(前回の記事の続きです)












今回は
学生ボランティアスタッフの方たちに
ありがとうを伝えたいと思います。
私は昨年、地域ボランティアスタッフとしてほんの少し
会場でのお手伝いをさせて頂きました。
昨年と今年の会場での様子を比べて、
学生ボランティアスタッフの方たちのお仕事が
ワークショップをより良いものにしていたと、とても感じました。![]()
ワークショップ中は参加者の子ども達は
YAがすべて面倒を見ます。
以前は学生スタッフさんが通訳をしてくれていました。
(その通訳もYAの意図が伝わるように必要最小限なだけ、という感じで
上手だなぁとよく感心したのですが)
今年はできるだけ通訳をしないようにしようという意図があったそうです。
小さい子のグループなどにはやはり通訳も必要ですが
そこは、日本人のYAメンバーが上手に伝えながら
子ども達を引っ張っていってくれます。
ですから、今年は通訳スタッフというよりは
ワークショップに入りそびれてしまった子のフォローや
移動時に怪我のないように、の気遣いなど
で 子ども達を
とても上手に助けてくれていました。
ワークショップは、舞台上でまずYAが見本を見せて、
その後年齢ごとのグループに分かれて
舞台に残ったり、ロビーやリハーサル室に移動して練習したり・・・をします。
そしてグループごとの練習が終わると
舞台上に全員が集まって、まとめてやってみる、という感じで
ワークショップは進んでいきます。
その、各練習場所に移動するときに
YAは「hurry!
」「ハヤク、ハヤク、ハシテ!
」と
声をかけます。その声に背中を押されるように
子ども達はニコニコ、ほっぺを真っ赤にしながら、
階段を駆け上がっていきます。
見学された保護者の方からは以前に「危ないのでは・・・」という
意見があったということも
聞いたことがありますが
ワークショップを見学すると
あの「ハヤク、ハヤク
」も子ども達の集中力を切らさずに
気持ちを高めていく効果があるのだと 気づかされます。
怪我をしないように、そこでも学生スタッフさんが
ドアを押さえていてくれます。
また、ワークショップ前に学生スタッフさんから
「怪我をしないように。もしも怪我をしたり事故があると
ワークショップができなくなります。
みんなでワークショップができるように、約束を守ってね」
という説明がありました。
だから、移動のとき、どんなに気分が高ぶっていても
ステージから飛び降りてしまう、という子は1人もいなかったようです。
子ども達が説明をちゃんと聞いて、約束を守ってくれたことも
すごいなぁと 私は感じました。
アウトリーチ会場で学生スタッフさんが、
頼りになる!と最も感じたのは休憩時間です。
休憩時間は子ども達はYAからは離れ、
ロビーにブルーシートを広げ、子ども達だけで
お弁当を食べたり
軽食を食べたり、
水分補給をしたりして すごします。
(その間、YAはショーのリハーサルをしたり、
次のワークショップの確認をしたりしていることも多いそうです)
さすが中学生以上は、写真を一緒にとったり
メアド交換したり、お菓子を食べながら話をしたりと
落ち着いていますが・・・
小学生の子ども達はとにかく
テンションがあがっているので
お弁当や軽食を食べ終わると、じっとしてはいられません。
仲良くなった子ども同士で、鬼ごっこが始まったりします。
昨年、私が会場ボランティアのお手伝いをさせて頂いたときは
ここが!この時間が何しろ大変でした。
ボランティアスタッフの間で「もうすぐ休憩時間よ!」となると
「くるぞ~」「さぁ、こい!」とブルーシートを広げるという感じでした。
何しろ、怪我をしたらホントに大変!
かといって、上がったテンションを下げるわけにもいきません。
「走らないでね
」→「走らないでぇ
」→「走っちゃダメ!!
」
最後には「こらぁ
」と注意した子もいました。
(すみません。全ては怪我をさせないためなので・・・)
低学年の子が初めて会った子同士のコミュニケーションには
鬼ごっこしたり、が一番盛り上がるのはよくわかるんですけどね。
特に、最終日、ショーの前の長ぁい休憩時間は
子どものテンションもMAX![]()
![]()
事務局の作戦で、YAに手紙を書かせよう、とか
折り紙を折ろう、などなど 作戦も立てられました。
・・・と、昨年までは この休憩時間が「大変」だったのですが
今年の休憩時間の子ども達のお行儀の良かったこと!
最初にその様子を見たときはびっくり、感動。
ボランティアスタッフ達、「すごい!昨年と全然違う!」となりました。
見ると、学生スタッフさんたちは
小さい子のグループの方(キイロ
)を中心に見守ってくれています。
食べこぼしちゃう子や、水筒を倒しちゃう子もいますが
そのお世話もしてくれます。
子ども達の横に座ってお話しながら時間をすごしたり、
それは、もう、「作戦通り」な感じだったのだと思います。
最終日のショーの前はやっぱり、走ってしまう子や
ぴょんぴょん飛び跳ねてる子 もいましたが
危なそうな子には 学生スタッフさんの一言
「怪我したら YAが日本に来られなくなっちゃうよ」
・・・すると、素直にその子は静かになります。かわいい~
そんな風に、学生ボランティアスタッフさんたちは
子どもたちが安全に、安心してワークショップに入っていけるように
サポートしてくれていました。
ワークショップに参加した子は
最後のHug Time のときにYAだけではなく
学生スタッフさんにもサインをお願いしていた子もいました。
じぶん未来クラブが今までの参加者からの意見や
問題点の改善に真摯に取り組まれた結果だと思いますが
ツアー前に、学生ボランティアスタッフ向けにレクチャーを行ったり
ミーティングをしっかりされたり、したらしいということも聞きました。
ここでも チームワークが発揮されたのだと思います。
私の視点で見えたところだけを書かせて頂きましたが・・・
本当に学生スタッフのみなさん、本当にお世話になりました。
ありがとうございました。
YA日本ツアーを支えたみなさんに・・・(続く)