m3.com連載絶好調ゲラゲラ

 

 

今年2月上旬、正式には3月いっぱいまで有休消化していましたが実際はもう2月あたまから「毎週◯曜日」という働き方を一切取りやめ、主に週末に“日雇い”スポットで医師として勤務し、平日を中心に月5日~10日は海外(だいたい韓国)、残りを東京の自宅で過ごす、という生活となりました。

 

まだ日雇いで「医業」を続けてこそいますが、自分にとってはもうすっかり「お小遣い稼ぎ」「副業」となり、「医師は同業」という自覚はほとんどなくなって「ちょっと離れたところから俯瞰して拝見させていただく対象」となりました。

 

で、いざフタを開けてみてとりあえず2ヶ月、まあもうすでにすごくたくさんの発見がありすぎ状態でして、可能性が増えすぎてかえってタスクが充実してしまい、1日24時間では足りない!

というところまでが前回(→とうとう「医師は副業」実現!? 1日24時間じゃ足りません)。

 

 

 

今回はその続きで、前回書ききれなかった部分について、書き進めていきたいと思います。

 

 

 

「正規雇用が安心」とも限らないな、と。

一般的には「正社員として、定年まで勤め上げ、普通預金に着実に貯金を積み上げていくのが一番安心・安定」とされてきました。国家資格や免許がない業種であれば特に、その傾向が強かったわけです。その流れか、医師も「正社員=常勤」が一番安心・安定、とする傾向があったように思います。

 

しかし今や各企業が「終身雇用はできない」と表明していたり、副業を推進してる企業もあったりしますよね。医師も免許に守られているとはいえ、もうここ30年以上、給料の相場が変わっておりません。

 

資産形成にしても政府が自ら「普通預金じゃダメだ、iDeCoやNISAをやって自分で増やしてくれ」と宣っている。

 

自分で知識をつけて行動を起こしていかないと、満足のいく収入や財産が得られない状況に、すでになってきている気がします。

 
 
 

そうしたなかで、こう思うに至ったわけです。

 

 

 

正直、「正社員=常勤」であったり、正社員ではないにしろ、定期的な収入が見込まれる「パート勤務=定期非常勤」という働き方は、そこまで安心・安定なのか? と。

 

というのも私は、この連載を筆頭にWebフリーランスとしての仕事が「安定供給」されてきているのです。果たして医師として常勤、もしくはパート勤務することと、Webフリーランスとしてのこの状況、職の安定という意味では、そこまでの差異はないのではないだろうか?と。

 

 

 

え?  いやでもしかし、

 

Webフリーランスが一番不安定な身分では?

医業じゃなくWebフリーランスって、それこそ正社員と比べると収入は安定していないのでは?

 

いいえw まずそれがとんでもない思い込み。

 

実はWebフリーランスって、ある程度軌道に乗った時点で「えりおさんだからこそお願いしたい」という関係が複数のクライアントと構築できており、さらには「お仕事をお願いしたい」というお問い合わせが絶えず、逆に断らなくてはならない状況になっているくらいのものなので。というか、そもそもその境地に達したWebフリーランスのことを「軌道に乗った」と言うんです。

 

ということで、よほどのことがない限りクライアントは離れないし、仕事に困らない。なので、実はもしかしてどこぞの大企業に就職するよりも職業としては安定してるかも、というのが実情です。

 

当分クレジットカードの新規作成や住宅ローンは必要ないという状況も加わり、じゃあWebフリーランス稼業を「本業」とし、足りないお金を「副業」=医師としての診療行為で稼いでいこう。

 

それで回るか?ではなく、「回していけるようにやっていこう」

と、以前にも増してそうした気持ちが強くなりました。

 

こうもなってみてズバリ、今の心境的には

 

 

 

なんでもっと早く思い切らなかったかなw

「案ずるよりも~」って言うじゃないですか。もうそのとおりで、いざリスクを取ってみると「なんだ、こんなことならなんでもっと早く踏み切らなかったんだろうw」と思うくらい「ちょろい」もんでした。

 

まあ、事業収入がここまで増えてきた今だからこそ言えたこと、という説もあるにはありますが、結果だけみると、一昨年の6月に元職場の経営者が変わった時点で、もうちょっと早く見切りをつけてもよかったかな、と思ったり。

 

もちろん、その時にちょっと思うことがあって、いつでも辞められるようにシミュレーションを繰り返していましたが、それがまだ自分のなかで完成しきっていなかったというか、多少は「守る気持ち」があったのでしょうかね。

 

蓋を開けたらそんなシミュレーションしたところで、実際にやってみなきゃわからないところが多いじゃないですか。頭ではわかっていたはずなんですけどね。今思えば「あと1~2年はここで」とか思っちゃってた当時の自分に喝を入れてやりたいです。

 

やっぱり慣れ親しんだ環境から離れる抵抗感、というのはなかなか逃れ難い、というのがどうしてもありましたし、有給休暇という「権利」があるのも魅力だったので、それが「足かせ」になっていたのです。

 

思い切ってそこから離れて「我に返って」みるとそんなものをはるかに下回るデメリットが多すぎて、何をつまらないものにしがみついていたんですか、ってな感じです。

ああほんと、あと半年くらい早く辞めていればよかったとか思います。

 

もうとにかく、今一番実感していて、かつ、今後医業以外の事業を進めていく身としての「マインドセット」で、これから絶対忘れてはならないことというのが、

 

 

行動してナンボ

 

これに尽きます。

 

かねてから社会で成功していない、あるいはパッとしていない、その方々のほとんどがリスクを負う・負わないという以前に「行動していない」のではと思ってましたが、今回のことで、より確信に近づきました。

 

 

たとえば、

 

・1時間以上座りっぱなしは体に悪いから、1時間おきに立ち上がって1分間動いたほうがいい

・エレベーターやエスカレーターを使用せず、たまには階段を使うほうがいい

・車やタクシーばかり利用せず、自転車や徒歩で動いたほうが健康にいい

 

といったことはよく言われていますが、わかっていたとしても、ほとんどの人が実践していないじゃないですか。

 

社会で成功してる人が言うには、自身はなんら特別なことをしているわけでなく、そうした「普通の人がやりそうでやっていないことを一つ一つクリアしていくだけ」なんだそうですよ。それ、本当にそのとおりなんじゃないかって、今すごく実感しています。

 

本当は“お医者さんごっこ”なんてやりたくない。時間や場所に囚われず働きたい。そう思っているのなら、それを叶わせるべく、もっと行動を起こしていくべきだったんです。

 

下手に医師としての収入があるものだから、それを「逃げ道」として、やれることをやってこなかった。「時間や場所を選ばない仕事」を得るための行動が足りなかった。心底そう思っています。なぜなら今、実際に「行動を起こした」結果、こんなにも気持ちも生活も変わるんだ、ということを実感できているから。

 

 

 

ちなみにですけど、こうも書いている私は別に、「この記事をきっかけにみなさまが “私も行動しよう!”って思えたらいいのに」なんて1ミリも思っていませんよ?w

だってまず、行動に移されたらライバルが増えちゃう(笑)。

 

 

 

 

今の私の「複業」「医業」に対するスタンスはざっくり申し上げて、こんな感じです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 
 
 

 

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