「防弾少年団」・Vのモデルで大ヒットしたコンポーズコーヒー、フィリピンに売却される

「防弾少年団」・Vのモデルで大ヒットしたコンポーズコーヒー、フィリピンに売却される

フィリピンのファストフードブランド「ジョリビー」の親会社が韓国のコーヒーブランド店舗3位の「コンポーズコーヒー」を買収する。

2024.07.02

ジョリビーの親会社、「コンポーズコーヒー」持分70%買収

　　　　　　　　　　　コンポーズコーヒー

フィリピンのファストフードブランド「ジョリビー」の親会社が韓国のコーヒーブランド店舗3位の「コンポーズコーヒー」を買収する。

2日、コンポーズコーヒーによると、ジョリービーフーズはコンポーズコーヒーの持分70%を3億4000万ドル(約4720億ウォン)で買収する。

ジョリビーフーズは、フィリピン証券取引所に上場された大型食品企業だ。時価総額2500億ペソ(約5兆8000億ウォン)水準だ。

代表的なブランドには「ジョリビー」がある。ジョリビーは1978年の創業以来、スパゲッティやチキンなど、現地人の好みに合わせた多様なメニューで大きく成長した。

その後、1980年代末からは台湾をはじめ、アメリカ、カナダ、ヨーロッパ、中国、シンガポール、アラブ首長国連邦(UAE)ドバイまで、世界中に3000以上の店舗を展開した。

また、ジョリービーフーズは2019年7月、未来資産運用マネジメントのプライベートエクイティ(PE)コンソーシアムが保有するコーヒー豆の持分80%を買収した。

これに今回のコンポーズコーヒー買収まで加わり、韓国市場へのジョリービーの進出を検討しているのではないかという期待も出ている。

　　　　　　　　　　　　コンポーズコーヒー

一方、公正取引委員会によると、コンポーズコーヒーは2022年末現在、韓国でイディヤコーヒー(3千5個)、メガコーヒー(2千156個)に次いで3番目に多い1千901個の加盟店を保有している。

2022年だけでも626個の新規店舗を開店し、コーヒーブランドの中で最も速い拡大を見せている。

特に、今年からは防弾少年団(BTS)のメンバーVを新モデルに起用し、大きな支持を受けた。

コンポーズコーヒーは、音楽という一つの分野に専念して最高の地位に上り詰めたVの歩みを高く評価し、10年間、コーヒーだけを見つめ続けてきたコンポーズコーヒーのブランド精神と一致する点をモデル選定理由に挙げたと明らかにした。