「川越パンマルシェ2015 前編」 | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真

週間天気予報では雨、日が経つごとに雨予報は濃厚になって、

木曜日には全国的に雨、降水確率80%になっていた。
4回目の開催にして、初の雨天決行になると全出店者、全スタッフは覚悟していた。
「どうか降らないで」
「てるてる坊主を作ろう!」
「私たちの上に雨雲なんて来るはずない!」
「私は晴れ女なので大丈夫!」
みんなの強い願いが届いたのか、金曜日には降水確率が下がり、「あれ?もしかして・・・」
そして、土曜日になると曇りの予報に変わり、むしろ暑くなる日になりそうだった。
まさか、こんな事があるなんて。
奇跡。としか言い様のない事が起こりました。
そして今年もまた、川越パンマルシェの日は晴れる、というジンクスを証明したのでした。
2015年5月31日(日)小江戸蔵里で開催された「川越パンマルシェ」。


4回目の開催となったパンマルシェは年々規模を拡大し、

今年は過去最高の出店数と過去最高のボランティアスタッフ数でパンの祭典を作り上げてきました。
今年は特に、出店パン屋さんが集まった実行委員会の打ち合わせを2015年2月から始め、

忙しい合間を縫ってみんなで毎月のように小江戸蔵里の会議室に集まり、運営面を詰めていきました。
その席上では、今年のパンセットをどうするか、タイムスケジュールは、

チラシを市内掲示板に貼るのを誰がどの地域を担当するか、雨対応は、などなど

パンマルシェにまつわる全てのことを決めていきました。

 

出店パン屋さんであるBREADMANさんが話していました。
「パンマルシェは出店パン屋が積極的に運営面を支えているところがいい」と言い、
「特に今年は、パン屋さんがお店が終わったあと毎月のように集まって、

2月、3月、4月、5月と蔵里の会議室で打ち合わせを重ねてきました。

そうして運営面を詰めてきたのがパンマルシェなんです」
と、川越パンマルシェの運営面のことを代弁するように言及していたのが

 

パンマルシェの幟(のぼり)制作を担当したパン屋さん、
パンセットの取りまとめを担当したパン屋さん、
チラシを市内の掲示板に貼って回ったパン屋さん、
各種調整を担当したパン屋さん、
それぞれができることをやって成り立っているこのパンの祭典です。


そして打ち合わせを重ねるだけでなく、パン屋さんは最も大事なパンを作るという仕事をそれぞれ考え、突き詰めていかなければならなかった。
今年のパンマルシェにはどう向かい、どんなパンを出品するか。
今や個人が作り上げるイベントとしては川越最大となった川越パンマルシェは、

運営側からしたらそれ相当のプレッシャーはもちろんあり、

みんな去年のハードルを意識しそれを越えよう覚悟を決めていた。

 

新河岸にあるブーランジェリュネットさんは話していました。

「パンマルシェのことは毎回何ヵ月も前から頭にあって、

『今年は何のパンを出品しようかな』と考え続ける日々になるんですよ」

各地のイベントに出店することの多いリュネットさんですが、川越パンマルシェは特別なもの。
「出店するイベントはパンマルシェが一番大きいですし、

パンマルシェがあるから新しいことに挑戦する、というのもあるんです。

去年は知り合いの飲食店の人に相談したりして、

そんな素材の組み合わせがあるんだ、と新しい発見があったりしました。
食事に合うシンプルなパンを追求すると、

飲食店の方の話しがイメージが湧きやすくて参考になったりするんです」

 

さらに、

「川越パンマルシェは毎年来場者が増えていて、

待っていてくださる方がいるからにはなんとか応えたい一心で臨んでいます。
パンを購入して頂いた方が、いろいろ工夫して料理に合わせて頂けると嬉 しいです」

と続けていました。


ついに迎えた2015年5月31日(日)、第4回川越パンマルシェ2015。
朝の9時には会場の小江戸蔵里に出店者、ボランティアスタッフが集まり出し準備を進めていく。

 




奇跡の青空が広がり、
「おはようございます!」「おはようございます♪」
ワクワクしたような笑顔で声を交わし、今日は楽しいパンマルシェにしよう、

お互いの意識は通じ合って声が弾む。

「徹夜でそのまま来た」

「少し仮眠してすぐまた仕事にとりかかった」

など悲壮感漂う言葉が溢れますが、誰もがみんなこの日晴れたことにほっと胸を撫で下ろし、

たくさんの方がやって来てくれるはず、と胸躍らせていました。


善太郎さんは、

「この日のために二日間徹夜で仕事しました」と話し、かつてないほどたくさんのパンを出品。

PNAJAさんは、

「今年はありえないくらい頑張って作ってきました」と話し、

蔵里入口の出店するPANJAさんは、今年も目当てにしている方が大勢いそう。


BREADMANさんは「今年はフォカッチャを一押しとして持ってきました」と

ブース前面にフォカッチャを並べていく。


CAFE ANTIさんは、

「今年はパンマルシェで新しい試みとして、一口サイズのドーナツ6個入りカップを用意しました」

 


さらにANTIさんは、ケーキ感覚の焼きドーナツのこの日のためだけに用意して、

今まで以上の挑戦しています。

 

BAKELIKE0044さんは、

「今年は去年以上にパン用意しました!リンゴのカンパーニュがお勧めです」


パン工房クローバーさんは、「去年より多めに持ってきました」と話し、
お馴染み?となっている浦和レッズのユニフォームを着ての参戦。

「昨日レッズが大勝したので、験を担いでこれ着てきました」


川越ベーカリー楽楽さんは、パンマルシェには毎回スペシャルパンを投入するのが恒例となっていて、

今回はフレンチトースト、パン・ド・ロデブ、レモンクリームパン、カレーパンを用意。

 

パンを展示する手作り木製什器を組み立て中。

 

UPPER EAST SIDEさんは、ホットドックとかち割りワイン、そしてスープカレーを用意しています。


サニーサイドテラス&MimiDINERさんは、前日から仕込みを始め、

仮眠だけでバインミーを作り続けてきました。

疲れを見せず「美味しいバインミーたくさん持ってきました!」とやる気十分。
お客さんからも「バインミーのブースはどこですか?」と問い合わせる方もいて、

楽しみにしている方は多かった。

 


 

準備する合間に、「ワークショップは何時からできますか??」

という子どもたちがやって来たり、だんだんと広場はそわそわし出していきす。
広場を歩く方も、「今日はパンマルシェなんだね」「これ凄いイベントなんだよね」と話しながら過ぎて行く。
並べられていく雑貨を見ながら、「カワイイ~!」という声も聞こえてくる。


川越市内のお店に、そして埼玉県各地からのお店も続々と蔵里に到着してきました。
展示蔵内のギャラリーに出店する所沢市のブーランジェリー キシモトさん、

戸田市のpanya no takesan、羽生市のみやび亭が

焼き上がって直送してきたパンたちを運び込んでいきます。

 

各地のいろんなイベントに出店することが多いブーランジェリーキシモトさんですが、

川越パンマルシェへの意気込みは特別だった。



「4月からこの5月にかけても、

例えば狭山丘陵の都立公園で開催された『さやまKIDS DAY』など

いくつもイベントに出店していました。いろいろと呼んで頂いてありがたいです。
ただ、他のイベントだと、雑貨やワークショップなど様々な要素が集まった中で

パンは飲食ブースの一つという形ですが、

川越パンマルシェはパン屋さんが集まるイベントで、今まで経験したことないです」

 

他のイベントとは気持ちの持ちようが違うと話していたキシモトさん。
「もちろん今までのイベントも真面目にパンを作り出店してきましたが、

川越パンマルシェは周りの出店がみんなパン屋さんですし、

しかも埼玉県の名だたるお店が出店するので、

下手なものは持っていけないなという気持ちは強いです。
それに、所沢からのゲスト出店ということで、

『普段所沢になかなか買いに行けないからパンマルシェではキシモトのパンを買ってみよう』

という方も多いと思います。期待に応えたいし、パンマルシェは楽しみ半分、緊張半分です。

それでもお祭りは大好きなので、気合い入ってます。

菓子パン系、デニッシュ系、ハード系、

普段から人気の食パンやバケットなど持ってきました。

それとうちの一番人気であるメロンパンはぜひ味わってもらいたいです」

 

ブーランジェリー キシモトさんは、パンマルシェの翌日はお店を臨時休業にすることを決めていて、

パンマルシェで全て燃え尽きる覚悟でした。

 

キシモトさんはスタッフ総出でパンを作り続け、

朝から所沢と川御を2往復してパンを運び込み、

「パンマルシェで新記録作りたい」と意気込みを話していました。

気合十分で、まだまだパンを搬入を続けます。

 

そして、戸田からの出店、panya no takesanも到着し、テーブルをセッティングして

ブースを作っていきます。

パンマルェのことは以前から知っていたと話していたpanya no takesan。
「川越のベッカライ0044さんやリュネットさんは知り合いなので、

川越パンマルシェの話しは前から知っていました。

実は去年のパンマルシェの時はリュネットさんのお手伝いに行く話しもあったくらいなんです。

パンマルシェの様子を見てきて、こういうイベントに出店できたらいいなと思っていたんですが、

今回誘ってもらえるなんて光栄です」

 

リュネットさんとは長い交流が続いているそう。
「一緒に働いていた時期はないですが、同じホテルの先輩、後輩にあたるので、

製法についてやお店のことをいろいろ相談にのってもらったりしています。

今お店の外に置いている看板はリュネットさんが作ってくれたものなんですよ」

パンマルシェにはお店で人気のあるパンを出品しようかと思います。

ハード系中心に、人気のあんバターやドイツパンやカレーパンなども持っていこうかと思っています」


室内にパンを運び込みながら、

パンマルシェの勝手を知るリュネットさんやベッカライさんと連絡を取り合ってパンを作ってきたと話す。

 

9時半過ぎ、羽生市から川越に到着したみやび亭。

みやび亭の出店は、パン好きの方の間で熱い話題となっていました。
「都内の有名なパンイベントに誘って頂いたこともあったんですが、

イベント出店は川越パンマルシェが初めてで、勝手が分からないところもありますが、

それ以上に楽しみにしているんです」

普段のみやび亭は地域の方はもちろん、遠方からのお客様も多いお店で、

川越からも買いに来る方もいるそう。やはり、たま木亭の話しは大きい。
「京都の宇治にある『たま木亭』で5年間修行し、地元の羽生市に2013年12月にお店を構えました。

パン好きの方の口コミは凄いですね。全然情報発信していないにもかかわらず、

いろんな方がお店にやって来て、広めてくれて、応援してくれて、

『美味しかったからまた来ました』『人に上げたら喜ばれました』『人にもらって美味しかったので来ました』など言って頂くので、本当にありがたいなと思います。

パンマルシェには、普段のみやび亭を感じてもらえるようなパンを出品する予定です。

うちは堅焼きバターやメロンパンが定番人気で、
それと最近パン・ド・ミの売れ行きが驚くほど凄くて、これは川越パンマルシェにも出品します」

 

初めてのイベント出店に向けて、
「他のパン屋さんの様子とか川越パンマルシェの雰囲気とか、楽しみたいです。

そして川越パンマルシェでうちのパンを知ってもらって、

今度はぜひ羽生の方に足を運んでもらえたら嬉しいです」

と話していました。

 

実は川越パンマルシェ出店パン屋の中でも、みやび亭のパンを食べてみたいと語る方は多い。

 

別の一室では、ボランティアスタッフが集まった最終確認が行われていました。

パンが好きで、川越が好きで、パンマルシェを縁の下で支えたい、という方は多く、
今回公募したボランティアスタッフに対し数日のうちにたくさんの応募があり、

総勢30人以上のボランティアスタッフが集まりました。
今回初めてパンマルシェのスタッフに応募したという方が多く、川越市外からの人も多くいて、

中には福岡県から「手伝いに行きたい」と参加した方もいました。

スタッフリーダーからスタッフのローテーション、

お客さんの誘導や案内、段取りなど細かい話しを確認していきました。

パンマルシェは、パン屋さんが主役なのはもちろんのこと、

実はボランティアスタッフで支えられている部分も大きく、市民が作る祭典という側面もあります。

毎回のように参加しているスタッフに、初参加のスタッフが加わって、

みんなで今年のパンマルシェを作り上げます。

 

その最中も、パンマルシェの恒例となっている

パンセット用のパンが続々とパン屋さんによって届けられ、

これを袋詰めする作業もスタッフの大事な仕事。


各店が埼玉県産素材を使ったパンを、一つの袋にまとめて福袋として販売するセットは、

毎回即完売するほどの人気ぶりです。

 

そして、広場ではボランティアスタッフ運営による棒パンBBQの現場確認と会場設営が着々と進みます。



これが今回のパンマルシェから投入することになった幟(のぼり)です。

この製作手配担当したのも出店パン屋さんだったのです。



 

イベントとして規模が大きくなったことで、

運営面を考え初投入のアイテムが多かったのが今年の特長。

スタッフお揃いのバンダナを作り、スタッフお手製の案内板を設置し、

誰に頼るでもなく自分達で手配、作るという、手づくり感溢れたパンマルシェは、

だからこそ温かい雰囲気のイベントであるともいえます。

 

引き続き、出店パン屋さんが続々と蔵里に到着してすぐにパンを陳列していきます。

雑貨ブースのtenoriさんとATELIER RAWAさんも、その日のためにセレクトした雑貨を並べていきます。


 

2つの雑貨に並ぶのが、久喜市から川越パンマルシェに初出店のジャム専門店クラルテさん。
クラルテさんはパンマルシェのことは以前から知っていたと話していました。
「そうなんです、確か第二回目のポスターを川越に遊びに行った時に見かけて、

素敵なイベントだと思って、行ってみたいなと思っていたんです。

毎年開催されている様子も、いろんな方のブログなどを見て、

『いいな、楽しそうだな』と思っていたんですよ」

ずっと気になっていたイベントだったけれど、

今回出店が決まった時は嬉しかったのと反面、不安もあった。

「物凄い人出があると聞いているので、どうなるのかな、と緊張します。

たぶん始まってしまえば楽しめると思うし、楽しみたいです」

クラルテさんは実は川越との縁もあるお店。

今回の川越パンマルシェ出店に至るまでの面白いエピソードがありました。
「クラルテの姉妹店で、同じ菖蒲町に

『トラットリア・ラ・ルーチェ』と『カフェ・クウワ』というお店があるのですが、

カフェ・クウワの店長が川越にあるソコノワさんと知り合いなんです。

ソコノワさんと川越パンマルシェの話題になって、縁を繋いでもらったような感じなんです」

 

パンマルシェには、ジャムと焼き菓子としてクッキーやパウンドケーキ、スコーンを出品していました。

11時が近づいてくると毎年のように恒例の風景、広場が来場者で埋まっていきます。

見ると、来場者の方のどのパンを買おうかな、というパンを見る瞳はキラキラしていて、
それもまた毎年の光景なのです。


10時半、スタート30分前になると徐々に広場が人で埋まっていく。
蔵里に入ってくる方が
「あ!クレープも出てるんだ!」
「ほんとだ!」
と驚いたような声を上げていた。
新河岸にあるベーカリークレープさんは、パンマルシェは今回初出店で、

ついにという待望の出店で事前に話題沸騰となっていた。

ブースを作り終わり、いよいよスタートの瞬間を待つばかりとなったベーカリークレープさんが、

広場を見渡して決意を語ります。
「今日は最高に旨いパンをたくさん持ってきました。

お客さんとして来ていたパンマルシェと出店者として来るパンマルシェは風景が全然違う。

マイペースに頑張ります」と話す。

棒パンの整理券を配り始め、ワークショップの予約受付も始まっていった。


11時前、室内出店のみやび亭さんがブースのセッティングを完了し、
外の様子を見に、広場に出てきていた。
「凄い人出ですね。。。パンマルシェ凄いですね」

ブーランジェリーキシモトさんも広場に集まった来場者を眺め、

「凄いなあ。テンション上がってきましたよ」と表情を引き締めて室内に戻っていきました。

販売はきっかり11時からと決まっているため、

列の先頭の人とお店の方が話しをするような光景があちこちで見られるスタート前の時間。


川越パンマルシェというパンの祭典は、第1回をCAFE ANTIさんで開催し、

第2回から会場を小江戸蔵里に移してから年々規模と来場者をを拡大してきました。
昨年は5000人の来場、今年はさらに増えることが予想された。

 

川越ベーカリー楽楽は、以前パンマルシェの意義をこう話していました。
「パンはテレビや雑誌のパン特集でも取り上げられることが多く、

パンのイベントにはたくさんの人がやって来てくれて、パンは気持ちが高まるようなところがありますね。

でもイベントは打ち上げ花火で終わらせたくないんです。

パンマルシェというのは一つのきっかけ作り、パンマルシェの後に日々のお店に行ってもらって

パンをより身近に感じてもらい、注目されることでお店のレベルも上がっていく、

そんな輪を作るのが一番の目的なんです。
それははじめから考えていたことなんです」

 

パンに寄せる人の気持ちを目の当たりにして、衝撃を受けたのが世田谷パン祭りの体験だったのだそう。
楽楽さんが世田谷パン祭りに初めて出店したのが2011年、第一回開催の時でした。

どれだけ人が来てくれるんだろう、とドキドキしていたら、

出品したパンが一時間で完売して、パンってこんなに人を引き付けられるものなんだ、と

パンの持つ力を改めて感じた出来事だった。
その前2011年の夏頃から漠然と、『川越パンマルシェをやりたいな』と思っていて、

リュネットさんたちと相談して開催することになったのが、2012年の第一回だったんです。

 

そして今のパンマルシェは、埼玉のパン屋を知ってもらう機会にもなっていて、
「関東のなかでも埼玉県のパンの消費量は決して少なくないんですが、

個人のお店で購入されている量となると少ない。

もっと手作りパンの魅力を知ってもらうようなきっかけを作りたいなと思っていたんです。
埼玉にも美味しいパン屋はたくさんあるし、

川越パンマルシェがパンのイベントに初めて出店するというお店もある、

埼玉県のパン屋を知ってもらいたいという思いもあります」
と話していました。

 

「身近な食べ物であるパンを、いつもと違うシチュエーションで食べるのって楽しい体験だと思うんですよ」

という言葉がなにより、パンマルシェを表しているように思いました。

11時。
みんなの思いを乗せて、2015年5月31日第4回川越パンマルシェ、スタートです。


 




「いらっしゃいませ!」
「カレーパンとフレンチトーストお願いします!」
「ありがとうございます!」

次々とパンが人の手に渡っていく。
今年も熱いパンマルシェは始まったばかり。どんな一日になるのでしょう。

後編へ続く。