満洲でロシア兵が殺戮した日本人婦女子20万人の地獄に涙しない“非人間”安倍晋三(その1) | 日本人の進路

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左翼全体主義(共産主義)国家化が進む日本。マスコミはどこを向いても左翼ばかり。これでは日本国民が洗脳されてしまうのはくやしいけどどうしようもない。ただあきらめてしまったら日本の明日はない。日本の中、露、朝への属国化が現実のものとなってくる。

満洲でロシア兵が殺戮した日本人婦女子20万人の地獄に涙しない“非人間”安倍晋三の冷酷非道さは、どこから?(その1)

──安倍のプーチン歓待は、“国際法”「領土は、道徳&《人間の尊厳》のシェルター」を蹂躙する“悪魔の祖先冒瀆”

 

 

 

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中川八洋掲示板
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満洲でロシア兵が殺戮した日本人婦女子20万人の地獄に涙しない“非人間”安倍晋三の冷酷非道さは、どこから?──安倍のプーチン歓待は、“国際法”「領土は、道徳&《人間の尊厳》のシェルター」を蹂躙する“悪魔の祖先冒瀆” 


2016.12.12
北方領土をロシアに貢ぐ安倍
筑波大学名誉教授 中 川 八 洋

 

 

 

 

 

 安倍晋三とは、(他の全ての国会議員の共通する日本の根深い疫病ではあるが)日本国民としての意識もなければ、そのような魂などとは無縁である。総理職を長期化させる“人気”だけしか脳裏にない。

 

 国民とは何か。祖先への絶え間なき尊崇であり、子孫への限りない愛である。だが、安倍晋三の思考には、日本国を築いてきた祖先への尊崇どころか、そもそも「祖先」が存在していない。安倍晋三は、日本のこれからを担う未生の子孫のことを1㍉たりとも脳裏に浮かべることがない。

 

 国家とは、墓石に眠る祖先と現世代と未だ生まれていない未来の子孫で形成される、永遠に存続する“歴史と血統の共同体”である。が、このような正しい国民意識が、総理の安倍晋三に全く無いのは、日本という国家が確実に衰落し滅亡することに繋がる。が、この事態を憂慮する日本人もどこにも見当らない。

 

 日本人は平成時代に入るや、安倍晋三という異形の総理に、国家とは何か、国民とは何か、の日本民族の根本精神が空洞的に欠如している怖ろしい事態にいささかの戦慄もしなくなった。日本人は、魂も精神も知も失った“生ける生物学的ヒト”に変質してしまっている。今や日本人は、法律上の国籍があるだけで、正しき意味においては日本国民ではなく、日本国民とは対極にある。

 

 

 

 

 

 

 

第一節 満洲ソ連軍の殺戮から日本人婦女子を救出した米国と蒋介石

 日本会議神社本庁など日本の民族系の団体や江藤淳に始まる民族系論客とは、共産党と阿吽の呼吸で共同して、1983年頃から、徹底的に近現代史の歴史改竄に狂奔してきた。

 

 特に、昭和天皇の銃殺を含む天皇制廃止と日本民族の殺戮を目的とした“悪魔の祖国反逆”大東亜戦争を肯定する“狂気”を信仰する民族系団体・論客の、祖国日本と自国民・日本人に対して煮えたぎらせる憎悪感情は半端ではない。日本人皆殺しにかける民族系の血塗られた執念は異常を超えたレベルで、共産党と寸分の差異がない。このおぞましい事実については、ポツダム宣言受諾で日本の大敗北が定まった1945年8月以降の歴史が端的に証明している。特に、満洲邦人に対する民族系論客の徹底した意図的な隠蔽と無視の歴史偽造は、この事実に対する動かぬ証拠である。

 

 

 

 

 

 

日ソ中立条約の締結において全面否定すべき大東亜戦争を肯定する、民族系論客の“逆立ち狂気”

 大東亜戦争の真実と全貌は、戦争の敗戦確定直後に、明らかになった。敗戦国は、敵占領地から、自国民を本国に無事帰還させる困難に直面する。しかもこれは、主権喪失の敗戦国ではどうすることもできない。ポツダム宣言を敵国が誠実に履行するか否かの敵国まかせ、つまり敵国の文明性に委ねられる。  

 

 ポツダム宣言の敵国の誠実な履行は、①8月15日から停戦する事、②「在外」となった日本の軍人・軍属ならびに一般邦人を、それぞれ早期に「復員させる」「引き揚げさせる」事の二つである。ソヴィエト・ロシアは突然、8月9日にポツダム宣言に加わった。米英支と同等の原加盟国ではない。

 

 表1は、日本の大東亜戦争が完全に狂っていた/間違っていたことを明らかにする。何故なら、日本が八年間or四年間弱、敵国とした米・英・蒋介石支那三国は、ポツダム宣言を誠実に履行したことにおいて、正しい文明国であった。「文明」とは法的正義に悖らない/法秩序を優先することを意味するから、日本が信頼して共に歩むべき立派な国家だった。ポツダム宣言加盟国でないが、日本の敵国だった豪州とオランダも、ポツダム宣言を誠実に履行した。これらの国々と戦争を日本側から開戦した事ことにおいて、非は一方的に日本にある。

 

 一方、日本とは軍事同盟国ではないが、「日本の大東亜戦争中の友好国」ロシアは、ポ宣言の加盟国でありながら、ポ宣言の履行などまったくどこ吹く風と無視した。いや、無視するばかりか、ポツダム宣言の条件“停戦”とは逆方向の侵略戦争を続け、停戦している日本に対して、これこそ火事場泥棒のチャンスとばかり、日本の在外財産をロシア領土に運び込み、日本の固有の領土まで侵略し続けた。

 

 さらに、ポ宣言のもう一つの条件“一般邦人の早期引き揚げや軍人・軍属の早期復員”に違背し、前者についてはいっさいせず、後者については逆さにもシベリアに拉致・強制連行した。

 

 

表1;ポツダム宣言の加盟国の履行状態

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 すなわち、終戦を迎えた時、大東亜戦争とは、日本にとっていっさいの敵性のない友好国や同盟国であるべき国家に対して開戦し、日本の本当の敵国と友好関係を結ぶ逆立ちした戦争だった歴史の真実が完全に証明されたのである。大東亜戦争を肯定する林房雄極左アナーキスト)はむろんだが、一見では右か左かが不明の、江藤淳以降の奇天烈な民族系論客というナラズモノ評論家軍団が“「反日」を基底に燃やす転倒詭弁”を弄していることが、1945年8月以降の歴史の詳査において証明できる。

 

 精神異常者・西尾幹二に代表されるナラズモノ評論家の民族系論客は、日本国民の生命・財産ならびに国土(領土)について一切関心がない。このことにおいて、彼らは「日本国民」ではない。彼らは、その実態において(オルテガの言葉を使えば)外国から闖入した垂直侵略者といえる。

 

 良心なきことも加わり、外国人で日本国民でないナラズモノ評論家の民族系論客は、あらん限りに、日本国民の歴史を偽造し歴史を隠蔽する。この一つが、満洲における一般邦人を殺戮し放題の悪魔ロシアの蛮行隠し。歴史の隠蔽はまた、歴史の抹殺である。

 

 

 

 

 

 

ロシア軍占領下の一般邦人300万人と蒋介石支配の支那在住一般邦人のいずれが悲劇・悲惨?

 終戦時の「在外」日本人は、大まかな数字を読者に記憶してもらうために丸めるが、軍人・軍属が350万人、一般邦人が350万人の、合計700万人と覚えて頂きたい。厚生省引揚援護局の数字「660万人」(注1)は、ロシアに殺された員数を「40万人」少なく見せるための操作数字/改竄数字である。

 

 旧陸軍省の後継官庁である引揚援護局は、GRU所属のロシア工作員で教条的共産主義者の美山要蔵・陸軍大佐(終戦時は陸軍大臣高級副官=陸軍省官房長)が全権をもって牛耳っており、モスクワからの命令で数字改竄は日常茶飯事だった。

 

 ともかく、この700万人のうち、ロシア占領下の軍人・軍属・一般邦人は300万人で、在外邦人全体の43%をしめていた。ロシアは、占領下で海外との通信を完全に途絶し、占領地帯すべてをロシアが生殺与奪の絶対権力を持つ広域刑務所にした。つまり、満洲、朝鮮北半、樺太の情況は、いっさい日本本土には伝わってこなかった。

 

 そして、(主権喪失の日本国に代わり)ロシア占領下からの邦人救出に全力をあげたのが、米国であり、蒋介石であった。満洲地区を例とすると、仮に米国と蒋介石の努力がなければ、(在大連の邦人を除くが)満洲邦人が「100万人」も帰還できることなどあり得ない。「2~30万人」がせいぜいだったろう。

 

 男狩りでシベリアに拉致・強制連行された「25万人」の日本人一般男性を除いて、「20万人から25万人の婦女子&老人」が故国の土を踏まず凍土に野晒しとなったが、この犠牲者数が「100万人」になっていたはずだ。

 

 何故なら、満洲を支配するロシアも毛沢東中共も、日本人の帰還に一斉の関心がなかった。だから、何にもしなかった。一時期、満洲南部を押さえた蒋介石満洲日本人難民を葫蘆島に列車を仕立てて移送してくれたことと、米国の満洲唯一の占領地「葫蘆島」を米国が一般邦人引き揚げ用の港に提供するばかりか、①執拗に帰還させろとロシアに圧力をかけ続け、②引揚げ輸送の上陸用舟艇とLSTを日本に貸与してくれたから可能になった。しかも、この船に米国は、引揚者が元気が出るだろうと日の丸を掲げてあげた。

 

 葫蘆島で日の丸を見た一般邦人は、それだけで涙を流して感動したのである。そればかりか、米国は引揚船が着くときのみ、占領中禁止だった日の丸を、「お帰り、祖国日本へ」と、博多港に掲げさせてくれた。この日の丸に甲板から引揚者は、こぞって再び号泣したのである。

 尚、支那本土の一般邦人も軍人・軍属も、ほとんど無傷で帰還した。蒋介石は偉大な軍人。日本人が永遠に讃えるべき、日本の恩人である。

 

 だから、この支那本土から帰還した邦人と、ロシアが占領した大連(日本の租借地「関東州」で満洲帝国ではない)と満洲帝国の邦人とは天国と地獄の差となった。この事実において、蒋介石との日中戦争を推進した近衛文麿武藤章そして東條英機を断じて許してはならない。また、日ソ中立条約を締結して、ロシアの満洲侵攻を誘導した“外患罪の大犯罪者”松岡洋右を断罪する手を真正な日本国民なら、決して緩めてはいけない。

 

 

(続く)

 

 

 

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