「川越style」

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「REMIX」とは、そのまま訳せば再び混ぜ合わせることで、音楽的には、複数のトラックに録音された既存の楽曲の音素材を再構成したり様々な加工を加えることによって、その曲の新たなバージョンを製作すること。既にある様々な価値を再構成し、新たな形に作り上げ、新しい価値を提示する試み。

ものの見え方は、角度や見せ方を少し変えるだけで全く別のものに見えたりするのはよくあること。見慣れたものでも、編集の仕方で新たな価値を生み出すことにもなるのだ。

既にある価値あるものを活かすREMIXという手法は、今の時代らしい取り組み方とも言える。

特に川越の場合、新しいものを開発する以上に、既に魅力的な場所やお店などが街の至る所に点在している状況で、なおさら、新しいものを生み出すよりも今ある既存資産をどう活かすのか、見せるのかが課題となっている。

「REMIX」という手法は川越という街にふさわしく、これからの川越にも大事な視点であると言えた。

川越の魅力的なスポットを活かし、食や音楽や灯りといったものと組み合わせ、再編集し、夜の新しい川越の姿を提示する試みが、2017年11月2日~5日に開催された「食と音と灯りの融合Kawagoe REMIX(カワゴエリミックス)2017」。
https://kawagoe-lightup.info/


交通規制:大正浪漫夢通りから川越日高線まで、立門前通り(蓮馨寺まで):2017年11月4日〜11月05日 13:00〜20:00

主催:食と音と灯りの融合実行委員会
川越市・川越商工会議所・公益社団法人 小江戸川越観光協会・株式会社まちづくり川越・NPO法人川越蔵の会・川越中央通り「昭和の街」を楽しく賑やかなまちにする会・川越一番街商業協同組合・AMF(アマチュア・ミュージック・フェスティバル)実行委員会・大正浪漫夢通り商店街振興組合・立門前商栄会・連雀町繁栄会・川越中央商店振興会・アルテクルブ
『「食と音と灯りの融合 Kawagoe REMIX」は、2017年11月4日(土)〜11月05日(日)をメインとして、川越の大正浪漫夢通り、立門前通り、蓮馨寺、熊野神社の周辺を中心に、小江戸川越ライトアップ・KAWAGOE LIVE・川越蔵まちバル7を同時開催します。蔵まちバル7のみ2017年11月2日(火)より開催です。』

「食」と「音」と「灯り」をキーワードに川越の夜のまちの魅力を演出するイベントとして毎年11月に開催されて恒例行事となっている「Kawagoe REMIX」。今や夜の川越を楽しむ一大イベントとなっており、毎年楽しみにしている人も多いでしょう。

昨年は、川越一番街商店街周辺を中心に蓮馨寺境内などでライトアップ、音楽ライブ、川越の街を食べ歩き「川越蔵まちバル」を開催。そのほか、景観照明がまちを彩りました。 

 

 

 

 

 

 

 

 

(2016食と音と灯りの融合「Kawagoe REMIX」)

 

そして今年のREMIXは新機軸を打ち出し内容も充実。昨年とはまた違う切り口で川越の色んな魅力をREMIXし、今年ならではの新しい形となっていました。

そう、REMIXは同じことをやるよりもREMIXし続けることに意味があるのかもしれない。

「食と音と灯りの融合Kawagoe REMIX(カワゴエリミックス)2017」

■小江戸川越ライトアップ

会期:2017年11月4日(土)〜11月05日(日)
コンセプトは『移ろう灯り』
夜の川越の賑わいを「移ろう」灯りで演出します。
時の鐘 ライトアップ 埼玉りそな銀行 ライトアップ 川越商工会議所 ライトアップ 大正浪漫夢通り 移ろう灯り 立門前通り 移ろう灯り 熊野神社 移ろう灯り

■KAWAGOE LIVE(カワゴエライブ)

地元川越に縁(ゆかり)のあるアーティストたちが、川越の街を舞台にライブパフォーマンスを繰り広げます。
会期:2017年11月4日(土)〜11月05日(日) 14:00〜19:00
場所:蓮馨寺境内 / 大栄パーク(大正浪漫夢通り)

■川越蔵まちバル7
食と音と灯りの融合 Kawagoe REMIX(カワゴエリミックス)期間中をメインとして、便利なチケットにて期間限定メニューを堪能することができます。

それに、熊野神社境内と連雀町繁栄会通りでは、アートクラフト手づくり市が開催されました。(アートクラフト手づくり市は別記事にて)

 

これまでは一番街を歩行者天国にして開催されてきたKawagoe REMIXですが、今年はまた街をREMIXし、大正浪漫夢通りをフィーチャー。大正浪漫夢通りを中心に歩行者天国にし、ライトアップのメイン会場も大正浪漫夢通りに移して開催されました。この通りを小江戸川越ライトアップの会場にするというのも新しい発想で、前例通りではない新しさ、まさにREMIXだった。

上記昨年の様子から分かると思いますが、もともとの「小江戸川越ライトアップ」のコンセプトが、川越の価値あるスポットをライトアップし、夜の川越の魅力を知ってもらうというものであり、一番街の街並みを照らすことに大きな意義がありました。

一番街周辺のライトアップも、どこでもいいというわけでなく、川越の魅力を照らすという観点から場所が選ばれていたのが特徴で、照明を楽しむだけのイルミネーション企画ではないということ。

そして今年の大正浪漫夢通り。

通りには蔵造りの建物含めて古い建物が多く、REMIXのライトアップによりさらにその真価が発揮されようとしていた。

「大正浪漫夢通り」
http://www.koedo.com/
『古き良き大正時代を思わせる情緒あふれる大正浪漫夢通り。通りを歩けば、そこかしこに大正ロマンの風情が漂います。毎日の買い物から、こだわりの逸品、川越観光のお土産などを販売する、個性豊かなお店が軒を並べています。大正ロマンの雰囲気を求めて、テレビや映画の撮影によく使われる商店街です。大正ロマンの風を感じに川越の大正浪漫夢通りへぜひお越し下さい。』
・商店街の昭和
商店街は、県内でも有数の歴史のある商店街です。中には、川越で江戸時代より連綿と続く店舗や、3代を越える店舗が数多く存在します。
昭和30年頃。商店街が、歴史上もっとも賑やかかりし時代です。当時流行の少年マンガ「赤胴鈴之助」 の人形が時代を物語っています。当時は銀座商店街と呼ばれました。
・昭和~平成
川越の銀座商店街の名物だったアーケード。今ではとても懐かしく映ります。平成7年にアーケードが撤去されるとともに、商店街をあげての大正浪漫の街づくりが本格的にスタートしました。新しい街づくりは今も着実に進められています。
・平成
川越らしい町屋造りや洋風看板建築が軒を連ねるレトロな町並み、御影石の石畳、電線を地中化した広い空。ほっとするような、ワクワクするような、忘れかけていた不思議な感覚。のれんの古さだけでなく、本物の商いでお待ちしております。大正ロマンの雰囲気を求めて、テレビや映画の撮影によく使われています。

 

大正浪漫夢通りで開催されているイベントとしては、毎年5月GWのイベント、空中を鯉のぼりが泳ぎ舞う「およげ鯉のぼくん!!」などで知られていますが、今回のREMIX協力には、お店が前面に出ていたのが新しく、通りのお店を存分に知ってもらう機会ともなっていました。

 

(2017年5月GWの大正浪漫夢通り)

大正浪漫夢通りと言えば、近年は商店街による活発なまちづくり活動により、今、注目のエリアとなっていることはお馴染みです。古い建物の街並みという点では一番街に軍配が上がりますが、実は大正浪漫夢通りもレトロ建物がそこここにあり、背景にすると何でも素敵に見えてしまうという川越きっての撮影スポットとして口コミで広がっている。古い建物を覆っていた看板が外され、素の表情を見せるようになった建物もあり、より味わいの深みが増している。

(大正浪漫夢通りの小島家住宅)

今は、以前と比べると明らかに大正浪漫夢通りの建物を目当てにする人の姿が増えているよう。また、古い建物を活かしてシャープな感性の新しいお店のオープンも続いているのも大正浪漫夢通りの近年の特徴で、「HILL PINE'S ESPRESSO」のオープンは大きな話題になっていくでしょう。


(「HILL PINE'S ESPRESSO」大正浪漫夢通りの小さなエスプレッソスタンド
https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12326004706.html

 

11月4日、5日は日中から大正浪漫夢通りは歩行者天国となり、大正浪漫漂う街並みを味わうように通りには多くの人で賑わっていました。

商店街の全面協力というこれまでにない開催となった今年のREMIX。

商店街のお店も、今年のREMIXではかつてない大正浪漫夢通りの姿を見せようと一致団結し、盛り上げようとしていたのでした。

通りでは、日中から商店街のお店が特別出店し、「利剣堂 並木印工房」さんによる篆刻体験、「マドモアゼルルゥルゥ」さんによるミニ帽子作りワークショップや各店の前に休憩スペース設置など、商店街挙げての展開となっていた。

 

 

 

 

ルゥルゥの松本さんはもちろん、大正浪漫夢スタイルに変身しての出店。

 

そして、通りの一角には大正浪漫夢通り商店街ブースが。商店街のお店の人たちが周けうつぃ、飲食を提供していました。こういう試みも大正浪漫夢通りのノリの良さが為せる技で、さらに、単に販売するのでは面白くない、揃って大正時代スタイルに身を包んでいたことも画期的と言えました。一致団結感も大正浪漫夢通り商店街の特徴です。

 

(大正浪漫夢通り商店街ブースを盛り上げる商店の皆さん)

大正浪漫夢通りは大正レトロな街並みが目をひきますが、ハードだけが魅力ではなく、そこで商いを営むお店のソフト面もこれから大事なポイントになりそう。

街並みがそこにある、そこで何をするのか。

大正時代をより深く感じてもらうために、商店街で大正スタイルでおもてなしに着目して推し進めていこうともしている。

お店単体で大正時代発信企画のルゥルゥさんの「大正浪漫的仮装デー」のような例がありましたが、商店街全体がまとまっての発信ともなれば、その大きさは今後計り知れないものになる。

ルゥルゥの二人のアイディアも加味されて、面白い企画が立ち上がっていきそうです。

 

(「大正浪漫的仮装デー」2017年9月23日マドモアゼル ルゥルゥの大正浪漫仮装イベント

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12314678221.html

 

通りを歩きながら、やはり、川越REMIXで最大の楽しみと言えば、「食」。
11月2日~5日に開催された「川越蔵まちバル7」参加店は、川越市内広域にわたる錚々たる人気店ばかり。

まちバルチケットは3枚綴りで、1枚か2枚で参加店のバルメニューを楽しむことができます。色んなお店を少しずつ体験できる催しとして毎年好評を博している。


・Te’PAN LeOMUS(テッパンルオムス)
・トラットリア カーロ Trattoria Caro
・セサミキッチン チ販
・チンチョウゲ CHINCHOGE CAFE/BAR
・川越 幸すし(こうすし)チ販
・ハツネヤガーデン HATSUNEYA GARDEN 
・カフェエレバート 
・ウッドベイカーズ WOOD BAKERS 川越店 
・コエド ラウンジ KOEDO LOUNGE by Market TERRACE
・ビストロ岡田
・La Foire ラフォアー 
・Cafe+Kitchen 北風と太陽 
・大黒屋食堂 
・Mie Coco(ミー・ココ)
・かぶや お好み焼き・もんじゃ 
・ミオ・カザロ 蔵のまち店 
・Café Vino(カフェヴィーノ)
・勢〆酒店
・ビストロ アンドモア Bistro &more 本川越店
・割烹ささ川 
・ワインスタンドPON!
・イタリアン酒場 TAKEYA 本川越店
・KOEDO イタリアン ルーチェ
・花むすび チ販
・太麺やきそば まことや 
・小江戸蔵里八州亭 
・すき亭 吉寅 

 

(昭和の街の大黒屋食堂さんのバルメニュー)

 

(かぶやさんのバルメニュー)

 

(ビストロ&moreさんのバルメニュー)

 

(割烹 ささ川さんのバルメニュー)

 

(KOEDOイタリアン ルーチェさんのバルメニュー)

 

(ミオ・カザロさんのバルメニュー)

 

(大正浪漫夢通りのTrattoria Caroさんのバルメニュー)

Caroさんのバルメニューが凄過ぎて圧巻。チケット2枚で、アンティパストミスト(前菜7点盛り合わせ)。
小江戸黒豚のパテドカンパーニュ、アランチーニ(ライスコロッケ)、ブレザオラ(牛肉の生ハム)、スモークサーモンムースのブルスケッタ、イタリア産ピリ辛サラミ、一口カプレーゼ、オリーブのピクルス。それにドリンクを頼むことができました。
一品一品に手をかけたメニューに、バルということを忘れて、これを前菜にしてコースを始めたくなるほど、一気に惹き込まれていきました。バルでこのクオリティーって信じられない。
そして、Caroさんは、1月21日(日)のウェスタ川越のファーマーズマーケットにも登場予定。
これを強調しますが、Caroさんがイベントに出店するのは、ファーマーズマーケットだけですからね。
一年に一度のお楽しみ。前回もスペシャルメニューを投入してお客さんが殺到しましたが、今度の1月はどんなメニューを出品するのか、乞うご期待です。

こうしてバルに参加するお店を別の切り口で見ると、1月のウェスタ川越のファーマーズマーケットに集結するという言い方もできる。まさに川越の魅力が一つにと言っても過言ではありません。ウェスタ川越という場所なので、川越の人はもちろんのこと、県内広域から今の川越の熱気、特に個人店のレベルの高さ・文化度を感じることができると思います。

 

そして、Kawagoe REMIXを成すもう一つの大事な要素が、「音」。

■KAWAGOE LIVE(カワゴエライブ)

地元川越に縁(ゆかり)のあるアーティストたちが、川越の街を舞台にライブパフォーマンスを繰り広げます。
会期:2017年11月4日(土)〜11月05日(日) 14:00〜19:00
場所:蓮馨寺境内 / 大栄パーク(大正浪漫夢通り)

KAWAGOE LIVEは、今年も蓮馨寺がメイン会場としてあり、様々なアーティストが登場。

昨年に引き続き蓮馨寺の雰囲気は野外音楽LIVEにぴったりで、野外フェスの醍醐味を感じさせてくれる。

また、蓮馨寺周辺の昭和の街の会の協力により、境内に昭和の街の会のお店が特別出店して、飲食を提供、音楽LIVEを盛り上げました。

昭和の街に新しく出来たホットサンド専門店La Foireさんも早速会の仲間入りを果たし、境内に出店していました。

 

 

(「La Foire(ラフォアー)」川越昭和の街に出現したシトロエンのホットサンド専門店

https://ameblo.jp/korokoro0105/entry-12292480828.html

■KAWAGOE LIVE

・11月4日(土)蓮馨寺境内

14:00~14:45 ゴスペルシンガー後藤美幸

15:15~16:00 藤崎光雄&フォーエヴァース

16:15~17:00 シンガーERIKO

17:15~18:00 大戸幹夫トリオ

18:15~19:00 浅葉裕文カルテット

・11月4日(土)大栄パーク(大正浪漫夢通り)

17:00~17:30 浅葉裕文カルテット

17:45~18:15 藤崎光雄&フォーエヴァース

・11月5日(日)

14:00~14:45 東邦音楽大学金管五重奏

15:15~16:00 尚美学園大学強化指定サークル 新音楽集団・「匠」

16:15~17:00 毛利哲也ジャズカルテット

17:15~18:00 谷本隆成・三浦風雅&ダンスパフォーマー

18:15~19:00 吉田和雄 パン・ボサ・トリオ

・11月5日(日) 大栄パーク(大正浪漫夢通り)

17:00~17:30 吉田和雄 パン・ボサ・トリオ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Kawagoe REMIXは、いよいよ、日中から夜へ。ここからがイベントの本領発揮。

今までにない取り組みの話しは事前に口コミで広がっていたのでしょう、ライトアップの時間が本格的に始まると、大正浪漫夢通りに続々と人が集まってくる。

通りの各所に今年初めて導入される灯りが設置され、大正浪漫夢通りが照らされると各お店が神秘的にに浮かび上がっていった。。。

そこには・・・見慣れた大正浪漫夢通りとは全く違う新しい大正浪漫夢通りが出現していて、通りの潜在的に持つ価値を表出させるような試みでした。古い建物は夜の提示の仕方でこんなにも素敵に見えるのか、とあちこちから溜息が漏れていました。

 

 

 

 

 

大正浪漫夢通りでは日中に催しを行うだけでなく、交通規制が解除される20時まで延長営業していたお店も多く、ライトアップされた幻想的な夜の通りを、街並みをうっとり見上げながら歩いている人の姿が見られました。

大正浪漫夢通りと灯りのREMIXにより、新しくも古い、古くも新しい街並みの価値を提示したのでした。

他にも、川越商工会議所、蓮馨寺、立門前通り、熊野神社、時の鐘がライトアップされ、ライトアップが街並みを照らし出し、改めて場の価値を照らして引き出したのでした。

 

 

 

 

 

 

 

今ある川越の色んな価値をREMIXし、見事に新しい川越を提示したKawagoe REMIX。

来年はどんなREMIXで、新しい川越を見せてくれるでしょう。

 

2017年11月2日~5日「食と音と灯りの融合Kawagoe REMIX(カワゴエリミックス)2017」
https://kawagoe-lightup.info/

主催:食と音と灯りの融合実行委員会
川越市・川越商工会議所・公益社団法人 小江戸川越観光協会・株式会社まちづくり川越・NPO法人川越蔵の会・川越中央通り「昭和の街」を楽しく賑やかなまちにする会・川越一番街商業協同組合・AMF(アマチュア・ミュージック・フェスティバル)実行委員会・大正浪漫夢通り商店街振興組合・立門前商栄会・連雀町繁栄会・川越中央商店振興会・アルテクルブ

 

 

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