
日曜日にあった大山寺、大神山神社での重要文化財保存修理工事見学の時のお話です。
この屋根を葺き替えると言う、30年に一度の大修理。
これを見学できるなんて、ラッキーでした。
この神社の屋根は3ミリの杉板を何枚も重ねて貼った屋根です。
この葺き方を「こけら葺き」といいます。
この技法を見せてもらって、私も竹の釘で杉板を打たせて貰いました。
職人の勘でピッタリ3ミリに割れます。
口の中に竹釘を入れて、どんどん打っていきます。
そして、足場を歩いて屋根に上がり、実際の屋根の現場見学もできました。
また、重要文化財の修復も勉強させて貰いました。
この写真はお借りしたものですが、天井にはめられた1枚1枚の絵を修復します。
また、柱の漆も塗り直します。
柱の漆は、「白檀塗り」という漆塗りです。
柱に漆を塗って銀箔を貼り、その上にも漆を塗っていく技法です。
工程やら、道具、漆をいろいろ見せて貰えました。
天井の絵の修復作業も教えてもらいました。
1枚ずつ外された絵は、岩絵の具で塗り直されます。
岩絵の具が何からできているかも勉強できました。
好きな絵の話しに繋がるので面白かったです。
こんなに楽しく見学や体験させてもらったのに、お土産まで頂いてありがたかったです。
参道でお団子を買って帰りました。
この修復に携わっている人らに、案外若い人が多かったことに驚きました。
だから、こんな見学会みたいなのも引き受けてくれてるのかもしれません。
重要文化財を後世に残していく大切な仕事です。
説明してくれる若者たちが、生き生きと楽しそうで、自分の仕事に誇りを持っているのがよくわかりました。
そして、その自分たちのやっていることを知ってもらうのが嬉しそうでもありました。
伝統を守り続けていく20代、30代の若者の姿を見れて、清々しい気持ちになりました。
社交ダンスも、もっと世の中の人に知ってもらわう為に何かイベントをもっとしないといけませんね。