「手手-tete-」いろんな人の手と手が合わさって | 「小江戸川越STYLE」

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「時が人を結ぶまち川越」
川越のヒト・コト・モノ、川越物語りメディア、小江戸川越STYLE。
川越の現場で様々なまちづくり活動にも従事しています。
「小江戸川越STYLE」代表:石川真


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偶然が重なって重なって、
奇跡のような瞬間に立ち会う事ができました。
こういう事がたまにあるから、
毎日が楽しく感じられる。(-^□^-)


「手手-tete-」「Mt.hill」にまつわる
ピュアストーリーを
今日と次回の記事で二つ続けて記します。


一つの小さな偶然を、
手放さないように引き付けて広げて繋いでいって、
大きな瞬間に立ち会えました。

一ヶ月以上の時間をかけて追った川越の感動物語。(*^o^*)


『あの場面』を目の前で見たMt.hillのタケさんは、

「うわあ、めちゃくちゃ嬉しい。。。」

声を弾ませて感激していました。


手と手を合わせた「手手-tete-」のお二人の手に、

タケさんの手が作り上げたものが光っていた。


川越のクレアモール。
一本の通りで繋がれた二つのお店の、
小川夫妻とタケさんの、
知られざる物語をここに。。。


今日は、2013年7月オープンした、
「手手-tete-」のお店紹介を。♪

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☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


いろんなおかずがあるって楽しい。

あの時をつい思い出す・・・

今日の献立はなんだろうってワクワクしながら待った

給食の時間。


「手手-tete-」のランチプレートの内容は、
毎日日替わりで変わっていきます。♪
一つのお皿の中に、
少しずついろんなおかずが盛られていて、
これを食べたら次にこれ、と楽しみが続いていくプレート。


例えばある日の献立だと・・・

(そう!メニューというより献立と言いたいメニュー(*^o^*))
野菜が豊富に


・豚バラ肉とMIXビーンズの煮込み
・野菜サラダ
・ズッキーニの卵焼き
・蕪とスモークサーモンの和え物
・茗荷のピクルス

・キャベツとホタテの和え物

・量が選べるオリジナル五穀米

・本日のスープ

具沢山野菜のスープ


またある日の献立は・・・


・鱈のトマトピカタ

・野菜サラダ

・人参のオイル漬け

・蕪とスモークサーモンマリネ

・南瓜のチーズ焼き

・キャベツと帆立の和え物

・量が選べる オリジナル五穀米

・本日のスープ

ゴロゴロ野菜たっぷり

ミネストローネ


同じ献立が続く日はなく、
いろんなおかずが入るプレートで、

日替わりで変わっていく手間をかけています。♪


その日によっても、季節によっても変わっていくお昼の献立。
夏だとさっぱりとした献立が頂けました。♪
同じ豚でも、夏だと茹でてさっぱりに。


・ゆで豚
・ゴーヤともやしのナムル風
・南瓜のカレー炒め
・揚げ茄子
・量が選べるオリジナルブレンドの五穀米

・本日のスープ
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「甘いも苦いも酸っぱいもしょっぱいも、

全部の味覚を楽しんで欲しいんです」


そう語る、「手手-tete-」のランチ担当teteyomeさんこと奥様は、

一つのプレートの中で、全部の味を込めています。♪


ご飯を食べ、次にこのおかずにしよう、次はこれかな?

心の中で呟きながら箸を動かす。

思い出すのはやっぱり給食の時間。


「手手-tete-」が毎日アップしている

ランチプレートの内容を見ていると、

昔、大事に折りたたんでしまっていた給食の献立表を見ているような、

(1ヵ月の献立表が配られていたんです(*^o^*))
そんな気持ちを思い出して。
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また別の日の献立は・・・


・若鶏の柚庵焼き
・野菜サラダ
・蕪とスモークサーモンの和え物
・teteyome特製 出し巻き卵
・冬瓜の含め煮
・大人な渋皮煮
・量が選べるオリジナル五穀米
・本日のスープ
清汁仕立て


手作りのものが込められた

プレートの話しから始めてみたいと思ったのでした。。。


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


お店は川越駅東口からクレアモールに入り、

クレアモール沿い右手に見える

「クレア大橋歯科」さんの路地を右に曲がります。

裏川越エリアへ。


その通りには、中華料理の「青龍」さんがあり、

カレーキッチンの「ジャワ」さんがありますね。♪

それから、忘れてはならない「NoboSaku store 」さんがあって、

NoboSaku storeさんの斜め向かいにあるのが、


「手手-tete-」。


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(「手」のデザインは象形文字から♪

漢字より、丸っこい象形文字に手を感じる。。。)


「女性が入りやすい雰囲気を意識して

お店を作りました」


というオーナーの言葉の通り、

白い内装の店内は、女性が入りやすい雰囲気かもしれません。♪

実はこの内装も、いろんな友達の手を借り、

オーナーは床を綺麗にしたりと、

自分で、そしてみんなで作った手作りでもある。


「人を巻き込むのが好き」


たくさんの人とワイワイ進めていく感じが

なにより好きなteteyomeさん。(*^o^*)
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オーナーとteteyomeさんが声を揃えて、

「気取らず普通が一番」と言うお店なので、

お客さんも雰囲気を感じるんでしょうね、

この日も幅広い年代の方がいらっしゃいました。♪


個人の新しいお店で、オープンから間もないのに

こんなに年代が広いお店も珍しいかも。。。


「ようやく女性が、一人でも気兼ねなく入れるお店ができた」


お客さんに、そう言われる事もあるそうです。(-^□^-)

クレアモール沿いには、女性が一人でというお店

なかなか少ないかもですね。。。

賑やかなお店が多い通りから、

ちょこっと入った裏川越に、ようやくできた一人の居場所。


「手手-tete-」はランチが特に人気で、

女性が多く女性で満席になる事もある。


ランチプレートの内容を一つ一つ見ながら、

「こんなにいろんなおかずを入れてるプレートを、

毎日変えるの大変じゃないですか??」と

teteyomeさんに聞いてみたんです。


「前の晩に献立考えるんですけど、

考える事が楽しいんです」

(本人も『献立』という表現を使ってました(*^o^*))


「毎日同じものだと飽きちゃうと思うし、

自分は今も毎日お弁当作りしているから、

それと同じ感覚で献立考えてます」


普段のお弁当作りと同じ感覚で、

家族に作るような気持ちで献立を考えてる、と。


「他のお店のプレートより、品数多くして」


いろんなものをバランスよく食べてもらいたい、

母の手による母の味。♪


「頑張り過ぎて作ったものは、食べるのも頑張らないといけない気持ちになる、

そうじゃなくて普通に食べられるものを提供したい」

とも言っていました。



ランチプレートのご飯の量を100g、150g、200gから選べるのですが、

これはお客さんの声から始まった喜ばれているサービス。

せっかくの食事を、食べ切れないで残す事したくない、

そういう声が結構多いんだそう。(確かに。。。)


プレート内容の表現も、

一つ一つ

名前を聞いただけですぐイメージできる表現にしている。

年配のお客さんもいるので、

カタカナの横文字だと伝わらないかもしれない、と。

分かりやすくシンプルに。

そして、「これは何だろう??」と思わせるアクセントも忘れずに。♪


・メンチカツ
・野菜サラダ
・蕪とスモークサーモンの和え物
・マカロニサラダ
・茸のアヒージョ風
・南瓜のグリル パルミジャーノ風味
・量が選べる雑穀米
・本日のスープ 野菜のトマトスープ


日替わりの献立を見ているだけで楽しい。。。(笑)


ある日のランチプレートを食べている時に気付いた事。
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『あ。。。こういう盛り付けって他のお店ではない。。。』

って。

温かいものも冷たいものもサラダも一緒にするのって

他ではやらない。

teteyomeさんは、もちろんそれを自覚しつつ、

普段自分が作っているお弁当の雰囲気を再現したかった、と。

なるほど、言われてみると

ここにあるのは確かにお弁当箱の中の世界。(-^□^-)


甘いも苦いも酸っぱいもしょっぱいも、この中に。♪


この盛り付け、

他の飲食店ではやらないけど、

たくさんの家で毎日見られる日常の風景。(*^.^*)

次何にしようか?これかな?と悩めるのは、

お弁当箱のようなワンプレートならでは。


ランチプレートは¥750で、

+¥200でドリンクとデザートのセットへ。


デザートは例えば、

ガトーショコラやチーズケーキがありました。

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「手手-tete-」のランチプレートは、

ホッとできる安心の家庭料理でした。♪


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昼の時間から夜になると、

雰囲気がガラっと変わるのが「手手-tete-」の特徴。♪


ディナーはオーナーが担当で、

ヨーロッパテイストの料理を提供しています。

イタリアン、フレンチを中心とした、

肉料理と洋風創作料理のカジュアルバル。
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オーナーはもともと和食出身で、

18歳から料理の道に入って20年になる方。


転機が訪れたのが、28歳の時。

ドイツにある鉄板料理のお店から

「ぜひ働いて欲しい」と頼まれて渡独。

家族みんなでドイツに引越し、

5年間現地のお店で腕を振るっていた。


一家が住んでいたのは、ミュンヘン近くにある

アウグスブルク。

日本人学校もなく、幼稚園も小学校も現地校だったそう。


その5年間を振り返り、


「あの5年間は、自分の考え方に大きな影響受けた5年間でした。

人生の価値観が変わるくらいの経験」


と、夫妻は語ります。


そういう背景があるので、

お店に並ぶビールにはドイツの銘柄があるし(ベルギーも)、

料理も日本に合うようアレンジしたドイツ料理がいくつか。

(ドイツのままだと、酸っぱいしょっぱいのメリハリが強くて、

まだ日本人には受け入れられないかも、と)

ただ、ドイツそのまんまの、ポテトサラダ、マリネ、ピクルスを

ビール片手に食べてみたい気もします。(*^o^*)
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(積極的にアピールしていないけれど、実は・・・と教えてくれたのが、

店内に置かれたドイツの料理雑誌やコースター。現地で手に入れた品々です)


和も作れてヨーロッパ(フレンチにイタリアン)も作れて、

シェフには中華出身の人もいて、各国の料理が揃いますね。(-^□^-)


飲んで食べて騒いで、夜は賑やかな雰囲気です。♪


「一つのお店の中に、落ち着いた席とバルが一緒になったような

そんなお店を作りたかった」


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立食のフランクな場所もいいし、座りたくなったら

椅子に移動してもいい。♪


今の季節ならグリューワインも美味しい、

teteyomeさん手作りの自家製ジュース・お酒もいいですよ。♪


「グリューワインは俗に言うホットワインの事。

ドイツのクリスマスマルクトや凍える様な寒さの中、

飲むのを毎回本当に楽しみでした。

向こうでは、スパイスミックスがティーバック状などで売られています。

日本で言うと、熱燗感覚といえば良いのでしょうか。
とにかく温まります。

(アルコールは飛ばしていないので未成年の方はごめんなさい。)

私が作るグリューワインは

甘さ控え目に

すっきりに仕上げているつもりです」


自家製は、季節の果物などを使用して

手間をかけて作ったジュースにお酒。


・レモネード

・サワードリンク

・バナナ+オレンジ

・フランボワーズ

・梅ジュース

・生姜酒

・梅酒

・リモンチェロ(レモンのお酒)

などなど。
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珍しい所だと、

RAG CAFE 」の珈琲豆を使用した、

ウォッカ&珈琲豆の珈琲酒がありました。(*^o^*)


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(珈琲酒♪)


「手間をかけて作るのが好き」

と言うだけあって、いろんなものを手作りで作って

並んでいます。!


「手手-tete-」は、オーナーとteteyomeさん、

小川夫妻が二人三脚で切り盛りしていて、
昼と夜で雰囲気が変わるのが面白い。♪



最後に・・・


「大事なもの見せたい」


そう言って見せてくれたのも、

やっぱり手にまつわるものでした。。。(-^□^-)


それが、冒頭にも載せた

お店の入口に大事に置かれている椅子。


そこに描かれているのは「手手」の文字。

友人がお店のオープン祝いに、

手彫りで作ってくれたものだそう。
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いろんな人の手が合わさって、

ここにあるお店。

お店からお客さんへ。

手から手へ。


「手手-tete-」

川越市脇田町14-1

11:30~14:30

18:00~24:00

水休(ランチは店内禁煙、外に喫煙スペースあり。ディナーは喫煙可)


☆*゚ ゜゚*☆*゚ ゜゚*


「そのまま家族に出せるもの」

お昼の献立をそう語っていたのが印象的だった。


さあ♪今日の献立はなんだろう。(*^o^*)


・ハンバーグ
・野菜サラダ
・トマトのサラダ
・南瓜ハニーマスタード
・粉吹き芋
・秋茄子とピーマンの焼き浸し
・量が選べるオリジナル五穀米
・本日のスープ
薩摩芋のスープ



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