大腸がんって言われた06~結果を聞くまで~
内視鏡検査をして、そこから4日ぐらいで結果を聞くことになるわけだけど。この4日間、ぐるぐるいろいろなことが頭をかけめぐってた。まず、テレビで刑事ものとかドラマとか、とにかく人が死ぬシーンを見ることができなかった。こんなに元気なんだから、きっとがんじゃないと思いつつもう、かなり受け入れていたところがあった。でも、やっぱりこの先のことがとてもとても不安でどうなっていくのか、今の自分の状況もわからないしまだこの時点では誰にも相談してなかった。すぐにすぐどうということではなさそうだったのでとにかく、「大腸がん ブログ」を時間があれば検索していた。そんなとき、テレビである芸能人がメルカリで自分の持ち物を売って身の回りをすっきりさせるっていう特集があった。いろいろ売れてて、こんなに売れるんだと喜んでた。その人が、数日後にWEBの記事でこのことを載せてた。自分は、ひとりで家族がいないから生きているうちに、持ち物を処分しておきたいと。ここまではよかったんだけど最後に、「これで身の回りが、すっきりしたらあとはがんになれたら・・・」って。がんでありませんようにと願っている今、このときにちょっとこの言葉は、突き刺さった詳しくは見てないけど、その記事へ批判のコメントをしている人もいたしそんなつもりで言ってるわけではないと擁護している人もいてた。わかってる。そんなつもりで言ってるわけではない。がんになりたいといった背景には自分の寿命がわかるからそれまでにいろいろできるとかってことみたいだけどそれはあなたが言うべきじゃないって思った。怒りというより、ああ、お金も体も時間も何も心配のない人には理解できないし、見えないんだろうなって。こういう人こそしっかり健康診断を毎年やって万が一、がんがみつかっても初期で発見されてそそくさと治療してって感じなんだろう。でも・・・こういうのって今、一生懸命がんと闘っている人の前では言ってほしくないし、もっとそういう発言には慎重になってほしい。こういうことを、公の場でさらっと言う人がいるってことが残念だったし、なんだろー。今、私は「がん」っていう言葉を聞いたり自分から発するだけでも怖いのにがんと全く関係がない人はこういうことも言えちゃうんだって思った。本当に、結果を聞くまでのこの期間は時間があれば大腸がんの方のブログと大腸がんの症状って出てくるあらゆるサイトを見て自分に当てはまるかどうか確認ばかりしていた。