである。それは、北朝鮮が対日外交で全面勝利した凱歌でもあった。


 問題は、全く外交交渉ができない“暗愚の宰相”安倍晋三だけにあるのではあるまい。悪意はなく結果としてではあっても、これほどの「反日」外交に走り、拉致被害者の家族の心情を愚弄したばかりか、日本の国益を破壊する安倍晋三に対する糾弾の声が、日本に無い問題である。

 このような事態は、日本人全体が、国益にも拉致被害者の奪還にも本心ではどうでもいいと、アパシー(無気力)の心理情況に覆われていることを示して余りある。









拉致被害者の奪還は、朝鮮総連ビル売却が第一歩


 日本が外交無能国に陥ったのは、国会議員という学歴の低い無教養な権力集団が、優秀な人材がかつて多く存在した霞ヶ関の官僚に対して高圧的に威張り散らすのが常態になった一九九〇年頃から。朝鮮人の母親をもつハーフ小沢一郎らの日本国破壊運動(ヴァンダリズム)としての霞ヶ関官僚劣化革命が成功したことも原因の一つである。

 小沢一郎的な反・官僚のイズムと合唱が日本国内に蔓延したことは、優秀な東大トップを霞ヶ関から遠ざけてしまった。現在、官僚になる東大卒は中以下の劣等生がほとんど。一九六〇年代を知るものにとって目を覆う惨状。

 拉致問題で言えば、「安倍晋三が主、古屋圭司が従」の弥次喜多道中が、二〇一三年からの担当大臣。だが両名は、アホバカ学生とデモシカ教師しかいない“名ばかりの大学”成蹊大学卒。漫才コンビにしかなれない水準の、そんなアホバカ学生上がりの両名でも“犯罪国家”北朝鮮に対して外交交渉ができると思う日本国民の非常識には、もはや二の句がつげない。


 実際に、安倍・古屋のアホバカコンビがどんな結果をもたらすかをようやく覚った日本人は、この二〇一四年九月の時点で、横田めぐみさんの両親ぐらいか。これが日本の実情。もはや、拉致被害者奪還は安倍内閣では絶望。これが、客観的情況である。

 拉致被害者を奪還する確実な方法は、実は簡単なこと。矢継ぎ早に北朝鮮が嫌がることを次から次に実行して制裁をエスカレートすればよいだけ。それ以外の策は皆無。明々白々なことではないか。

 拉致誘拐した刑法犯罪者に対して、拉致被害者を返還させる方法は、返還しなければ終身刑から死刑へと刑が重くなると思い知らせることは序の口だろう。この序の口すらしなければ、拉致被害者の奪還など夢想家の妄想で終わる。

 制裁の第一が朝鮮総連本部ビルの売却であるのは、言うを俟たない。これなくして、拉致日本人の奪還は不可能。


 第二は、(国籍は日本人でも)北朝鮮人が盤距する公安調査庁の北朝鮮部門の職員のほとんど全員を分限解雇処分する法律の制定。これをすると、北朝鮮は、公安調査庁経由で入手していた日本政府のもつ情報を喪失する。日本人は、国家を守る意思などひとかけらもなくなったから、公安調査庁が実態的には北朝鮮の下部機関となっていることにいささかの関心もないし、危険視する日本人も一人もいない。

 なお、極め付きの第三、第四の制裁の案を示したいが、本稿では秘匿のため割愛。









過去の失敗を学ばない外交など外交にあらず

 頭が悪い人間は、過去に思考が行かない特性がある。簡単にいえば、バカは歴史に学ばないし、経験にも学ばない。安倍晋三とは、ビスマルクが指摘するこの箴言の典型。

 北朝鮮は、一九九〇年代以降の核武装にあたって米国を騙し、米国の対北朝鮮外交を翻弄し粉砕するのに成功した。しかし安倍は、こうした北朝鮮外交の高度に狡猾な手口について、一度も関心を示したことが無い。北朝鮮外交の手口にかかわる研究を、古屋圭司に命じたことも無い。

 古屋もまた、米国の政治的圧迫にいっさい妥協せず国家意思を貫いた北朝鮮外交について、その概要を知ろうと、外務省と警察庁の選りすぐりの官僚を選んで、そのとりまとめを命じたことなど全く無い。代わりに、拉致被害者の家族を集め得意のギターを聴かせるという、傷口に塩を塗る侮辱の非礼をするばかり。三歳の童子すら鼻白むバカ総理にバカ担当大臣、これでは拉致被害者は死んでも死に切れまい。可哀想でならない。


 金正恩の祖父・金日成が死ぬ直前だったが、「核兵器開発を放棄する」と真赤な嘘をついて、米国のクリントン政権を騙した。クリントンは、見返りに「毎年五十万トンの石油を無償で提供」と約束した。これが、米国騙し大成功の「米朝枠組み合意」。一九九四年四月であった。

 しかも、金日成は同時に、「ソウルは火の海になるぞ」「在韓の米軍三万七千人はほとんど死ぬぞ」と、韓国を恐怖に陥れる“<恐怖ー安心>心理戦”を行った。韓国側がこの脅迫にパニックを起こしたことも、クリントン政権が北朝鮮に全面屈服を決断した原因ともなった。

 恐怖など心理的な劣勢があるときは、決して外交をしてはならない。敵に対して、心理的安定と心理的優位こそは外交交渉時の絶対要諦である。それはともかく、金日成の石油詐取を真似て食糧を騙し取る計画を立て実行したのが、その息子の金正日であった。北朝鮮が“餓死続出”という事実の自作自演で、西側から大量の食糧を手にしたのは、一九九五年からである。


 一九九五年から一九九九年にかけて、年平均五十万人ぐらいが餓死したのは事実。だが、それは金正日が人為的に実行したもので、自然災害ではない。

 餓死処刑という自作自演の餓死を演出することによって、日本などでは食糧援助問題に世論が動いて、核武装問題が等閑視された。つまり、北朝鮮は、国連機関と西側諸国から数年間国民がたらふく食べられる食糧を手に入れると同時に、核武装を順調に進められる国際環境を手にしたのである。

 核武装を進めるために、自国民を一割ほど餓死で処刑する事などなんでもない、それが人間性を完全に喪失した共産主義の独裁国家の常態である。なお、この金正日の国民一割餓死処刑という、ヒトラーのユダヤ人ガス室殺戮に並ぶ蛮行に全面協力した、マルクス教徒の政治家が、日本の加藤紘一と河野洋平。


 例えば、一九九五年の日本のコメ五十万トンは加藤紘一によって、二〇〇〇年のコメ六十万トンの「無償供与」は河野洋平の暗躍による。加藤紘一や河野洋平が今も生きていることは、日本が共産主義思想シンパの国家であり、イデオロギー的には反・自由社会である証左だろう。

 加藤紘一や河野洋平を自由に操れるほど、日本における朝鮮総連の政界浸透は徹底しており、安倍晋三や古屋圭司らも程度の差はあるが、五十歩百歩である。今般、安倍が朝鮮総連の操り人形となったが、米国の専門家の間では想定内で、誰も驚いてはいない。

 なお、一九九五年から、おそらく二百五十万人(人口二千万人の12%に当る)ほどを餓死させた金正日の餓死処刑作戦は、金日成から権力を「世襲」した直後からだから、この「世襲」に叛乱した軍部隊の地域全域への報復だったと思われる。とすれば、金正日は、①叛乱部隊の鎮圧と対抗政治勢力の一掃、②核武装の推進、③数年間は食糧生産などしなくても済むほどの食糧の確保という、一石三鳥の騙し外交を百点満点で完遂したことになる。


 これほどの残虐な外交を常とする北朝鮮の実態がわかれば、「飯島勲を送っただけで、拉致被害者を奪還できる道が開ける」と思い込んだ安倍とは、とてつもなくひどい“外交音痴”“重度の自画自賛の妄想癖病”の政治家であるかがハッキリしただろう。安倍晋三という、脳内空洞のバカアホ宰相に期待を寄せた拉致被害者の家族の方々には、“お気の毒“と言う外なく、慰める言葉すら見当たらない。

 なお、北朝鮮の軽水炉騙し外交についても触れるべきは知っているが、紙幅の関係から割愛する。これは、先述の「米朝枠組み合意」に基づくもので、核武装放棄の見返りに軽水炉二基を供与するというもの。だが、二〇〇三年一月、北朝鮮はIAEAからの脱退を宣言して、核武装の推進を闡明した。つまり、米国/日本/韓国は、九年間(一九九四年~二〇〇三年)も北朝鮮に騙され続けたのである。










中共と北朝鮮の対日外交は、基本的には、ロシアの対日外交を追随する

 安倍だけではなく一般に頭が悪い日本人は共通して、相互不可分に連関している国際問題・外交問題を総合的に複眼思考することができず、なんとバラバラに分解して個別案件ごとに視野狭窄させるデタラメに自己陶酔する。安倍でいえば、北朝鮮の拉致問題を、対日核武装(日本の軍事脅威)問題と切り離す。

 対北朝鮮制裁は、主としてその核武装つまりノドン・ミサイルと核弾頭開発に対する牽制である。だが、安倍は、拉致問題に思考が向かうと、対日核攻撃の脅威の方をすっかり忘れた。“極度な落ちこぼれの掃き溜め”成蹊大学卒の滑舌芸人を総理にした日本の代償は余りに大きすぎたと、いずれは日本国民は嘆くだろうが、そのときはすでに遅しである。

 特に、中共と北朝鮮は、その対日外交を展開するに当たって、必ずといってよいほど、ロシアの対日外交を模範とする。日本がロシアに屈服しているときは、両犯罪国家の対日外交は強硬になる。


 翻って安倍晋三は、ウクライナ侵略に対する西側諸国の対ロ制裁に歩調を合わせられず、わざわざプーチンに「対ロ制裁してごめんなさい」と電話する始末(2014年9月21日)。これではまるで、母親に「オイタ(イタズラ)をしてごめんなさい」と謝っている姿そのもの。実際にも安倍はプーチン大統領を、甘えられる母親か何かに考えている。安倍には(総理大臣不適格の)何らかの精神障害が強く前面に出てきたと診断しておいた方が良い。

 実際にも安倍は、二〇一三年秋、“北海道防衛をするな”と防衛省と自衛隊に命令した。安倍は、「北海道の陸自の戦力を限りなく弱体化すれば、ロシアは安心して北方領土を返還する」と思い込んでいる。プーチンが直接吹き込んで洗脳したという噂もあるが、“一人共産主義者”だった父親・安倍晋太郎のDNAとも解せられる。


 「北海道をロシアに割譲して、北方領土を取り戻す」と思い込んでいるとも解釈できるが、北海道を喪失して国後・択捉島をどう維持できるのか。そもそも、北海道と国後・択捉島の交換など、通常の日本人ならばどうやれば発想できるのだろう。安倍の対ロ外交には、日本の領土その他すべての国益を失うモーメントばかりが強く働いている。

 北海道防衛などひとかけらの思考もしない安倍は、実は、尖閣諸島防衛にもいっさいの関心が無い。いまだに尖閣の魚釣島に陸自の小部隊の駐兵すらさせない。つまり実効支配の自己放棄である。だから、中共は、尖閣諸島周辺での公船や漁船による領海侵犯行為を一向にやめる気配がない。


 やめる必要がないのは当り前。日本の首相である安倍が中共に、「尖閣諸島はいずれ譲渡します」とシグナルを送っている以上、当然だろう。陸自の部隊を尖閣諸島と宮古島と石垣島に駐屯させることもしない、空母建造もしない、ハリヤーⅡなどSTOVL機の購入もしない等々、尖閣防衛放棄を「防衛計画の大綱」(2013年12月)として定めたのは安倍晋三である。だから、中共としてはただチャンス到来を待てばよい情況にある。

 要するに、安倍は、北京に行って首脳会談をしたいのである。その理由は、それが国内で人気が上がるからだ。人気さえ上がれば尖閣諸島を捨てる事など安倍が躊躇うことはありえない。安倍が今は尖閣を守る演技をしているのは、その方が北京に叩頭するより、人気が高くなるという現実に従っているだけ。


 安倍の本性は、人気至上主義の滑舌芸人。しかも、自国の軍事力による国防精神が全くのゼロ。だから、恥ずかしげもなく反・軍事力主義を外国で自画自賛する。ところが、安倍晋三が国防重視だと逆さに誤解している日本人は多い。これは、日本全体が国防を忘失した“重度の国防音痴病の患者”ばかりとなった証左で、国家の末期症状である。

 さて、北朝鮮の視点に論議の焦点を戻す。

 安倍晋三が「北海道防衛を投げ捨てよ」「尖閣防衛など海上保安庁の巡視船増強でお茶を濁せ、<海上警備>条項により海上自衛隊がいつでも出撃できるよう自衛隊法の改正など必要ない」「中共の軍事力増強には軍事力強化で対抗する必要はなく、インドや東南アジア諸国を対中包囲網に組み込めば充分」など、自己流の妄想国防政策に恍惚としている。安倍には妄想に遊ぶ病気が重篤である。


 ともあれ、安倍は、ロシアのプーチンに弄ばれているのに、「プーチン」「プーチン」とプーチンを追いかける。世界中が失笑する、この安倍の唖然とするほど幼児的な姿を見れば、安倍と外交交渉で何かを取引して妥協する必要など感じる国家などいまい。況や、日本人騙しにかけては、ロシア以上の才が突出する北朝鮮が、不必要にも安倍に妥協する(=拉致被害者を返還する)ことなど万が一にもありえない。

 拉致被害者を奪還したいのなら、まず北海道を対ロ侵略を撥ね付ける要塞と化することが先決。日本が北海道に戦車千五百輌を配備し、ロシアに対して日本の領土に一センチメートルも侵略させない軍事態勢を完備した時、北朝鮮は拉致被害者の返還に対日政策の軸足を動かすだろう。



中川八洋







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