米には八十八の神様が宿る
米づくりには八十八の手間がかかる
だから八十八と書いて「米」
川越の田んぼと畑と繋がっているカフェ。
自分たちでお米を作っているという、農とダイレクトなお店。
2021年3月にオープンしたのが、「8+8Cafe(はちじゅうはちカフェ)」さん。
お店があるのが、川越市南通町。
川越八幡宮がある八幡通りから、「CHEERS for hair aura」さんの脇道を入った先右手。
花屋「KONOHA」さんがある通りです。
また、クレアモールからだとクレアパークの脇道を進んで八幡通りを越えた先にあります。
「8+8Cafe(はちじゅうはちカフェ)」
川越市南通町16-34 SpacoK(スパッソケー) A2
平日のみ営業
月火木金曜日 11:00〜17:00
049-211-5655
8plus8cafe@gmail.com
Instagram:
https://www.instagram.com/8_8cafe/
Twitter:
「川越ボードゲーム俱楽部」
平日 14:00~20:00
土日祝 13:00~20:00
水曜日休み
Twitter:
https://twitter.com/bodoge_kawagoe
Instagram:
https://www.instagram.com/kawagoebordgame/
閑静な脇道に流れる落ち着いた時間。
二階という場所で外から陽光がたっぷりと注ぐ明るい空間。
8+8Cafeさんのコンセプトは川越でも珍しい、ずばり、お米カフェです。
川越ではなかなか見られない、お米がテーマのカフェ。
「農」+「食事」「coffee」のお店として、店主達が育てたお米や作物と美味しいコーヒーを提供しているお店です。
美味しい珈琲とお米の農カフェ。
特にお米作りにこだわっていて、川越市福田で育てたお米をカフェの食事に使用。
おむすびやカレーのご飯としてはもちろん、唐揚げの衣、さらには米粉を使ったシフォンケーキを提供しています。
お店は地域の人を中心に、まったりと過ごす光景が見られます。
地域に意外とない、普通の食事。
ご飯に主食・副菜、お味噌汁というごく普通の一汁三菜の食事を提供するカフェが意外となく、地域の人にとっては待望のカフェとして利用されています。
また、川越散策好きの人たちが、この脇道の先には何が?と八幡通りから入ってお店にやって来ることも多いそう。
他にも、KONOHAさんで花のアレンジを頼んでいる間に、8+8Cafeさんでゆっくり過ごすというパターンもあるのだそう。
この敷地は、「SpacoK(スパッソケー)」という名称で、A棟・B棟に分かれ、建物内スペースは全部で4店のお店が入居できる施設。
川越で注目のスポットです。
「8+8Cafe」・「川越ボードゲーム俱楽部」さんはA棟の二階で、A2という場所にあります。
他にB棟の一階には焼菓子の「annon(アンノン)」さんがオープンしています。
川越の脇道文化。
川越の脇道がさらに豊かに。
8+8Cafeさんには、各地の資本の会社のお店が並ぶクレアモールが近くにあって、ディープな川越が底に流れているのを感じるギャップがなんとも心地良い。
そう、奥川越の魅力が流れています。
奥川越は、クレアモールを大動脈に、そこから東西にのびる脇道の先に出逢う個人店を総じてそう呼んでいますが、今の川越の先端的感性のお店が点在しています。城下町川越にあった脇道文化が今の時代に形を変えて現れ脈々と息づいているようです。
奥川越のお店のファンは多く、「川越が好き」=「川越のおくかわの店が好き」と同義で語られることも多く、それぞれお気に入りのおくかわのお店は一つや二つはあるのではないでしょうか。
また、おくかわのお店を巡ることが「川越散策」の語の中に含まれるようになっているのも今。
知る人ぞ知る裏道にあるお店、という自分だけが知ることがうらかわを特別なものに昇華させてもいますが、ここで、さん8+8Cafeの存在です。
お店巡りの他に、脇道散策を楽しもうとすれば、8+8Cafeさんの斜向かいの脇道から、川越八幡宮に繋がっていることに気付くでしょう。
八幡通りではない、地元民も意外と知らない細道で、川越八幡宮と繋がっているのも楽しい散策。
クレアモールの脇道という点では、二番町通りがお店が点在する通りとして知られますが、二番町通りから一本北にあるちらの通りも、スポットとしてまちづくりが進められています。
建物二階に、二つのお店が同時オープン。
一つは、「8+8Cafe(はちじゅうはちカフェ)」さん。
そしてもう一つが、「川越ボードゲーム倶楽部」さん。
二階スペースに、「8+8Cafe」と「川越ボードゲーム倶楽部」が共存しています。
カフェとしての利用もいいし、ボードゲーム店としての利用ももちろんOK。
この場所をカフェとして見る人もいれば、ボードゲームのお店として見る人もいて、人により千差万別です。
川越ボードゲーム倶楽部さんは、以前はクレアモール沿い小江戸蔵里近くにありましたが、この度リニューアル移転しました。
移転して席数が増え、店内でのカフェメニューが加わりました。
8+8Cafeで提供しているメニューは、
■ランチタイムメニュー (11:00~14:00(ラストオーダー13:30))
◆川越おむすびランチ
◆はちじゅうはちカレー
◆米粉のシフォンケーキ ランチサイズ
◆ランチドリンク
■カフェタイムメニュ(11:00~20:00)
◆米粉のシフォンケーキ
◆米粉のシフォンケーキ
◆コーヒー
◆カフェオレ
◆紅茶
◆オレンジジュース
◆アップルジュース
◆グレープジュース
◆ウーロン茶
◆ハンドドリップコーヒー
おむすびランチは、おむすびと主菜・副菜、お味噌汁がついているセットです。
◆ある日の献立
・仙波市川農園さんの玄米
・南古谷農園さんの黒米
・煮込みハンバーグ
・川越仙波豆富さんのお豆富
・手作りひじき煮物
・野菜サラダ
・きゃらぶき、梅干し
・お味噌汁
・フルーツ
◆ある日の献立
・玄米おむすび(コシヒカリ)
・白米おむすび(彩のきずな)with 南古谷農園の黒米
・米粉衣の唐揚げ
・出し巻き卵
・季節の総菜1
・季節の総菜2
・漬物
・お味噌汁
おむすびは、川越で自分たちで作ったお米を使用。
「おむすび」という核を大事にしながら、その時手に入る農産物で副菜の内容が定期的に変わっていきます。
身体にやさしい、ホッとするような食事は、特に女性に人気。
おむすびランチの内容は、季節の旬を意識して定期的に変わっていきます。
カレーは、甘さの中に辛さもバランス良く感じられ、独特な味。
カレー店が多い川越の中でも、似ているカレーがない唯一無二の味となっています。
甘さのあとから刺激的な辛さ。
一度食べたらリピーター、どころか、病みつきになって通う人がいるほど。
8+8Cafeさんのカレーは、全国にファンがいる、知る人ぞ知る人気店「インデアンカレー」インスパイア。
インディアインカレーと言えば、地元・大阪に7店舗、兵庫県の芦屋に1店舗、そして2005年より東京店、2020年に大手町店があります。
おむすびランチが女性の支持が高いとしたら、カレーは断然男性。
カレーは裏メニューとしつつ、8+8Cafeの密かな人気メニューとなっています。
8+8Cafeとして、カレーの打ち出しにも意欲的で、今後開催される「彩の国カレーなる闘い」出店にも興味を示しています。
カレーファンが投票したらもしかしたら・・・カレーチャンピオンになれるかも!?
デザートは、川越産お米の米粉によるシフォンケーキ。
米粉はくどくなくさっぱりと食べられるのが特徴です。
8+8Cafeさんと言えば、珈琲も売りで、ハンドドリップコーヒーに使用している珈琲豆は、8+8Cafeさんから歩いてすぐの所にある「珈琲工房 楽-raku」による自家焙煎珈琲豆を使用しています。
(川越style「珈琲工房 楽-raku」生豆珈琲自家焙煎専門店 八幡通り
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12390960054.html)
「珈琲工房 楽-raku」
川越市通町24-19
10:00~19:00
電話:049-228-1350
火曜日休み
最寄り駅:本川越駅[東口]から徒歩約5分
店内では今後、音楽イベントなども開催していきたいとしています。
自分で作ったお米を、自分のお店で使う。
8+8Cafeさんで提供している食事のお米は、川越で自分たちで作ったお米を使用しています。
川越の飲食店では、地元川越の農産物を積極的に使おうとするお店が多く、今では飲食店の感覚として、地元のものを使うことが当たり前のようになっています。
川越の農家と川越の飲食店の連携が、今の川越らしい動き。
そんな中でも、飲食店が自ら農産物を作るという一歩進んだ展開があるのが、8+8Cafeさん。
「8+8Cafe」・「川越ボードゲーム倶楽部」オーナーの塔筋夫妻は、「かわごえ里山イニチアチブ」の一員として、田んぼ活動などに参画しています。
塔筋さんは、週に数日は活動に参加し、お米作りなどに従事しています。
8+8Cafeさんでは、川越市山田地区福田の田んぼで作ったお米を使用し、カフェの食事やスイーツに使用しています。
川越のお米を使う川越の飲食店は多いですが、川越で自分で作ったお米を、自分のカフェで使用しているのはほとんど見られない事例です。
塔筋さんが関わっている、川越の農業団体「かわごえ里山イニシアチブ」とは??
「かわごえ里山イニシアチブ」
『かわごえ里山イニシアチブは、メダカやドジョウやミツバチにやさしい米づくりをしている髙梨農園(耕福米耕作人)と連携して、生きものに優しい米作りをしています。
生物多様性豊かな田んぼの復活を目的に、みんなでゆるやかな連携をしながら無農薬、無化学肥料による米作りを支援し、生きものの賑わいを取り戻す田んぼ活動を行っています。川越の地にコウノトリや雁を呼び戻すことの出来る環境豊かな里山の復活を目指しています。
民間稲作研究所の協力を得て農薬によらない有機稲作農法の普及や研修会、農家・非農家が一緒になってモデル田んぼによる米作り、田んぼが米作りだけではない価値を伝えるために、生きもの観察会などを通した環境教育活動を行っています。
ラムサール・ネットワーク日本が取り組む「田んぼの生物多様性向上10年プロジェクト」の行動計画を活動の基本としています。
水田目標1「水田の生物多様性の普及と、価値を伝える」
水田目標7「 水田の生物多様性を維持、または向上する対策を行う」
水田目標8「 農薬によらない農法を実施する」を目標に活動しています。』
「特定非営利活動法人かわごえ里山イニシアチブ」
〒350-1108
埼玉県川越市伊勢原町2-11-11
049-234-5269
kawagoesatoyama@gmail.com
HP:
http://kawagoesatoyama.ciao.jp/
Facebook:
https://www.facebook.com/kawagoesatoyama/
Twitter:
https://twitter.com/kawagoesatoyama
今後は、8+8Cafeをかわごえ里山イニシアチブのアンテナショップとしても位置付け、「里山」で作ったお米とマコモ茶といった農産物・商品なども販売する構想もあります。
「里山」の農産物を普段日常的に川越市内で買える場ができるというのも画期的なことで、手間暇かけて作ったものを市民に届けられるインフラができました。
販売するのみならず、「里山」の活動に興味があれば、8+8Cafeで話しを聞くこともできます。
そうして、市民の農参加を促すという面も、このお店の大事な役割になりそう。
店内にはかわごえ里山イニシアチブのパンフレットがあるので、手に取って見てみては。
さらに、塔筋さんは養蜂も始めたので、川越で穫れる蜂蜜も今後8+8Cafeでどう展開されるか期待です。
春には、レンゲや菜の花、ストロベリーキャンドルの蜂蜜が穫れます。
夏には向日葵など。秋や冬にも花を咲かせて蜂蜜を穫ろうとしています。
川越産蜂蜜の販売に、蜂蜜をお菓子に使用したりと広がっていきそう。
農の活動に参加しつつ、農をテーマにしたカフェをオープンさせた塔筋さん。
8+8Cafeのオープンに至るまでには、かわごえ里山イニシアチブなどの面々も店内の内装工事に協力していました。他にも、川越ボードゲーム俱楽部のお客さんなど、様々な人が手伝いにやって来ていました。
米には八十八の神様が宿る
米づくりには八十八の手間がかかる
だから八十八と書いて「米」
川越の田んぼと畑と繋がっているカフェ。
川越の農と街をむすびます。
「8+8Cafe(はちじゅうはちカフェ)」
川越市南通町16-34 SpacoK(スパッソケー) A2
平日のみ営業
月火木金曜日 11:00〜17:00
049-211-5655
8plus8cafe@gmail.com
Instagram:
https://www.instagram.com/8_8cafe/
Twitter:
「川越ボードゲーム俱楽部」
平日14:00〜20:00
土日祝13:00〜20:00
水曜日休み
Twitter:
https://twitter.com/bodoge_kawagoe
Instagram:
https://www.instagram.com/kawagoebordgame/