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いつかブログに書こうと思いつつ、色々な思いが交錯し、
億劫になっていました。
と、言いますのも、
私にとって“非常に大切な写真家”で、
人間として尊敬しています。
人間崇拝など決してするつもりはありませんが、
神々しい写真集を見るだけで、
・・・・・・・
なんと表現して良いか解からない程に、
「慈悲の心」を感じます。
弱き者、苦しむ者に対する労りの心、
理解を示そうと手を差し伸べる優しさがあります。
これは、仕事をする上で忘れてしまいがちで、
職場は攻撃する場所ではないのですが、
ついついピリピリした雰囲気ですと、
人を知らず知らず攻撃してしまう事があります。
そんな時に、土門拳の写真集を見ると、
心が安らぐのです。
人を撮る土門は、柔らかな視線を被写体に注ぎます。
そして、優しい心の芽生えを教えてくれます。
本に触れ見る度に、
“私はなんて言葉を発したのか”
“何故、人を攻撃してしまったのだ”
と思う訳です。
「大きな心で人を包み込む土門の心を忘れていた」
反省してしまいます。
なるべく、傍に置き見るように心掛けています。
自分を見失わないように、
謙虚な気持ちをなくした時に、
自責の念に駆られた際、読むのです。
ですので、あまり人には教えたくなく、
良書でありながらも、
敢えて避けてしまう傾向にありました。
いけない!と思いながらも、
ブログには書けなかったのです。
「本当に良い店は、教えたくない」
この心境です。
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写真集を見ることは、
私にとって
とても大切なことで、
特に自分で撮り、現像も出来るものですから(福山雅治)、
どうしても眼光を見開き、力んで見てしまいます。
本当は素直な気持ちで見たいのですが、
技術を知ってしまうと見方も変わります。
ブログをご覧のみなさんは、
技術的観点など考えず、
心の思うまま、感ずるままに理解してください。
比較的、土門は解かり易いので、
初めて写真集を見る方にもオススメです。
ピカソを薦めるより、
モネ・マネを薦めましょう―という感じです。
良かったら、ご覧下さい!
書評は出来ません。
写真集は心で感じる作品で、
ここに私の観点で綴るのは、無意味ですから。
是非、ご覧くださいね!
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―本当にブログでUPしていいのか、正直、迷うほどに良本なのです―
心の師ですもの。